失敗は若いうちに買え。の論理。

私自身、表題の様な事は多く言われてきた。

きっと多くの人が同じようなことを言われているだろうが、残念ながらこの短い言葉を分かり易く解説してくれる大人が私のそばにはいなかった。


失敗は若いうちに買え。と言う大人の殆どは、おっさんになったら背負うものも大きく、数多くなるので、失敗は若いうちにしか出来ないと言う。

私の考えは全然違う。

若いうちの失敗量は、社会で生き抜くためのランニングトレーニングに似ていると考えている。

ただ我武者羅に走り続け、思い描いたゴールにたどり着かなくても、それを3年もやれば走り抜ける体力は得ることが出来る。

この地道な作業は、ほんとうに若いうちにしか出来ない人が多い。

それは、若いうちに、走り抜く筋力を鍛えておかなかった人が多いからだ。

人間と言う動物は、年齢を重ねる毎に「思考が鈍り」「体力が落ち」そして何よりも「傲慢で怠惰」になる。

特にこの傾向は男性に多い。


走り抜く筋力の無い「傲慢で怠惰」なおじさんたちが、組織全体の士気や能力を下げ続けて、今日の日本社会が20~30年で出来上がった。


働く筋力と言うのはとても重要だ。


スタートする際の「瞬発力」
やり抜くための「持続力と忍耐力」
そして何よりもやり抜いた際の達成感。


是非、夢も希望もなく働く20代の若者達には働く筋力トレーニングを3年間だけでもやって欲しい。

続けてきた筋力トレーニングは、どこで働くにもきっと貴方達のスタートラインを引き上げてくれるだろうから。

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