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【ただのつぶやき】夫婦のタスクの分担について

こんにちは。

つい先日、友人との話の中で「夫婦のタスク分担」に関する話題が上りました。

そちらのご家庭は、我が家のものとは毛色が異なる分担方法でした。でも、話を聞く限りうまく友人夫婦の生活スタイルとマッチしたものとなっており、うまいやり方だなぁと感心しました。

自慢するわけではないのですが、我が家も割と、夫婦のタスク分担に関してはうまくいっている方だと思っています。友人にも同様に、我が家のやり方も話しながらお互いに「なるほど~」と言ったりしながら、有意義な意見交換ができました。

そうやって話す中で、(具体的なタスクや分担方法は置いておいて)、やはりある程度、タスク分担を成功させる要素というのがあるように感じましたところです。

今回は、その時感じたり思ったりした要素を、備忘のように書いてみたいと思います。

夫婦のタスク分担に関して思うところがある方が、ご覧になられたときに何かしらのヒントになる部分があれば、と思っています。

(※最初に言っておきます、まとまっていません…ほんとに備忘メモの延長ですので読みにくいです(苦笑))

言い訳は最初のうちに

〇とにもかくにも、ある程度の会話ができる関係性は必須。

そもそもの部分なのですが…

ここがうまくいっていないと、分担うんぬんの前に、正直どうしようもないと感じています。(言い方…)

夫側からの提案にしても、妻側からの提案にしても、実現できるかどうかは置いておいて、まずは相手がそれを聞いてくれるという関係性は必須だと思います。

そもそも、夫婦のタスク分担に関する話し合いというのは、夫婦の会話の中でもハードルが高いものに分類される気がします。普段の会話すらままならない状態で、いきなりそんな話題をしたところで、うまくいくわけがないのです。

会話の最初の最初、「おはよう」や「おかえり」、「ありがとう」などの声掛け、ふとした時の雑談…そういったものは地味ではありますが、夫婦仲を保つうえでは非常に効果が大きいと感じています。私はまだ、たかだか7・8年ぐらいの結婚経験しかありませんが、それでもそう思います。

こういったことは意識せずに行えるのが一番いい気がします。でも、そこに辿り着くまでには当然、練習というか、意識してそれを行うというステップが必要だと思います。

もちろん、言う方も言われる方も「感謝の言葉をわざわざ意識して言うなんて、そもそも感謝してないからなんじゃないの?かえって陳腐に感じてしまうわ!」なんて、穿った思いに駆られることもあると思います。

でもそこは、敢えて気にせずに、お互いにいっとき我慢してみませんか?そのうち、そんなことどうでもよくなりますから。ただ習慣だけが残りますから。(私がそうでした。もちろん今もまだ努力しています。)

※この際、自分が相手に語りかけても、相手が無反応(ないし、しっかりと受け止めてくれていない反応)をする時がありますよね。

そういう時、ついつい「感謝の言葉を言ってあげてるんだから、ちゃんと響いてよね!」って言いたくなりますよね…でも、そこは我慢です。これは修行ですから。

思考の方向がそういう風になってしまうと、相手に言葉を投げかけるたびに、自分にストレスが溜まってしまうようになります。

”相手から感謝されたい(反応されたい)から言う” のではなく、”自分が言いたいから言う” ようになる必要があると思います。

相手の反応がどうであれ、自分が言いたいから言うだけであって、相手の反応に自分が引っ張られる(特にマイナス側に)必要はないのです。

もちろんこれは、聖人君子でもない限り、いきなりできる事ではありません。地道な修行の積み重ねの先に、初めてできるようになることだと思います。私もまだ、道半ばです…

牛尾の修行

そうやって、普段からハードルの低い会話をしっかり積み重ねることができるようになって初めて、ハードルの高い会話も俎上に載せやすくなると思います。

もちろん、緊急性のある話であればこんなに悠長なことを言ってられないのかもしれません。その場合は話が別ですが…

緊急時はどうしようもない

普段の会話はあんまりないけれども、夫婦のタスク分担について改善したいなぁ…と思っていらっしゃる方は、時間的余裕があれば急がず、まずはハードルの低い会話の積み重ねからしていくべきだと思います。


〇お仕事は大事。

夫婦のタスク分担と題して話をしていますが…この手の話は、意識しておかないと、すぐに家事分担や育児分担の話になってしまいがちなので、注意しておくべきだと思います。

夫婦が共に実行しなければならないタスク、そして分担すべきタスクというものは、そもそも家事や育児に限らないはずです。

一般的なご家庭においては、恐らく真っ先に出てくるタスク、かつ重要度の高いタスクというのは、いわゆるお仕事(=お金を稼ぐこと)だと思います。家事やら育児の分担の話の前には、まずはここからきちんと整理していく必要があるんだと思います。

だって…お金はいるでしょう?

お仕事をされている方、特に外に仕事に出ていく方(※在宅ではないということ)であれば、1日の時間の使い方の主な部分は、通勤なども含め、この仕事に対して費やされるはずです。またこの時間は、簡単に短くしたり長くしたり、ずらすことができないことがほとんどのはずです。

お仕事に関するタスクの重要度が、育児や家事のタスクに対して明らかに低いのであれば、ドンドンお仕事に関する時間を減らして育児や家事に割けば良いかと思いますが…それが許される人は、あまりいないのではないでしょうか。

実際問題のところ、家事や育児といった分野のタスクの多くは、体が在宅していないとなかなか出来ないものが多いと思います。これらのタスクに関しては、私は在宅時間が長い方が多く分担すること自体は、仕方がないことだと感じています。(※それがいいだとか、悪いだとかと言っているわけではありません。)

何が言いたいかというと、夫婦のタスク分担を考える際は、いきなり家事や育児のタスク分担の話にせずに、まずはお仕事部分のタスクから評価を始めていくべきではないか?という事です。

そうしないと、新たに分担を求められようとする方(※男性であるケースが多い)は、間違いなく負担感を持つことになると思います。

間違えてほしくないのは、「お仕事をしているから、家事や育児をしなくていい。稼いでいる方がエライ」と言っているわけでは、決してありません。

肝心なこととして、夫婦の全タスクにおけるお仕事部分の重要度の評価をきちんとしたうえで、その後の議論をすべきだと私は思うのです。

順序があるんだと思うのです。


〇できない事はできない。

お仕事部分に関する評価をきちんと行うと、それに付随する拘束時間(就業時間以外に、通勤時間なども含めて)の問題は、避けて通れません。

家にいない時間に、家でないとできない事(もしくは、効率が非常に悪いこと)を求めようとしても、土台無理なのです。

このことは、文字に起こすとさも当たり前の事です。が、実際には結構多くの方がこのことを分かっていないのでは…と、個人的には感じているところです。

テレビやネットを見ていると、夫婦のタスク分担問題に関する調査を目にしますが、そのほとんどは安直に『日本の男性の家事・育児への参加率は低い。世界と比較しても顕著だ。』というような主張ばかりが述べられているように思えます。

また、その主張を安易に受け取って、何も考えずに「家事や育児は半々にすべきだ!」なんて言い出す人も、現実には多いと思います。

先の調査の結果は、もちろん巨視的な視点としては正しいと思います。

でも逆に、「家事や育児を半々にすることが、そのまま自分たちの幸せになるのか?」と問われれば…どうなのでしょうか。そもそも、自分の家庭はそれが達成できる状況にあるのでしょうか?

今の世の中は、昔に比べればだいぶ多様性が許容されるようになってきたかと思います。でも、この手の話ではすぐに「男はもっと家事や育児をするべきだ!」というバイアスがかかってしまうように思えます。

夫婦の話し合いの結論として、それらの半々を求めるのであれば理解できます。でも、ただの統計のデータやメディアの報道を見ただけで半々を求めるのであれば、とんだお門違いだと感じます。

まずはきちんと、夫婦それぞれの拘束時間や在宅時間などをきちんと洗い出してみませんか?そうすると、おのずとできる事・できない事が見えてくるのではないかと思います。話はそこからだと思います。

※もちろん、その上で全然うてあってくれない夫(妻)もいるかもしれません。そうなってくると、先の関係性の方の問題かもしれません。

こじれる前に対処できるのが一番いいかと…

できない事はできません。その事は、夫婦でちゃんと共有することが大事ではないでしょうか。


〇得意な方・慣れている方がやる。そうでなければ教育が必要。

これも、言葉にすると当たり前ですが、このことも夫婦お互いがきちんと認識しておいた方がいいことだと思い、書いています。

食材の買い出しや料理などは、その典型的だと思います。普段しない人がいきなり下手に手を出そうものなら…「黙ってじっとしていろ!」と言いたくなる時がありますよね。

食事後の洗い物にしても、洗い方や整理の仕方など、イロイロありますよね。下手に手を出さないでくれ、と。

※ただ私が感じるのは…周りを見ていて、こういう思いを強く抱える人ほど、意外に「相手はもっと手伝うべきだ!」なんて言っていたりする気がする…ということです。アナタが相手の気を削いでいるのでは…?と。人間の業の深さを感じます…

牛尾の嘆き

私が思うのは、習熟が必要なタスクは基本的に、得意な方・慣れている方がやればいいんだと思います。そして逆に、習熟が要らないタスクは、時間が取れる方が、チャカチャカとやった方がいいと思っています。

もし習熟が必要なタスクを分配しようとするのであれば当然、移行期間というか、習熟期間・教育機関を設けるべきだと思います。それに、その期間に関しては「文句を言わない」ことが大事だと思います。

〇得意でも、慣れていても、当たり前ではないし、ノンストレスでもない。

そして、先に書いたことの続きになるのですが…

基本的に、得意な方・慣れた方がすればいいというのはそうなんですが、結果的にやってもらうことになった側というのは、きちんと感謝すべきだと思うのです。

一度割り振られたタスクというのは、夫なり妻なりの、個人のタスクであるようについつい感じてしまいます。でも冷静に考えれば、もとをただせば、夫婦のタスクであったはずなんです。

夫婦のタスクなんだけれども、その実行役が、夫であったり妻であったりするだけ…という意識です。

筋金入りのドMの人でない限り、得意だろうが慣れていようが、何かをするという事はそれなりに疲れるし、ストレスが溜まるものです。

それに、365日過ごしていれば、同じタスクでも、スイスイ進められる日もあれば、しんどい日もあるはずなのです。

どんなタスクであれ、夫婦に関するタスクを相手にやってもらったのであれば、


〇最後に…牛尾家の場合

ここまでつらつらと書きましたが、当然、私も全てできているわけではありません。ただ、そのようにありたいと思っていますし、その努力はしているつもりです。

我が家の夫婦タスクの分担に関しては、今まで何度ともなく変化してきました。試行錯誤して上手くいかなかったものもありますし、また子どもの成長や、私の仕事、嫁さんの仕事の変化に合わせて、都度変化させてきました。

そんなこんなの、今の牛尾家ですが、大まかな分担のイメージはこんな感じです。

・仕事に関しては、私メイン(8:2)
・家での農家業(田んぼ・畑)は、ほぼ私(10:0)

・料理、掃除などの家事は、妻メイン(0:10)
・休みの日は、私もヘルプに入ることあり(朝ごはんとか、指示されたものの買い出しとか、ちょっとした部屋掃除…程度です)

・子ども関係は、家事に関するものは妻メイン(0:10)
・但し、学校関係(準備、宿題、PTA、連絡ものなど)は、私メイン(10:0)

今の所、この分け方がお互いスッキリしています

特徴としては、仕事は(ほぼ)私に全振り、家事は妻に全振りしたうえで、子どもの学校関係は私がやっているという事ぐらいでしょうか。

うちの嫁さんは、一つのことをしっかりと、根詰めてするタイプなところがあります。そんな嫁さんが言うには「学校関係の宿題・準備・プリント整理、連絡帳…そういったガチャガチャした感じ、ほんと無理…」だそうです。

うん、気持ちは分かります。私も同じ感想ですので(><)

昔は、食事後の食器洗いなどを私がやっていた時期もあるのですが、妻曰く「そっちは私でもやれるんだけど、それよりも学校関係やってくれたら助かる…あれ、私ムリ。」だそうで、そこから私が学校関係を引き受けることになりました(^^;)

私の仕事の仕方は少し特殊で、残業が必要な時もよほどのことが無ければ、夕方ではなく翌朝にシフト(6:00とか7:00スタートに)することができます。

このおかげで、比較的夕方は早めに家に帰ることができるという特徴があるので、平日の学校関係のアレコレを私が担当できるという強みがあります。

私も、学校(特に小学校の)関係のガジャガジャした感じ、決して得意という訳ではないのですが…嫁さんよりは、私の方に適性があったようです。連絡帳のやり取りも、ほぼ100%私が書いています。きっと、やかましいお父さんだと思われていることでしょう…(苦笑)

と、こんな感じでやっています。全ては書ききれないので…ご質問があればコメントいただけると嬉しいです、お答えしますので(><)

前にも書きましたが、今のこの分担に落ち着くまでに何度も変遷がありました。それに、今の形が最終形態だというつもりもありません。

結局のところ、夫婦のライフステージに応じて、お互いのニーズはどんどん変化するものだと感じています。その時々に応じてフィットさせるためには、結局やっぱり、普段からの夫婦の会話が大事なのかな…なんて思っています。

楽しい会話もありますし、修行のような会話もありますが…継続は力なり、かと(苦笑)

…そんなこんなで、やっぱりまとまりませんでしたが、読んでいただけた人が、何かしら夫婦のタスク分担に関して感ずるところが生まれれば、嬉しく思います(^^)


・・・おわり


※※※ ここからはお知らせ ※※※

いつもは、子どもにまつわる防災や応急手当、日頃気を付けたいことに関する記事を、月1(+臨時で不定期)で書いています!どれも、忙しいパパ・ママ向けの、サラッとライトな内容なので、ぜひ一緒に見ていってもらえると嬉しいです(^^)下に、過去の記事をマガジン形式で纏めましたので、ぜひご覧ください!


また、私の日々思っていることや、好きなことなど、私がどんなやつなのか、どんな考えをもっているやつなのかが分かりやすい記事については、下の【ただのつぶやき】シリーズが、わかりやすいかもしれません。少しでも「パパ防災士:牛尾崇彦」個人に興味を持たれた方は、覗いていただけると嬉しいです!

なお、最近はインスタでもコラムをアップしています!(こちらは、毎月のコラムが中心です)よかったら、こちらもどうぞ!

※※※ お知らせ終わり ※※※








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