【ただのつぶやき】あなたの読んでいる本を教えてください! #はなまる読書会
こんにちは。
結局、今日も体調がいまいち完全に戻っておりません・・・来週初めには、ぜひとも万全に戻したいところです(^^;)
さて、惠さんの記事を読んでおりましたら、こんな記事が。
なお、企画の発案は、猪狩はな様です!乗っからせていただきます!
本、めちゃくちゃ好きなので、ゆっくり読み耽りたいんですが、最近はなかなか読む時間を確保できておりません(;;)時間が取れたら読みたいところです。
個人的には、あまり新しい本をガンガン読むというよりも、気に入ったものを読み返したくなるタイプです。そういった事もあって、今回は私が実際に手元にある本で、「これはいい本だった」「これは読み返したい」と思える本を、ご紹介したいと思います(^^)
ホントはいっぱいありますが、全部書こうとすると10万字を軽く超える自信しかないので・・・今回は「育児」と「自己啓発」のもので、ぜひ読んでいただきたいものをご紹介します!
~①「子どもへのまなざし(〃続)(〃完)」(佐々木正美)~
育児に関する本です。佐々木先生は児童精神科医でいらっしゃいます。先生の知見が、親が抱く育児の場における困りごとや、ある種のモヤモヤに対して、一筋の明かりを照らしてくれるような本です。全3巻で、1巻目は育児全般について、2巻目は1巻目のQ&A+発達障害について、3巻目は発達障害についての特論というような構成になっています。
読み手の心理状態によっては「それってただの綺麗ごとじゃないの!?」って思って、読むのをやめたくなる方もいるかもしれません。それでも、私としてはどうか、一通り読み進めていただきたいと思える本です。
育児に悩む、岩のように固くなった心に、いろいろな気づきという楔を打ち込んでくれるようです。その楔は、すぐに岩を割れずとも、時間をおいて、いつかあなたの心の岩を割る・・・ヒントとなる楔となってくれる、そんな本だと思います。
ちなみに、表紙や挿絵は山脇百合子さん(絵本「ぐりぐら」等の絵を描かれている人です)です。柔らかい絵が、佐々木先生の文章とマッチして、なんともいえない柔らかい気持ちさせてくれます。
~②「坂東先生の教育講座(〃続)(〃幼児編)」(坂東義敎)~
これら3冊は、今は恐らく、きれいな本は入手できないかと思います。あったとして、中古書だけだと思います。私は最初の1冊目をたまたま読む機会があったのですが「これはいい本だ!」と思い、思わずシリーズ全巻を、ネットの中古書屋を調べて、買いそろえたという経緯があります。
これも育児に関する本です。著者の坂東先生は変わった経歴の持ち主で、元々師範学校では物理化学科専攻であったのですが、その後東京文理科大学に進み心理学を学ばれ、その後は発達心理・児童心理・青年心理・教育心理といったフィールドで活躍された方です。
この本は、先生が当時テレビ朝日にて放送されていた「溝口モーニングショー」の教育講座に出演した回の、要旨まとめのような本になっています。
先生の語り口調はとても軽妙で、難しい用語は全く使いません。育児に悩むお母さま方にスッと入るような、ユーモアたっぷりの内容となっています。
時代が少し前の本なので、一部、今の価値観とはそぐわないような内容もあります。ただ、そういう細かいところのアラをあげつらうのではなく、全体を通して、先生がどういうことを伝えようとしているのかは・・・読めばおのずと分かります。とても暖かい気持ちになれる本です。
(※実は、先生は2巻目の”続”に収録されるテレビのシリーズ中に、不帰の客となられます。ですので、“続”の途中から、および”幼児編”は、先生の残された別講義のなかから、そのエッセンスが抽出されたものとなっています。)
~③:「修身教授録」(森信三)~
ジャンルとしては、自己啓発書の分類となるでしょうか。
人生をどう生きるか・教師とはかくあるべきだ、ということを、若き日の森先生が、師範学校(今でいう教育大学)教員時代に、生徒(未来の先生)たちに向けて熱く語った講義録です。
少し古い時代の本なので、表現や考え方が、若干今の時代とそぐわない部分もあることは事実です。でも、それをはるか超えて、人間学とでもいうような、重厚な内容です。
また、構成は講義録ということもあり、1回1回が数ページずつに分かれているので、スキマ時間に読み進めやすい形になっています。
(※この本は、メディアなどでもよく紹介される本ですので、Amazonのレビューもしっかりついています。興味を持ったかたは、そちらも見てみると良いかもしれません)
~④:「菜根譚」(洪自誠)~
「菜根譚」は、中国が明の時代のころの人、洪自誠が残した随筆集になります。
いろいろな出版社から、いろいろな翻訳者が本を出しています。基本的には、人間の中庸の徳について書かれています。でも節々、時折顔を覗かせる洪自誠の極端ともいえる思想に、ある種の人間臭さが感じられて、単なる思想書ではない面白さがある本ですよ。
「ごちそうも満腹すれば味がなく、情事も終わってしまえば味気ない。それを思えば心がぐらつかぬ。」と、こんなフレーズに心が引かれたあなたは、ぜひ読んでください。
(※上に載せたAmazonのページは岩波文庫版になります。私はもう一つ徳間書店版も読んだことがあります。どちらも良書です。)
・・・いかがだったでしょうか。正直、上に挙げた本たちは、それぞれまぁまぁなボリュームのある本なので、なかなか簡単に手を取れるものではないかもしれませんが・・・内容はとてもいいものばかりです。
特に「子どもへのまなざし」シリーズは、図書館などでもよく見る本です。育児をこれから始める、また今まさに育児をしている、という人にはぜひ、一度は目を通してほしい本ですね!
よろしくどうぞ♪
・・・おわり
※※※ ここからはお知らせ ※※※
いつもは、子どもにまつわる防災&応急手当に関する記事を、月1(+臨時で不定期)で書いています!どれも、忙しいパパ・ママ向けの、サラッとライトな内容なので、ぜひ一緒に見ていってもらえると嬉しいです(^^)下に、過去の記事をマガジン形式で纏めましたので、ぜひご覧ください!
また、私の日々思っていることや、好きなことなど、私がどんなやつなのか、どんな考えをもっているやつなのかが分かりやすい記事については、下の【ただのつぶやき】シリーズが、わかりやすいかもしれません。少しでも「パパ防災士:牛尾崇彦」個人に興味を持たれた方は、覗いていただけると嬉しいです!
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