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【10月:定期】誤飲・誤嚥・窒息を防ごう!

こんにちは!

通常、各月の1日にリリースしておりますこの「定期」の記事ですが…すみません、10月1日のアップを忘れていることに、昨日気が付きました…!

定期記事に関しては、実は既に12月分まで作り終えているのに…くそぅ(´;ω;`)

きっと、9月30日に月下美人が咲いた衝撃で、すべてのことを忘れてしまったんでしょうね…(言い訳)

定期記事を楽しみにされている方(いるのか?)、本当にすみませんでした💦

さて、気を取り直して…

今回の10月号は、誤飲・誤嚥・窒息がテーマです。

発生させてしまうと、ダイレクトに生死に直結しやすいのがこのテーマです。しっかりと予防できるように、基礎知識を付けていただけると嬉しいです(^^)

※以下、「テキストver.」・「画像ver.」・「PDFver.」の3つの中から、環境にあった見やすいものでご覧ください。

スマホではテキストver.が、PCでは画像ver.が、印刷にはPDFver.が向いてると思います。

なお、内容は全部一緒です(^^)

↓ テキストver.です!

子どもとの暮らし 10月号
誤飲・誤嚥・窒息を防ごう!


〇はじめに

 乳児・幼児のトラブルとして、最も怖いものの一つが誤飲・誤嚥・窒息です。命に直結しやすい、大変危険なものなので、しっかりと防ぎたいですね!誤飲と誤嚥は、厳密には違いがあります。大まかに、下のように理解してもらえればOKです!(^^)

・誤飲 : 食べてはいけないものを食べる事(薬、タバコ、おもちゃなど)

・誤嚥 : 食べ物を飲み込む時に誤って、食道ではなく、気管の方に入っ
てしまう事(咀嚼不足、驚いた際の不意の誤飲など)

〇誤飲

 小さな子に多いものは、「薬」「タバコの吸い殻」「小型のおもちゃ」などです。

 「薬」で特に怖いのが、血糖値や血圧をコントロールするようなものです。子どもの体格では、中毒症状が劇的に現れてしまい、大変危険です。お盆や正月に、祖父母の薬を誤飲する事例も多いです。発見した場合は、救急車を呼んで構いません!大前提として、薬は大人がきちんと管理してください!(><)

 「タバコの吸い殻」も、発生件数が多いです!薬と同様、ニコチンによる中毒症状が出たりします。つかまり立ちが始まって、テーブルの上が見え始めた頃に、灰皿に目が行くのでしょうね・・・

 「小型のおもちゃ」は、異年齢のきょうだいがいる家庭に多いです。大きな子が遊ぶ小型のおもちゃは、下の子から見ればとても魅力的なんですよね。ビー玉、人形遊びの小物、シール、プラモデルの部品、マグネットの立体パズルなど・・・口に入るサイズのものは、全て誤飲の可能性があると思ってください。完全排除はなかなか難しいのが実情かと思いますが、きちんと気を払っておきたいところです。

〇誤嚥

 誤嚥を発生させてしまう原因に多いのは、「形状・硬さが能力(※年齢はあくまで目安。その子の成長に応じたものを!)と合っていない」、「口に入れすぎ」、「咀嚼不足」、「ながら食べ」などです。

 ぶどうやミニトマトなどのまんまるな食材は、詰まりやすいものの代表格です。年齢に応じてカットサイズを変えるなどの工夫をしましょう。パンや麺類を食べる際は、食べ方の特性上、口に入れる量が、子ども任せになりやすいです。ほおばり過ぎやすい子の場合は特に、気にかけておきましょうね。

 また、先に挙げた点がクリアできていなかったとしても、しっかり咀嚼さえできていれば、大事にはなりにくいものです。消化にもいいですしね!逆に言えば、咀嚼が不足すると、どんなものでも詰まりやすくなります。しっかりと噛むクセは、乳幼児期どころか老人期まで、一生役に立ちます!ぜひとも、小さいころから、しっかりと噛むクセをつけさせてあげたいところですね。

 最後に・・・ながら食べは非常に危険です。おやつなどは「動きながら食べ」がよく見られますが、不意に転んだり、びっくりした際に詰まらせるケースが多いです。「テレビ見ながら食べ」も、咀嚼不足になりやすいので、できれば避けたいですね!

〇窒息

 誤飲や誤嚥により喉が詰まると、5歳程度より大きい子であれば「チョ
ークサイン」(下図)


が出ることが多いです。しかし、それより小さい子だと、何の兆候も出ず、静かに窒息する場合があります。小さい子からは目が
離せないとは言いますが、こと窒息に関しては、正にそれが言えます。もし喉の詰まりを発見したら、119 番をためらわずに行い、同時に「背部叩打法」を行います。肩甲骨の間(下図の〇の所!)


を、手のひらの付け根で叩き、咳を促します!口から異物が見えても、指では逆に押し込んでしまうことが多いのでダメです!背部叩打法で対応しましょう。

(※なお、「ハイムリック法(腹部突上法)」という方法もありますが、難
易度が非常に高く、人によっての禁忌もありますので、ここでの紹介は控
えます。気になった方は、ぜひ救命講習を受けてみましょうね!)

ご覧いただきありがとうございました!
次回は、子どもに多いケガへの応急処置法をいくつかご紹介します!
文: 防災士/保育士
応急手当普及員 牛尾崇彦

↓ 画像ver.です!

↓ PDFver.です! 印刷される方は、どうぞ!

・・・おわり


※※※ ここからはお知らせ ※※※

いつもは、子どもにまつわる防災や応急手当、日頃気を付けたいことに関する記事を、月1(+臨時で不定期)で書いています!どれも、忙しいパパ・ママ向けの、サラッとライトな内容なので、ぜひ一緒に見ていってもらえると嬉しいです(^^)下に、過去の記事をマガジン形式で纏めましたので、ぜひご覧ください!


また、私の日々思っていることや、好きなことなど、私がどんなやつなのか、どんな考えをもっているやつなのかが分かりやすい記事については、下の【ただのつぶやき】シリーズが、わかりやすいかもしれません。少しでも「パパ防災士:牛尾崇彦」個人に興味を持たれた方は、覗いていただけると嬉しいです!

※※※ お知らせ終わり ※※※

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