見出し画像

骨盤底臓器脱(子宮脱)で手術・入院しました その6

退院はあっという間

前回でだいぶ手術を怖がらせるようなことを書いてしまいましたが、結論から言うと、手術はしてよかったです。
もちろん、手術後の2日間は二度と体験したくないほど大変でした。でも、前にも書きましたが、私のお腹の中が炎症を起こしていたこと、そのせいで手術時間がだいぶかかってしまったこと……によると思います。

手術後3日目には、昨日までの苦しみはなんだったんだ?くらいに回復したし、これから先ずっと子宮脱に悩み続けるなら手術を受けようという決心は間違ってなかったと思うからです。
だから、もし、あなたが手術を迷っているなら、私は手術を受けるのをお勧めします。

さて。術後2日目の昼から食事が出ました。。
もちろんそんな余裕ないよって手をつけなかったけど、すでに同室の方は歩く練習も始めてます。すごい。
それでも2日目の夜には、だいぶ痛みも引いてきました。
ご飯は食べられなかったけど、牛乳だけ飲みました。
そうしたら看護師さんがすっごく喜んでほめてくれるんですよ。私より全然年下の若い看護師さんなのに、なんだか自分が小さな子どもにもどったみたいに(笑)。

3日目。自室に戻りました。
朝ご飯はちょっとだけ食べて、普通ご飯は喉を通らないので、お昼からはお粥にしてもらいました。
でもこれがまた大変で。
カロリーで食事が計算されているので、嘘でしょってくらいにお粥の量が多い! どんぶり飯か!
さすがにこれには辟易へきえきしてしまったので、翌日から普通のご飯に変えてもらいました。

少しずつご飯も食べられ、歩けるようにもなり、3日目にはお腹にあったドレーン(出血、縫合管理などの様子を見るため)と尿道カテーテルも抜かれました。
あ、尿道カテーテルは手術中につけられていたので、まったく痛くありませんでした。抜くときはちょっとビビってましたが、これはどちらも全然痛くなくて、拍子抜けしたくらい。
ドレーンはにゅるん、という感じで抜けましたね。
シャワーもできて、ああ、もうすっきり!

その後の入院生活は、快適そのもの!
トイレでは、今まで出ていたものがない! 普通にトイレができる! 当たり前のことが本当に嬉しい!
ただひとつ、できるだけ歩いてね、と言われました。
歩かないと腸閉塞になりやすいそうです。
実際、退院後自宅で「いいからいいから、あなたは手術したばかりなんだからゆっくりしてて」と甘やかされた患者さんが、救急車で運ばれてきたそうです。

先生の受診と歯科の検診を受けて、もう大丈夫とお墨付きがもらえたら退院です。早い。
だってもう、病院ですることはないんですもん。
食べて寝て、好きなだけ本を読んで(3日で3冊の本を読みました)。
多少動けば傷は痛いけど、それだけ。

私は手術から5日で、退院しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?