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プラナカンの街 ー マラッカのオールドタウン


マラッカ王国は15世紀頃に建国。香辛料等の貿易でアジアとヨーロッパを結ぶ交易地として発展。16世紀以降、マラッカ海峡に面する立地の良さから、ポルトガル、オランダ、イギリス等 ヨーロッパの支配下に。マラッカは300以上の言葉が飛び交うコスモポリタンな港町に。

マラッカにやって来た異邦人の中には 定住して商売を始める人も。定住した彼らが、現地の女性と結婚し家族を形成。現地に溶け込んでいった異国人の子孫を、マレー語で「プラナカン」と呼んでいます。

プラナカンの中でも、最も大きなコミュニティとなったのが、中国福建省がルーツのプラナカン・チナと呼ばれる人たち。男性は「ババ」 女性は「ニョニャ」と呼ばれていました。

プラナカンの家で代表的なものは、「ショップハウス」と呼ばれています。ショップハウスは店舗兼住居。間口が狭く、奥に長い町屋形式の家。

マラッカのヒーレン・ストリートやジョンカー・ストリートに残るショップハウスはオランダ人の屋敷をプラナカンの人たちが買い取り改築していって現在の姿になりました。

ヒーレン・ストリート

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ヒーレン・ストリートの「ヒーレン」とはオランダ語で「ジェントルマン」の意味。別名億万長者の通り。立派なお家が並びます

ババ&ニョニャ・ヘリテージ博物館

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マラッカに七代続くチャン家の先祖伝来の家を公開している私設博物館。億万長者通りと言われるヒーレン・ストリートでも、特に贅を尽くしたお家。

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外から最初に入った場所のみ写真撮影出来、他のお部屋は撮影禁止。

館内を案内してくれる英語ツアーがあるということでしたが、私が訪れた時は団体客が入っていて、案内はしてもらえませんでした(T0T)

日本語で書かれた説明文を持って 順にお部屋巡り。館内の家具や調度品はどれも豪華。この家がとても裕福なプラナカンの家だった事がよくわかります。

チー・マンション

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チー家の大きな洋館。中は先祖の位牌があるだけだそうです。なんかもったいないと思う庶民の私。こちらもヒーレン・ストリートにあります。

マラッカハウス

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ヒーレン・ストリートで、骨董や雑貨を扱うお店。

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なんとなく雑然と置かれているようで不思議と絵になるショップ。

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奥に細長く続く典型的なショップハウス。

ジョンカー・ストリート

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ジョンカー・ストリートはおそらく 観光客が一番多い通り。「ジョンカー」はオランダ語で「貴族の見習い」の意味。

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右の黄色いショップはジョンカー・ストリートにあるプラナカンのニョニャ料理のレストランみたいです。カラフルで可愛い(*≧з≦)

ジョンカー・ストリートは週末になると昼間以上に賑やかに。

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ジョンカー・ストリートを中心に週末はナイト・マーケットが開催。

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観光客と地元の人が狭い道に溢れて前に進むのもなかなかたいへん(^_^;)


他の道も散歩しましょう。

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早朝のハーモニー・ストリート。 地元の人たちが朝ごはんを食べてるお店も。

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朝の散歩で撮影。こちらは人気の場所みたいで、お昼頃に通ると、記念写真を撮っている人が多かったです。

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T シャツ屋さん。有名みたいです。開店前の時間だったので、人はいません。

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日中に撮影したのですが、同じオールドタウンでも、ちょっと外れると人通りが殆ど無くて少し寂しい。

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裏道に描かれていた壁画たち。面白いのに、ここまで来る観光客はあまりいないみたい。もったいない。

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儲かってまっか~(^ω^)

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何話してるの~(^o^)


それほど広くないオールドタウン。それぞれの道が少しづつ表情が違い楽しい。

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