見出し画像

会社役員とお話しして思ったこと

みなさん、こんにちは。
通りかかったお店の店員さんが究極に可愛かったのでついつい写真を撮ってしまいました。ドーナツを買おうとしたらシカトされて、終いには奥に消えていきました。
#かわいいは正義 。何をしても許される。ほんとの店員さんもいなかった笑

お店番している猫ちゃん

さて、今日は若手と会社の役員でお話しする機会があって、そこで感じたことをお話ししたいと思います。

私が勤めている会社は、某メーカーなのですが(経営の神様が創業したらしい)今、転換期を迎えております。従来のハードウェア売り切りモデルではジリ貧になるということで、ソフトウェアベース事業に集中投下を行っており、アメリカのソフトウェア大手を昨年、買収しました。
そして、今年度から組織体制も大きく変わり、会社のパーパスも定め、年度初めに大々的な広告を打っていました。会社の初速を爆上げしようとしているんだと思います。そういったソフトウェア企業への変革を目指しているせいかわかりませんが、社内で発信される情報には、リカーリングだのSaaSだのビジネスインキュベーションだの、よくわからん用語が入り混じっております。
#もっと勉強しろ
会社の方向性としては、海外の最先端技術を買ったからこれを使って売上ガンガン伸ばしていこうぜ!という感じだと思っています。
#やっぱりもっと勉強しろ

そんな中、役員さんとお話しする機会があり、僕は以前から気になっていたことを聞いてみました。
僕が抱いていた疑問とは、「この会社のパーパスが達成された時、人々の暮らしはどう変わるのだろう?」ということです。

会社が目指す社会とは?

僕は以前から、人というものはどうやったら生き生きと働くことができるのだろうと考えていました。今の自分はただ仕事をこなすだけで、やりがいとか達成感とか、誰かのためにとか、そんなプラスの気持ちを抱きながら働いておりません。でも世の中のすごい人たちを見ていると仕事を、人生の価値あるものと位置づけ、大きなやりがいや楽しみや希望を持ちながら、働いているなぁと感じることがあります。前者と後者で何が違うんだろうと自問自答を繰り返した結果、それは、後者は働いた先にある景色が明確なんじゃないかな?と思いました。ちょっと昔に遡り、めちゃくちゃ勢いのあった松下電器時代はどうでしょうか?松下幸之助創業者1代にして、世界に製品を届けるまでに至ったのはなぜでしょうか?要因の一つに、「製品を世界に届けることで人々の暮らしが豊かになる」という景色を、社員一人一人が見れていたんじゃないかなと思うのです。当時、松下幸之助創業者が提唱した経営哲学に、「水道の水のように安価ですぐに手に入るものは、生産量や供給量が豊富であるという考えから、商品を大量に生産・供給することで価格を下げ、人々が水道の水のように容易に商品を手に入れられる社会(水道哲学)」を目指すというものがありました。これは非常にわかりやすい。今はもうそのような社会は実現できていると思いますが、当時、こんな社会を実現するために、多くの社員がやりがいを持って働けていた、だから今日に至るまで、大きな企業になれたと思います。他にもたくさん要因はあると思いますけど。
何が言いたいかというと、今の僕は、どんな社会を実現するために働いているのかがわからないということです。僕の目には、ソフトウェア会社の巨額買収も、SaaSへの移行も、リカーリング比率の向上も、なんかこう、最先端の武器を見ているようで、めちゃくちゃカッコよくて気持ち惹かれるのですが、それを実現した際、人々の暮らしがどうよくなるのかがわからないんです。逆に、そこが明確になれば、仕事を価値あるものと位置づけすることができ、突き抜けることができるんじゃないかなと思うのです。
そういったモヤモヤを解消したくて、それを役員さんに聞いてみました。
#前置きが長すぎる

そんな役員さんの回答は、、、「私たちはBtoBの企業だから、、、スマートな物流現場を実現できる、、、ソフトウェアを最大限に活用した、、、」
ん〜〜、全くわからん!わからなかったから何を言っていたかも覚えていない!笑
きっと、ビジネスに関すること、経営に関することは、考え抜けていても、こういう抽象的な問いは、あんまり考えていなのかなぁと思いました。
#なんのために生きているのか、とか考えたことあるのでしょうか?
ある人からはそんなざっくりな質問されても答えづらいなぁって言われて、僕は、上に立つ人間だからこそ、このような問いには、ズバッと答えてほしかったなぁと思いました。

組織としての価値を最大化するために

どれだけ最先端のビジネスを掲げても、どれだけクールなプロダクトやサービスを作っても、その先の実現できる社会が共有できていないと、ついていく人は、やりがいを持って働けない(受身体質な仕事になる)のかなと感じました。
組織として最大の価値を発揮するためには、皆が共感できる魅力的な景色を共有することが大事なのかも、そんな気づきを得られた役員との会話でした。

ちなみに、僕が目指す社会は、「希望を持って人々が暮らせる社会」です。5年後、10年後、半世紀後を考えた時、ワクワクするような社会だったらいいですよね。僕も含め、未来に希望を持っている人が少ないように思えるので。そのために何ができるのかは、全くわからないですけど、、、

お読みいただきありがとうございました。また次回!







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?