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エモいデザートはワインのあとに【第2話・リレー短編小説】

※ピンポンパンポン、完全内輪ネタです。ピンポンパンポン※
小説?官能小説だとぉぉぉぉぉ?私が書いてもエロくならんよ?

最後にまともに読んだ小説は数年前に「氷と炎の歌」(ゲーム・オブ・スローンズの原作)くらいのレベルのやつが書いているのでお手柔らかに。

今北産業。(前回までのあらすじ)
脱サラBarオーナー乳野満男は、ダンディなセクシーオジ猿時といい関係になってしまったが、熱いワンナイトラブのあと彼はバーに現れることはなかった。1年後、彼が私の目の前から消え去った理由が明らかになるのだった…
(ニューノマン@エモいエッセイスト作)

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私の名前は宇佐野 兎(うさのうさぎ)。

その昔はブレザーな制服をきて、美少女戦士!なんてやっていたのだけれども、さすがに制服着るとかキツイお年頃になってきたので、最近は控えている。

そんな私にもお気に入りのバーがある。

いつも仲良しの常連客がいる、作曲をやっている人、美声のシンガー、白物家電を扱っている人、主婦、漫画家など多種多様な、相変わらずの顔。
フラッと一人で行っても、楽しめるのがこのバーの魅力だ。

以前は、グリーンピースをいつも食べてるおじさんがものすごく面白かったんだけれども、来なくなってずいぶん経っている。こういう場所は、例えばちょっとした距離引っ越したとか、ちょこっと職場が変わって使う路線が変わってしまったとかというだけでも足が遠のいてしまうのは、私もよく知ってる。

前にマスター聞いたことがあるんだよね。「グリーンピースさん最近来てないんですか?」って。そのとき、マスターがものすごく悲しそうな顔をしたから、ちょっとしたすれ違いで、喧嘩でもしたのかな?なんて思っていた。

———とある木曜日。
木曜日は客の入りが少ない。お酒を飲めないこともあって、ちょこっと食べてしゃべってささっと帰る私は木曜を狙っていくことが多いので、「木曜の女」なんて誰かに呼ばれているらしい。

私が、バーへ行く時だいたい先客なんていないことが多いのだけれども、今日は違った。まだ、夕方の17時なのにワインを半分ほど飲んでいる初めてみる35歳くらいの男性だ。
珍しい先客を横目に私は一つ席を空けて座った。

「いらっしゃい。今日はコーヒー?パインジュース?」
「じゃあパインジュース。」
本来はパインジュースなんてこの店にはなかったのだけれども、私が"常連"と言われる程度に来るようになったころ、マスターの好意で入れてくれるようになった。


はじめてみる客が私に向かって言った
「よくこの店には来るんですか?」

なんとなく、答えてたら、美味しいスイーツの話で盛り上がった。
「もしよかったら、おいしいデザートの店がこの近くにあるんですが、これから行きませんか?」

マスターが「どうぞ」って顔をしたので、店を出ることにした。

「ちょっとぉ?そんな人について行って大丈夫なの?」
店の外に出ると、お店には入れないため外で待っていた黒猫のキナコが言った。普通の人間には彼女の声は届かないらしい。

私は彼女を無視すると、足早に今日初めてあった彼についていった。

繁華街を抜けると人通りの少ない道へと彼はどんどん歩いていく。
「喫茶店ってこんな裏路地にあるの?」


私が振り返ると、彼は今まさにこの世のものではない姿へと変身を遂げようとしていた。


「俺が完全に人間になるには…人間の女とのまぐわいをしなければいけないのだ…!へっへっへっ本当に美味しそうなデザートちゃんだぜっ!」

バケモノからは無数の卑猥な触手が伸びている。

バケモノは私へと向かって触手を伸ばしてきた。
ちょっと前ならば、これくらい軽くかわせたはず、かわせたはずなのに!しばらく美少女戦士業をサボっていた私の体は思いの外重い。

ただでも、このところテレワークだなんだで引きこもり気味だったのだ!
せめて、ジム…ジムくらいはまともにいっておけばよかった!

「ああああああああ」

触手につかまり、がんじ絡めになり動けなくなってしまった。

卑猥な触手が四方八方から私を攻めようと構えてきたとき、

「ひぃぃぃぃ!」

悲鳴をあげると、言わんこっちゃないという顔をしたキナコが私にブローチを投げつけた。



それをどうにかこうにか片手で受け取ると、私はあの呪文を叫んだ!


「ーーーッン・ダイヤモンドパワー!メイクアーーーップ!!!!!」

久々に発光するワタシ。
光りながら全裸で謎のダンスを踊らされ、光るリボンが舞ったあとに、破廉恥なブレザーっぽいパワースーツに着替えさせられるのはホントになんだこれって思っていたが、背に腹は代えられない!

私のまばゆさに、触手の手を緩めるバケモノ。

「ちょ………ちょっとまて!これは、官能小説だったんじゃないのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………!!!」

タコが叫んだ。

「官能小説といったな、あれは嘘だ。
正しいヘッダーこっちよ!

ノマンとゆかいな仲間たち

美魔女っ子戦士ブレザームーン!ふらちな煩悩は…!風紀委員に変わって、おしおきよ!」

「…美魔女っ子?美魔女っ子だとぉぉぉぉぉぉ…!?美少女と魔女っ子を足しただけなのに、両方の年齢を足した以上に加齢感漂うんだがぁぁぁぁ!」

魔物は叫んだ。

一瞬何かの間があった。

————おそらくそれは一瞬だったのだろうけれども、バケモノにはそれが永遠に感じているようだった。

変身をした私はその超能力故に感情が環境にも影響をするらしい。
あたり一面が、凍りいたのを私はなんとなく感じた。



「…加齢ですって?」

私はニコリと微笑んだ。

そして、手に持った魔法ステッキを大きく振りかぶり、

「アングリーパワッアターーーーック(物理)!!!!」

目にも止まらぬ、早業で超必殺技(物理)をお見舞いし、魔物は星となった。

「——ふぅ。今日も世界を救ってしまったわね。」

魔物が人間の姿をしていたときにもっていたカバンを漁ってみると、所持金11,561円。労力の割に本当にしけてる。

薄い財布の横に、分厚い手帳がはいっているのに気がついた。魔物のくせして、手帳をもっているとかなんなのかしら?
好奇心も勝って、開いてみるとバラっと何かが落ちた。

何枚もの写真だった。

グラビアアイドル?さすがエロモンスター

…と思ったけれど、よくよくみると、

バーで良く見かけるゆずこさんだった。

これは…ワディと名乗っているあの人だし、これは漫画家のかこさん、白物家電を扱っているあの人、お医者さんの佐野さんや、カウンセラーのけるぼんさん、たまに店内でライブをしているキキさんの写真もある。他にも何枚もの写真があったが、私を驚愕させたのは、その全てが、見知った顔であったこと。

そう、あのバーの客だったのだ。黒猫のキナコも写真を覗き込んだ。

そして、最後の1枚は…グリーンピースさんだった。

「…これってどういうことなの?」

キナコが言った。
「これは、事件のニオイ!
 あと、知らない人についていくなってあれほど…!」


つづく

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変身シーンにBGMがつきました!パプリカさんありがとう!

え?官能小説?ナニソレおいしいの?^q^
途中の描写がいまいち薄いのは、字数がアレでアレだから仕方ないね。

C A S T
(敬称略)

出演
乳野 満男   ニューノマン
宇佐野 兎 宇佐兎三
キナコ ピスタチオ
猿時(グリーンピース) モンキータイム

写真出演
ワディ かこ キキ ゆずこ フリーザ様 さのーと けるぼん

BGM
パプリカ

この小説は完全フィクションです。
実在の人物や団体などとは関係ありません。

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まとまらないし、リレー形式にしてフリーザ様にふっちゃえ。えい!


画像は一応他になければこれでも使ってください▼落書き可。

ノマンとゆかいな仲間たち


第一話 ニューノマン@エモいエッセイスト
第二話 宇佐兎三 ◀︎いまここ


★ルールは特にないけれど、テキトーに続きを書いていくだけの企画。次は指名制で書いてくれそうな人へバトンを。官能小説設定は第二回目にして、超必殺技(物理)によって消滅しましたのでジャンル問わず。
★「 #エモいデザート 」をつけていただけれると、後でまとめやすいかも。


今回出て来た界隈の素敵な官能(?)小説はこちら。

お二人ともオンラインゲームでなのかぁぁ(オンラインゲームやってても全然そういうのないなぁと思いつつw)


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