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推し活の闇と資本主義

幸せな推し活であれば問題ないけれども、どうも不幸になりやすい推し活もある。見てたYoutubeの社長が指す「みんな」が、昨日たまたま読んでたら一連の記事の登場人物があまりに眼中に入ってない気がして、というか、昨日読んでた記事が悲惨すぎて、どうしてこうなった?って思ってたんだけれども。


宇佐兎三の推し活

うーん、人生の中で推し活らしい推し活をしたことなくて。
小・中学生のころは、好きな漫画家が漫画を出せばお小遣いの中から買っていたし、今でも好きな作家が新刊を出せば

まさに、身銭を切らせていただいておりますが。

昔からの、推しといえばSFにものすごく詳しいおっさんとか、ビールを飲みながらダラダラと喋ってるだけのパリ在住のおっさんとかで、さいきんの一番の推しは、パンダのキグルミからクマのキグルミに着替えたおっさんなのだけれども。

あとは、このファミリーだけれども、最近、後藤くん♥︎(はい、すみません)気になってる。

推しとかいってるなら課金くらいしなさいよ?って

ちょっと悩んじゃう。

幸せな推し活

コロナ前によく食べにいっていたお店の常連さんで、大手企業子会社の部長をやられてて、顔がめちゃくちゃイケメンというわけではないけれど普通、長身で足が長い、物腰が柔らかく知性も感じる。でも独身という方がいた。
同じく常連だった彼の部下が言う限り、会社でもなんで独身なのか不思議がられ、歳も離れているしパッと見雰囲気も違う彼と仲良くしているためホモ疑惑すらかけられていることもあったという。

そんな部長が、会社で隠していたことは某アイドルをおっかけてスケジュールが合う限り日本全国どこへでもライブへ行っていた。部下はそのオタ友とも呼べる存在だったのだ。
そんなフットワークの軽さだったから、半年間の遠方での出張と話をきいた後も、毎週この人いるな状態だったというのは、余談だ。

そのせいで歳の割にほとんど貯金がないとかって話もあったけれども、だからといって、借金があるわけではなく、「自腹全国出張」さえやめてしまえば他に散財してそうでもないしすぐ貯まるだろうなと思えば身を滅ぼすほどではないので、健全か不健全かといえば、いろんなところ旅行して楽しそうだし一応健全な部類に入ると思うし幸せな推し活だなって思ってた。

どう転んでも不幸にしかならない推し活

ホスト狂いを「推し活」とは言わないと思うが、最近はほとんど同種の「メン地下推し活」なるものがあるという。
「メン地下」とは「メンズ地下アイドル」というものらしいのだけれども、実態はほとんどホストな上に、風俗営業よりも緩い飲食営業でお店の許可を取るため、未成年でも入れてしまうというのがものすごくタチが悪いという。

入り口こそ数千円だけれども、デートを餌にポイントを貯めさせるそうなのだけれども、そのポイントを貯めるには100万円貢がなければいけないとかあるそうだ。40代の主婦がその上で、そのデート先が美容整形クリニックで「財布に使われたとそのとき気づいたら冷めた!」って記事はさすがに笑ってしまって、正直に話しだけを読んでると、ツッコミどころ満載だけど、それは不幸だろうなとは思った。

アイドルのプライド、ヲタのプライド

数年以上前のなので、今とは違うかもしれないけれども一時期そのころよく行ってた飲食店で、たまに歌っている「地下アイドル」の女の子と交流があった。

一応説明しておくと、特に特殊な飲食店でもなくてお酒を飲まなければ客単価1000円程度(私はそれくらい)。お酒飲むならビールの杯数で500円足されていくが、まぁ普通かちょっとお安いじゃない?
都心にはたまにパリのサロンみたいのが、自然発生したみたいな店があってその一角

私はファンでもないけれど、友達といっていいのだろうかと思うような微妙な立場だったけど、彼女にとって営業妨害にならない程度にはしゃべってたし、たまにライブだとか路上ライブにも足を運んでいた。

で、アイドルには、太客ともいえる「トップヲタ(TO)」がいるものなのだけれども。
そのTOは自営業でそれなりに羽振り良く、グッズが余れば残りは全部買っていくようなことはしていた。
そしてその子が告知をして路上ライブをすれば足を運ぶんだけれども、ライブが終わった瞬間「はい、終わり!」くらいの感じで、その子が持ち歩いてるスピーカーを運ぶのとかは手伝わずに帰る。

その話は、その子の別のファンがそんなことをボソッと言っていて、確かに私も目撃している。
でもその距離感こそが、お互いのプライドなんだろうなって思ってた。

「メンズ地下アイドル」の距離感

行ったこともないし、あんまり興味がないのであくまでも読んだ話だけれども記事を読んでいる限り、絶対そんな距離感じゃないだろうし雰囲気は、それってアイドルじゃなくて、ホストだそれ。ってやつで。

しかもその挙句、借金を抱えて風俗に落とされたり貧困に陥っているなんていう。
実際のところ、軽度の知能障害を抱えている人も多かったりとかって話なのだけれども。

なんて話を、

なんで、この動画を見ながらグルグル考えちゃうんだろう?とおもったんだよね。
ここで話されてるのは、資本市場をいかに広げていくかって話なんだよね。

自分の思考、絶対おかしいだろと。

技術革新によって解放されたはずの民衆文化

技術革新によって持たされたのは、便利な生活だけではなくて、特に「一流の文化」の民衆への開放だったと言っても良いと思う。
それまでは、どこかへと足を運ばなければ聞けなかった音楽が安価に繰り返し聞けるようになり、どんな値のついた絵画であっても美術館へ足を運ばなくてもすくなくとも複製はみれるようになった。
ちょっと前のタイミングでは、二流は逆にリアルでしか見ることができずその分だけちょっと高価だった。

そして、それまでであっても、庶民に十分届くような範囲だったものの、特にこの10年ではスマートフォンさえあればYoutubeを通せば音楽なんて実質無料で聴き放題だし、どんな名画だって本を買うことすらしないで見ることができるようになった。そしてより双方向になっていく過程で、一流のものしか見れなかったところから、こんどは二流三流のものまで全て見れるし自ら発信できるようにすらなっている。

そこで出てくる疑問が、

なぜ若い女の子が五流の男に貢ぐのか。

安価な一流を推しておいた方が、その額はたかがしれている。その分話したりはできないかもしれないけれど。

まぁでもその推し活が投資に転換されても結局VALU事件みたいなことになるんだよなぁ。ヒカル自体は好きだけどね。

誰かに何かを教えるときに、重要なのは
「何をやるか」と共に「何をやらないか」

目標とともに、何かを掲げるのかというのは重要であって、これから子供達にも金融教育をしていくのでしょうという話はわかる。
ただ、同時に教えなければいけないのは、おそらく賢い人は気づきもしないような愚かな人が「やってしまいがち」な「やってはいけない」をどっかで救い上げないとダメなんじゃないかなと思っていて。

最近気付いたことがあるんだけれども、目標に対する成功者を真似をしたほうが成功しやすいよねというのは、直感的にわかりやすいことなんだけれども、
それは成功者がやっていることを真似するというのと同時に、
成功者が決してやらないであろうことも、やらないことを真似するというのも重要だということ。

たぶん私も何かしら「やっている」から、きっとこんなかんじ(笑)
しかも「やらなきゃいけないことをやる努力」をすること以上に、「やらない方がいいことに気づく賢さ」を得ることの方が数十倍も難しい

賢い誰かがやっていることを模倣して、頑張ってもなかなか目標を達成できない場合は、そもそもやり方が間違っているか、目標達成の足をひっぱるほどにやらないほうが良い何かをやっていることが多いと思う。

短期的には、的確なアドバイスを誰かからもらえるのであれば何も考えずに(つまり余計なことはせずに)そのとおりのことを実行できたら目標達成はしやすい。
これはお金の話しだけではなく、世の中の大概のことがそうだ。

ただ、そのレベルも人によって違いすぎるところを留意に入れたようがいいよねって思ってて。賢い人がこんなことをしないだろうと思うことをするヤツがいるのが世の常で。
必ずしもトップオブトップの賢い人自らがこぼれ落ちる人を救う必要はないんだけれども、それなりに賢い人が、「本当に賢い人がやらないこと」も一緒に教えれるといいんだろうなって思うんだけれども。

資本主義がゆえに満ち溢れる罠の中で、もうある程度豊かなはずなのにその中で貧困に陥るのはやっぱりなにか間違っていると感じてて、大谷翔平の野球に関係ないことは全部いらないしやらないみたいな極端な話ではなくてもいいし、臭いものには蓋をする的な何もしないということではない。

たぶん、あまりにこぼれ落ちてしまってる人を救うのはむしろ福祉とかなのかもしれないけれども、なんか話の中でもれてる人がいる気がするのが気になった気がする。

私のモヤモヤってこれなのかなぁ。
なんとなーくで書き始めちゃったからいまいちまとまらないけど終わり。


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