チームビルディングを題材にしてボードゲームを作った話
おはようございます。冒頭には時間帯に依存する挨拶するなとか言われるマナーあったりしますが、そんな事はおかまいなしのUSAPAです。読む人がおはようの時間で読むと思ったか?と言われてもおかまいなし!
今回はチームビルディングの話です。
前作のコンセプトは
正体隠匿とチームビルディング
って箱にも書いてありますね。そういういやチームビルディングって全くどこにも説明が書いてなかった。チームビルディングってなんぞや?を話して、このゲームができたきっかけを残そうかと思います。
このゲームができた大きなきっかけには、去年とある本に出会いました。
お分かりだろうか。いえ本をぽんと紹介されただけでは分かりません。どういう本かというと3行で説明すると
新しいリーダーのスタイルでは宇宙兄弟の六太のようなネットワーク型のチームビルディングが必要とされている。六太は完璧ではないがなぜチームが上手く行くかがわかる本。
つまりチームビルディングはスタイルが様々あって、リーダーのスタイルは4つのスタイルに大きく分類されている
ファシリテーション
ティーチング
コンサルタント
マエストロ
なんか難しいカタカナです。安直にリーダーにはいろんな人がいると思ってください。チームは成長していくもの。その成長の段階も4段階に分類されスタイルにあったリーダーが発揮していく。全ての完璧なリーダーは存在しなくても、それぞれが長所短所を理解していくと最強のチームができる。今いるメンバーでどうするか。今のプロジェクトでどうするのか。それの答えが導き出せる本になっている。リーダーは未来を作っていく役と思っていました。では実際にどう振る舞うべきかがわかる。そういう本です。
スポーツのチーム論やゲーム開発のチーム論にも使われてたりしてます。
で、なぜこれをコンセプトにしたかには、これを使ってゲームにした時に2つの遊びが生まれるんじゃなかろうか!の仮説からからでした。
①リーダーは大変のチームビルディング
働いてるメンバーは思った通りに働いてくれないから思った通りに行った時の達成感になる。メンバーは団結してリーダーと対立する。リーダーばメンバーにバレずに働かせよう。バレると邪魔されちゃう。例えゲームであっても働きたい働きたくないのやり取りは現実味ありすぎてギスギスしちゃうのをオブラートにやんわりRPG風に落とし込んだ。
②心理戦
全6人のメンバーカード集めるだけ。だけどそれだけのためにたくさんの犠牲が伴う。アクシデントがたくさんある、3枚揃うとアクシデントが発生する。メンバー同士がケンカして崩壊したり、リーダーがてんてこまいになったり。
宇宙兄弟のチームビルディング
から
正体隠匿とチームビルディング
に来て
勇者パーティが働いてくれないの正体隠匿とチームビルディング
につなげていきました。ゲームの心臓の部分です。去年の11月の頃です。やってみたいよしゲーム作ろう!の出発点になりました。やってみたい。っていうのが出来たのが良かったです。このやってみたい。っていう考えがゲーム作れって動かさせれてました。哲学の哲学的ゾンビ論とも近しいのですが自分でつくっている自意識でなく、無意識の中で作らされてる…おそろしい!
フレーバーから先に作るかシステムから先に作るから
この話はたびたび上がりますね。今回はまさかのフレーバーからできました。フレーバーと言っても
どういう体験をさせたいかの体験のフレーバー
からでした。なので半分くらいはシステムと同時にできたといっても言い過ぎではないかとおもいます。
宇宙兄弟は◯◯の時に1番好きなマンガ
1番好きっていうのは語弊があるかもしれませんが、〇〇の時代の時に1番好きなマンガが正しいです。小学校で1番好きなマンガ。社会人で1番好きなマンガ。30代で1番好きなマンガ。どのマンガも好きになった瞬間があってその瞬間はどのマンガにも負けないくらいの興味がわいた瞬間があって、その瞬間はナンバー1になってました。
あともう一つ影響を受けたマンガがありましたがまた次の機会に。主人公が部下にやれやれしながらチームビルディングしていく漫画です。
ちょうどこのアプリを使って試作品を作ってました。
その頃にちょうどアプリを見つけました。去年の秋にリリースしたばかり
電車通勤でももくもくとプレイできました。累計プレイ時間は何百時間ってなったかとおもいまあう。テストプレイは大事!
フレーバー、ストーリーもあるよ!
遊びを伝える方が大事なので前面には押してないですが設定もありました。
最初の草案
・月給給料制のギルドに所属しているのに働かない社会的下流階層にいる勇者パーティ達を主人公の中間管理職リーダーがどうにか働かせようと奮闘するストーリー。
・主人公リーダーvs自由奔放な部下達6人の真っ向から対立する構図
プロット
1.ギルドルーム(オフィス)に全員いる。ブラック会社をイメージさせる重い雰囲気
2.リーダーの上司から今からパーティに行けと指示が下る。
3.だけど全員が働きたくないと自由奔放に行動する。
4.主人公のリーダーは全員に対してなんとかなだめて冒険に出ようとする…けど何かと理由をつけて全員冒険に出ない。互いに仲が悪くケンカが始まる始末…
5.最後には上手くリーダーが…
でできたのがこちら
腕に覚えのある者たち、あるいは将来の成功を夢見る若き駆け出しが、競い合うように依頼を取り合い、日銭を稼いだり実績を積んだりする場所。どこかむさ苦しく、それでいて活気がある。
冒険者ギルドにはそんなイメージが似合うのかもしれない。 だが、このギルドには活気という活気も熱気という熱気もゼロだった。
そもそもにしてこのギルド、報酬体系が月給制である。働かなくても毎月決まった給料が貰えるのだ。もちろん、誰も働かなくなれば、ギルドの存続は危うくなるのであるが。
それでも、そこに集う者達にやる気があればこのような雰囲気にはならないのであろう。
が、事実そうなっているのである。
丸テーブルで酒を片手に談笑……、などという光景ではなく、それぞれが与えられた四角い机に座り、時間をつぶしている。詳細は割愛するが、時間の潰し方が全くもって駄目な感じである。
そんな空間を気にするでもなく一人の男性が入ってくる。
そして、他と同じく机に座るも、タバコをふかしながらも書類を読み込んだり、なにやら書き込んだり等と唯一仕事をしていたような30代半ばの男性に声をかける。
「新しい依頼が入った。早速メンバーを向かわせてくれ」
社長にそう言われ、あなたは、やれやれと重い腰を上げた。
これから難題が待ち受けている。いつものごとく…
2章、3章と続きます。ストーリーは実は委託をしていてだいぶ時間かかけた部分です。表には出してないですが、このフレーバーがのちのち次回作に活躍することを期待しています。
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