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140字小説「孫に見られるのは、流石に恥ずかしいのよ」

当主の男は、明け方病院から帰宅した

そして屋敷に飾っていた、若い婦人の絵画が消えている事に気がつく

亡き先代当主が若い頃に描かせて、大切にしていた絵画

妻も「こんなふうに愛されたい」と気に入っていた

病院にいる妻を思う
出産直後で心労をかけたくない


男は留守を頼んだ先代夫人に話を聞く事にした


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