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最も難しいこと

こんにちは、前田ネイトという者です。
私は主に画家をしています。
そして、これから個人の絵画教室(オンライン授業形式)を開講する絵の先生でもあります。

さて、突然ですが
あなたにとって、一番難しいことはなんですか?
生きていると難しいことって沢山ありますよね。難しくないことのほうが少ないかもしれません。
絵だってそうですよね
自分が納得できるように描くことは難しいことの一つだと思います。

難しいことが沢山あるこの世界で、私が一番難しいと思うことはただひとつ「始めること」です。
何でもそうだと思います。
初めの一歩を踏み出す、なにか新しいことを始める。

都内某所の絵画教室でスタッフをしていて、何を作り始めればいいか分からなくて困ってしまった子どもの対応をしたことがあります。
その時はまず設計図を作ってみるといいよと提案しました。するとその子どもは楽しそうに設計図を書いて
作り始めることができました。
設計図を作るのは「初めの一步」の形態の一つかなと思います。

始めてしまえばなんてことないような事でさえも、初めの一歩は踏み出すまでが難しく感じるものですよね。
小さなことで言うなら部屋の掃除を「始める」こと、これもまた難しいことの一つです。
大きなことでいうなら、私は画家を「始める」ということをこれまでにしました。
今日はこのnoteを始めました。
(※アカウント自体は前に作っていて、大学の課題に一度だけ使った後ずっとアカウントを放置をしていました。)

noteを始めるにあたり、まず考えることがありますよね
まず最初の記事は何を書くべきか、ということです。
別に何を書いたっていいのですが、
最初の記事は既にファンになって下さっている方は勿論、自分を初めて知る人のためのものでもあるべきだと私は考えるためにそこに何を書くかということを考えていました。

自己紹介が王道かと考えましたが、自己を簡単に一つの記事だけでまとめて知ってくれというだけでは知ってほしい部分を伝えきれないと思ったのでそれはやめました。
本当に伝えたいことはこれからnote記事を書くことを持続することで示していきたいと私はそう考えます。そしてそれがnoteを始めた根本的な理由に繋がります。
絵を学ぶ側からすると、先生が人間的にどんな人なのかは気になるところだと思います。なのでそれを自然に知ってもらえる方法が必要だと考えました。

話を本筋に戻しますね
今回の記事はその一番難しい「始めること」についての話です。
人間は「始める」前に色々と考え事をしますね。
そしてそれは一般に計画と呼びます。
計画的であることは何かを「始める」うえで重要です。
ここは履き違えてはいけないと思います。
しかし、己を計画的であると捉えることと実際にその考えが正しく計画的であるかどうかはまた別問題に思います。

考えることは「始める」上でとても大事ですが、これ以上考えても意味がないという事柄を考えるのは時間の無駄です。
それはただ考えている振りをしてその場で足踏みしているだけなので、そんなことをしていても何も変わりません。
いつ始めるかを綿密に計画する必要は基本的にありません。
いま始めればそれでいい。
私はそうやって画家になりました。
ただ画家を「始めた」だけです。
でも、いつから画家を名乗ろうかという事や画家を名乗って良いものなのか等とクヨクヨと考えてしまう気持ちもよく分かります。
というか自分がまさにそうでした。

それまで画家ではなく、ただの「絵が比較的得意な子ども」だった私は無償で絵を描かされたり搾取されてしていました。
これはとても苦しかったです。
更に、私が無償で描いて渡した絵を「自分が描いた」と偽って投稿してしまうという行為をある同級生が常習的に行っていたことまで露見し、そのことに悩まされとても辛かったです。
結局その投稿は削除してもらえませんでした。
その投稿に多くのいいねが付いていたこともあり悔しかったです。

ですから、自ら画家(つまりお金を頂いて絵を描くという者)になってしまえばそのような被害を跳ね除けられると考え
そうなってしまえばいいのだと思いました。


画家を名乗る前に沢山悩んだ結果ひとつ決めたことは、絵が初めて売れた日から画家を名乗ってしまおうということです。
それが責任と誠意だと思いました。
そしてネットショップで絵を売ってみました。
すると、意外にも販売後すぐに売れてしまいました。
売れたら画家を名乗ると自分で決めていたので、その時から私は画家を名乗り搾取を拒み続けています。
その当時の年齢はわずか16歳でした。

16歳が画家を名乗ってはいけない等という決まりは世界のどこにもありません、しかし美大受験や正規の教育をスルーして名乗るそれをナマイキだとか批判する人は居るでしょう。
私はこれを恐れていました。だから計画的なふりの足踏みを続けてきた日々も確かにあるのです。これも一つの事実です。
しかし、人々が私をナマイキだとか下手くそだとか批判することに関して私が考える必要も意味もありません。
そんなことをいくら考えたってナマイキだと言う人は居るし、いくら上手くなったところでその絵を下手くそだという捻くれ者は沢山いると思います。そういうことをする暇な人たちは一定数います。
しかし、それはその人たちの問題であり私の問題ではないのです。

世界は不可逆で出来ています。
なので、とりあえず何か始めさえすればそれは変わります。
画家になった私はそれまでの「搾取」を変えられました。
あなたにも出来ます。

私は何かを変える目的でこれを書きました。

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