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【プチデジックスと名付けよう】30代、ノープランで退職を決めました。無職はじめます#15

「デジタルデトックスしてみよう」

無職はなんでも思いつきでやりたいことをやれるところが良い。

パートナーと寝る前にだらだらお喋りしながら、不意にそんな話になりました。
無職生活を始めて早2ヶ月少々。
旅行以外にはほとんど出かけることもなく、家でのんびりだらだらしている日々。
そこでデジタルデトックスだ。
世に蔓延るSNSという悪の巣窟から離れられるのだから、まあなんと良いことだろうか。

とはいえ急に丸一日チャレンジするのは…
尻込みしたのは主に私。
一日中家にいながら、ずっとスマホもテレビも見ないなんて出来るだろうか、と不安になった。
なんせ私はSNSを見るのが好きだ。
特にTwitterが大好きだ。
SNSは悪の巣窟だと言っておきながらなんだと思われそうだけど、SNS特有の「嫌なところ」を覆してしまいそうなくらいやっぱ好きだなあと打ちひしがれるような出会いもある。
具体的に何かと聞かれても難しいのだけれど、「あーこれこれぇ、古のTwitterよ!!!」となる瞬間のたまらんあの感じ、なんなんですかね、Twitterと共に生きて来た30代の宿命でしょうか。

それに、たとえそれらのSNS断ちはできたとして、私は検索魔である。
何か気になったことがあったり、わからないことがあったりすると、とにかくすぐ調べる。パートナーと何気ない会話をしながらもちょこちょこ検索エンジンを開いていることがある。
となるとなかなかデジタルデトックスは大変そう。

ということで、プチデジタルデトックス、略して「プチデジックス」が開催された。

期間は就寝後〜翌日19時まで。
起きている時間でいうと、大体11時間くらい。
パートナーは早速寝る前にスマホの電源を落としていたが、プチデジックス開催の日はちょうど新しく購入した冷蔵庫が家に届く予定だったので、配送ドライバーからの電話に備えて私は電源を切らずに実行。
冷蔵庫購入話はよろしければ#14をお読みください。

さて結論からいくと、プチデジックスは両者スマホやテレビの誘惑に負けることなく、無事成功。
約11時間、デジタルから離れる時間を過ごしました。

タイムスケジュール

8:00
配送業者からのモーニングコールで起床
「12時から15時の配送枠でしたが、午前中順調に進んでいるので11時から13時でいかがでしょう!?」という元気なお兄さん
8:30
せっかく(私にしては)早起きしたのでとりあえず洗濯を回す
9:00〜10:30
冷蔵庫の掃除&部屋の掃除&洗濯物を干す
12:00
新しい冷蔵庫が到着
「冷えるまで3時間くらいかかるので、それまでは何も入れないでくださいね」というお兄さんからの教えを無視して早速食糧をぶち込む
13:00
昼食にラーメンを作って食べる
(具材がないので、たまごと伊豆大島で買って来た海苔を入れる)
13:30〜17:30
やることがないので漫画を読み耽る
パートナーの愛読書「銀の匙」全15巻を4時間で読破
17:30
夕飯の買い物に行く
18:30
帰宅後お風呂
19:00
夕飯

プチデジックス達成!

こんな具合で、両者一度もスマホに触れることなく一日過ごすことができました。
漫画を読んでいるとあっという間に時間が過ぎてしまうし、いつもよりのんびりすることができたような気がします。
というか、漫画というコンテンツがなければ何をしたらいいかわからなかったかも。
もちろん読書したり、何か書き物をしたり、部屋の整理をしたり、掃除をしたり、やろうと思えば色んなことがあるのだろうけど、「やらなきゃいけないことをやる」に気が乗らないことってよくあって、「今やらなくてもいいのにやってしまう」ことのほうが気が乗ったりする。
なので、自宅でプチデジックスをする場合、一定時間没頭できる「今じゃなくてもいいこと」が手軽にできると実現しやすいと思う。

プチデジックスの反動

ちなみにデトックスに満足したその数分後には、
あっという間にスマホの虜。
パートナーは早速毎日更新しているエッセイ漫画の更新に取り掛かり、
そこからお互いSNSパトロール、アプリで読んでる漫画のチェック、チャンネル登録しているYouTubeの更新確認、明日の天気予報などなど、デトックスしていた時間を慌てて取り戻すかのようにスマホに全集中。とりあえずテレビもつけた。
デジタルデトックスをしたことで得られたものは特になかったような気がするけど、思いついたままにやってみるとか、無理をしない程度に楽しんでみるとか、のんびりした時間を過ごすとか、そういう意味ではやってみて良かったかなと思う。

無職になると本当に時間が限りなくある。
何時に起きてもいいし、何時に寝てもいい。
何をしてもいいし、何もしなくてもいい。
そんな日が毎日続く。
「何かしなきゃ」と思う時もたまにあるけど、
「まだ何もしなくていいか」とも思う。
何もしなくても良い。
誰かに許されたくて無職になったわけではないし、自分でこのフリータイムを獲得したのだから。
明日からもまた、もうしばらく、思いつくまま好きなことをして生きていこう。

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