当たり前の大切さ

”失ってからその大切さに気づく”
”気づいた時にはもう遅かった”

こんな言葉をよく耳にする。だから私は、後悔しないように生きようと思って生きているつもりだ。

でも、やっぱりあとから気づくことって沢山ある。

好きな人が自分を好きでいてくれることも、足が自由に動くことも、約束されない明日が必ずやってくると思っていることも、あの人の優しさも。

全部失ってみないとそのありがたみは分からない。

私は、付き合っていた時、当たり前に感謝できていると思っていた。

でも、全然そんなこと無かった。

毎回2時間以上かけて会いに来てくれたことも、

電車のホームまで迎えに来てくれたり、送ってくれたり、


必ず見えなくなるまで見送ってくれたり、


もっともっと気づけることがあったのに、そこに目を向けられなかった。

それがすごく悲しい。

たくさん愛を貰っていたのに、それに気づけなかった。

相手の嫌なところばっかり見てしまった。

きっとありがたいと思っていても心から感謝してなかった。


いつか会う日が来るなら、会えるなら、

ごめんなさいとありがとうを伝えたい。



多分、これから先誰と付き合っても、

私が一番好きだった人は彼なんだと思う。



これからもずっと、私の記憶に生き続ける




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