ミソジニーは女を殺す
どうも、うさまるです。
ツイッターでは「フェミサイド」の話題で盛り上がってますね。
フェミサイドとは
（英語: Femicide）女性または少女を標的とした、男性による殺人である。
「感情的な、また性的な欲求が満たされない男の怒りはあまりにありふれたものだ。ある女性がしたことや、しなかったことに対価を支払わせるために、別の女性をレイプしたり罰したりしてもかまわないという考えも。」（レベッカ・ソルニット『説教したがる男たち』P161より抜粋）
小田急線の切りつけ刺傷事件
犯人の供述が、
「以前サークルでばかにされ、出会い系でも断られるなどし、勝ち組の女や幸せそうなカップルを見ると殺したくなるようになった」
であることから、この事件はインセルによるフェミサイドであることがわかります。
モテないから女を殺す
なぜ、モテないから女を殺すのでしょうか。インセルによるフェミサイドは世界各国で多発しており問題となっておりますが、逆はありません。
フェミサイドの犯人には、「女にモテる状態」が当たり前であり、「女にモテない俺はかわいそう」であり、自分には「セックスをさせてくれない女に罰を与える権利がある」という認知のゆがみが根底にあります。
元来性愛とは双方合意で行うものであり、女性にも男性と同じように人権があって好きになったりセックスする相手を選ぶ権利があるという意識が抜け落ち、またモテない女性も同様にいることを透明化してひたすら「自分はかわいそうだ」と被害者ぶる浅ましさと「だから女を殺してもいい」というミソジニーがフェミサイドを引き起こしつづけています。
はじまりはネットの女叩きから
「甘やかされた高慢で生意気な金髪あばずれ女は、一人残らず殺してやる。俺がどうしても欲しかった女たちは皆、俺を拒絶し、劣った人間として俺を見下した」
これは、銃乱射殺人事件を起こしたエリオット・ロジャーの言葉です。彼はネットの匿名掲示板で有名なインセルでした。彼はインセルたちの間で神格化されており、彼の思想に感化された男たちが次々とフェミサイドを起こし社会問題となっています。
インセルとは、恋愛および性的なパートナーが見つからない、あるいは童貞である原因が女性にあるとする男性たちだ。（中略）そして極端な場合、彼女たちを暴力やレイプで「罰する」ことを奨励する。
インセル文化は、極右の「オルト・ライト」の極端な国家主義・反フェミニスト運動と一部が重なっている。両方が、自分たちは反ポリティカル・コレクトネス（反ポリコレ）である。
女叩きとフェミサイドはつながっている
さて。日本の話に戻るが、さきほどまで取り上げたようなインセルの思考をもったアンチフェミやポリコレアンチなどそいつらだけで市町村をつくれるほどにいる。実際に殺人事件を起こさずとも、犯人と同じ思考を持った男が大量にいるというのは社会不安の増大に寄与するであろう。
小田急線の刺傷事件の犯人に共感する男たち
典型的なインセルです。どうもありがとうございました。
「女がいれば防げた殺人事件（中略）は多い」ってすごいですね。まるで生贄を捧げないから祟りが起きるのだと言う異常共同体の老人みたいである。
「女性に差別された経験からの逆恨み犯行」って、「以前サークルでばかにされ、出会い系でも断られるなどし、勝ち組の女や幸せそうなカップルを見ると殺したくなるようになった」（犯人の供述より）
なんですか？
「ブサイク陰キャにも平等にHさせろという事」
「（小田急事件は）女が男を差別した結果」
あのさぁ…。
モテないことは差別ですか？
違いますよね。ではなぜ、モテない男性もモテない女性もいるのに男性だけがモテないと女を殺そうとするのですか？
先ほど述べた通り、男は「女にモテる状態」が当たり前であり、「女にモテない俺はかわいそう」であり、「女に罰を与える権利がある」というミソジニーが根底にありますよね。
差別されてるのは男性ではなく女性です。
これも君達にとってこういう事件がいかに他人事であるか、男が叩かれるかどうかに重点を置いているという証明に過ぎないね。本当に酷いな…。
— 中＠通知OFF (@naka___35) August 8, 2021
女性たちは自分が被害者になる可能性が常にある。現実に被害や危ない目に遭ったことのある人もとても多い。私もそう。
女性への暴力を喜ぶわけないだろう。 pic.twitter.com/HkU1S4VgMu
これはスルメロックの漫画である。いいねは２０００超ぐらいでした。（８月９日時点）どうしてスクショしないで引用ツイを張り付けているのかというと、彼はスクショするとDMCA砲を撃ってくるからである。
「女が不幸になったから男叩きができると喜ぶツイフェミを風刺（しているつもり）の下手くそな白ハゲ漫画」である。
モテない男が逆恨みで女を殺そうとした事件をみて、まっさきにその感想がでてくるとは恐れおった。さすが「痴漢を安全ピンで刺す女はレイプしよう！」という漫画を描くスルメロック先生だ。
インセル殺人を見てまっさきに男叩きが出てくる時点で「そっち側」なんですよね。しかし、「レイプされてくれてありがとう」なんてよっぽど女を下に見てないと出てこない発想だよなぁ。
今回の漫画、スルメロック先生の鍛え抜かれた信者の人がどんな反応してるのかリプ欄覗いたら、漫画自体を藁人形にした一言画像リプの海ですごく怖かった。この作者にはこの読者ありだわ。。。 pic.twitter.com/mirScxMQ14
— rx (@rx78787878) August 8, 2021
地獄。
フェミサイドだと認めたくない男たち
小田急線の切りつけ刺傷事件は、女性からしたら身近にある恐怖の対象であるし、この事件を実体験と絡めて批判するのは「自己満」なのか？
そして、「フェミサイドという言葉はただの思考停止」なのか。否、非モテ男性がモテない逆恨みで女を殺したという事実はまごうことなきフェミサイドである。まずそれを認めなくてはならないだろう。ミソジニーが引き起こした犯罪であると。なぜそれを認めたくないのか。都合が悪いのか。思考停止は果たしてどちらだろうか。
小田急線の切りつけ刺傷事件がインセルによるフェミサイドだと認めたくないのは、自分のミソジニーが浮き彫りになるのが怖いからなのでしょうか？
なぜ、「モテないことを逆恨みし女を殺そうとする男」に女をあてがわなければならないのか？
負の性欲とは
負の性欲とは、つまり「女がセックスる男をえり好みすること」です。つまり、上のツイの「女性の負の性欲を抑制と弱者男性の支援」とは非モテに女をあてがえです。
もう一度言うが、なぜ「モテないことを逆恨みし女を殺そうとする男」に女をあてがわなければならないのか？
問題はモテないことではない。モテないと逆恨みし女を殺そうとしてしまうその精神性にある。
なぜ、今回の明らかに女性を狙った事件をフェミサイドだと認めることができず引用リプを書かずにはいられないのか。お前はガンダムじゃなくてインセルだよ。
普段女叩きでインセルを先導してるもへカスとぐおくんが言うと説得力ありますね。ぐおくんは凍結された前アカで「女はおっぱいパネル以下だから弁えろ」とおっしゃって婚活をしていましたが、無事おっぱいパネルと結婚できましたか？
モテない男が女を殺すのはフェミが悪い！
「モテない男が腹いせに女を殺そうとしたのは過激なフェミが悪い！」
なるほど。「表現物を粗暴に攻撃して」とありますがツイッターでの言論や、企業にクレームをいれることは法律で認められた表現の自由なのですがそれを「攻撃」と言うのは表現の自由を守るという立場をとっている人としてはいかがなものかと思います。
また、「公共の場においてあるオタク向けの性的な広告」を批判されて女を殺そうとするのは、さすがにアイデンティティーが薄弱すぎませんか？
「フェミサイドを攻撃」→フェミストがミソジニーを批判するのは当たり前です。
「フェミサイドが何かもあいまいなまま」→あなたが知らないだけでしょう。ちゃんと定義があります。なぜろくに調べもしないでツイートできるのか。厚顔無恥にもほどがある。
「キモくて金のないおっさんが嫌い～」→被害妄想
男のミソジニーを嫌いな属性に責任転嫁するな
「モテない男が幸せそうな女を憎んで殺そうとした事件」を見てをどうしたら、「幸せそうな女を憎むのはフェミスト」になるのか理解に苦しむ。ミソジニーの投影をやめろ。そして、それを内輪で盛り上がるな。それこそがお前らのミソジニーだし、それを認められない肥大化した自尊心と陰湿さの発露は痛々しい。自分のミソジニーから目を背けるな、向き合え。
非モテ＝インセルではない
「弱差男性の神経を逆なでしすぎてまずいことにならなければいいが」
まず、なぜ弱者男性＝モテないから女を殺すゴミと関連付けるのか。モテなくても善良な男性もいる。
某ハッシュタグの活動が意味がある・なしはともかく、女性の幸せそうな写真を見て「どこに正義がある」「神経を逆なでしすぎて～」とインセル殺人の犯人にシンパシーを覚えるような発言が出てしまうことがおかしい。
すももは非モテ当事者が統計こねこねして女叩きしてるのだと思ってましたが、先ほどのフェミサイドに対する抗議活動に対するツイートを見て某白い饅頭と同じビジネスインセルの可能性もあるのでは…？と思い始めました。
だとしたら、非モテの憎悪を煽ってインセルにしている罪は重くないですか？
我々は何をすべきか？
現状を正しく認識することだと思います。小田急線の切りつけ刺傷事件は女性を狙ったインセルによるフェミサイドであると。そして、ミソジニーが女を殺すと。現状を正しく把握していないと解決策は生まれませんので。そして、インターネット上にある非モテの憎悪を煽るコンテンツとそれに感化された男の危険性を知ってほしい。
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