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日向坂46 5th Single「君しか勝たん」レビュー+α

前談(ヒット祈願についてとか)

こんちゃ。最近がっつりした記事の間に手抜き記事を挟むムーヴをかましてる当アカウントです。今回は真面目にやります。

日向坂の皆さん、全力チアお疲れさまでした。
あんまり普段使わない表現をあえて使わせてもらうと、勇気をもらった時間でした。
元気を送る、与えるとかそういう表現が色んなとこで散見されるけど、自分の性格上あんま軽々しく使いたくない言葉だなと思っていて。
理由は書くとそれだけで一記事書くことになるから置いといて。

なんか今回のヒット祈願は自分にとってはそういうのじゃなくて、
普段メンバーが表に出してないギリギリの頑張りみたいなのを露骨に見せてもらった気がして、心を揺さぶられたというか。
今回のシングルの楽曲「声の足跡」から少し歌詞を拝借すると、
「想いは濁ることなく」「真の叫びが」「君に届いた」。

それと佐々木美玲さん(あえてみーぱんとは呼ばない)、
ゆっくり休んでください。それに尽きる。

しかしこうも順繰りにメンバーの休養が続くと今回のチア企画がまさにそうなんだけど、過度に仕事詰めないで、メンバー休ませたげてとは思う。
あんまりTV見ない側の人間からすると、TVショーだけが芸能じゃないじゃん、特に今はっていう。

仮にも「ハッピーオーラ」を掲げて、しかも「世の中を元気にしよう!」みたいな企画を素人目に見ても無理がたたってる状況でやられても見てるこっちはしんどいだけなのよ。

話題ちょい変わるけど深田恭子が自分と同じ症状で休養したのもあって思うとこあるのよね、
コロナがとか現代病とか関係なく元々の社会環境が生み出してるものだと思うのよね。

まあ実際今回の企画で購買欲をそそられたのは事実で、
普段はシングルどれか1枚、あとは配信で楽曲買うパターン多いんですが、
今回は個人PVもあるしタイプA~D全部買っちゃいました。

基本楽曲原理主義者で同じシングルは2枚以上買わない主義を貫いてきた自分ですが、齢28にて陥落しました。
ちなみに配信でも全曲入り買ったけど冷静に考えれば買ってない通常版分の曲だけ250円で買えば良かった気がする。どうせCD取り込むんだし。

ちなみにアルバムも同主義でしたが、ライブ映像見たさでこちらも昨年「ひなたざか」で陥落させられました。タイプAB買いました。

横浜のタワレコで買いました ↓

それではちょっと重めの前談でしたが、表題通りシングルレビューやります。曲順は配信のコンプリート版に準拠。
あくまで個人の感想なので悪しからず。


・楽曲レビュー


1.君しか勝たん

(お気に入り度:☆☆☆☆☆☆☆)

良い曲。今までの表題5曲ではドレミの次に好き。
正直タイトル発表された時はそのダサさに軽く絶望してたんだけど、
これもやすすの計算の範疇なんだろうな。リスナーから色々言われること含め。ソンナコトナイヨもそうだけど、タイトルであえてそれ選ぶか感。

事実、歌詞でびっくりする程サビの「君しか君~しか~勝たん~」だけ浮いてるもんな。
一方それ以外の詞、メロは懐メロ歌謡曲風でとても良い。
タイトルでキュン的なの想像してただけに。
結構リピートにも耐えられる。

この曲でものすごい評価したいのは、表題できっちり1番2番ともにソロパートを入れてる点。センターかとしだからこそ出来る事かもね。
アイドル曲で全編ユニゾンか否かって自分の中ではものすごい大事な評価点で、歌手である以上は「歌」を聴かせて欲しいと思ってる。
正直この点(と握手券商法)が日向に触れるまで10年以上秋元グループを毛嫌いしてた理由で、
いざユニット曲とか聞くとちゃんと歌えるメンバー各グループにいっぱい居るんだから、坂道全体に言えるのはもっと歌を信じて欲しいという事。
その点だけでもこの表題曲の意義はあるんじゃないかな。


ただ一方でこれがシングルだ!と言われるといかんせん地味感はあるので
それを「君しか勝たん」のパワーワードで無理やりキャッチーにした感。

君しか勝たんの部分が別のフレーズで、ひっそりとカップリングに収録されてる感じの曲なら手放しで大絶賛したと思う。

PVも良いよね。こういう1カット(1カットとは言ってない)好きなのよ。
アルクアラウンドとか、SUNとか、君の瞳に恋してないとか。

2.声の足跡

(お気に入り度:☆☆☆☆☆☆☆)

ドラマ声春っの主題歌。青春の馬枠と思いきや割とがっつりバラード。
ひらがな時代を思い出させるような曲調と歌詞(当時リアタイで追ってないけど)。昔からのファンはPVで感涙ものなんだろうな。

良い曲だとは思うけど、全体を通してちょっと単調かなというのが忖度なしの感想。ラストでもっと畳みかけてもいいのではと思った。ちょい乃木坂っぽい感。
詞は良いと思う。しかたんと同一の人とは思えん。

3.どうする?どうする?どうする?

(お気に入り度:☆☆☆☆☆☆☆☆)

一期生曲。
何やこのタイトルって思ってたらまさかのポップファンク。
巷では乃木坂の「I see…」感って言われてるけど、どっちかというと
「Out of the blue」ぽいと思うんだよね、曲調。
コード感はI seeぽいけど曲全体で聴かせる感じが後者っぽいというか。
上記曲の人とは作曲者は違うみたいだけどね。

意外と日向になかったタイプの曲で、こういう方向のが世間には届きそうだとは思うのだけど。乃木姐詳しくないけど上2曲は大好きだし。

強いて言うならタイトルに反して曲の印象が薄い感じはある。
パッとサビが思い出しにくい感じというか。良い曲なんだけど。
そういう意味ではwowwow yeahyeahで押し切ったI seeの割り切り感。
ただ各メンバーそれぞれソロパートあるのすごい良いと思いました。こういうのでいいんだよ。

あと個人的にはアウトロ無しでラスサビで唐突に終わる感じがなんかむず痒い。この曲はアウトロ欲しいタイプの曲。

東村センターは英断。かわいい。
特典ブロマイドのうち1枚東村さんでした。かわいい。

PVは曲始まるまでに1分ちょいあるので長ぇよとは思う。
竹中直人出すのは全然良いんだけど、この「普通」推しのテーマはよく分からんかった。割とノイズだった。竹中さん本人はどう思ってたんだろう。
個人ショットも余念がないのは良かったです。

4.世界にはThankyou!が溢れている

(お気に入り度:☆☆☆☆☆☆☆)

二期生曲。
個人的には今回のシングルで一番のスルメ曲。
初聴では正直外れだな…と思ってたけど解禁からしばらく時間経ってから何か耳に残り始めた。

というのも、自分がこういうタイプのメッセージの主張が強い歌詞が苦手なのと、メロが終始単調でキー低めなのがうーん、と。

もうちょいPVのテーマに沿ったサーカス感というか、
曲調ブロック毎に変えたりとか富田の歌唱力無双パートあっても良いのではとか、何かなあと。ライブ映えはしそうな曲だけどね。

ただ何か知らんけど「センキュマイライフ」が後々脳を支配してきた。
覚えやすいフレーズってのは強いね。
何かリピートしても飽きないんだよね、この曲。
キー低めだけど良い所にメロ当ててくるから聞いてて変に疲れない。BPMもアップテンポだけど丁度いい。

表現としてはあれかもだけど、作業用BGMとしては☆5つ。
音楽的な自分の好みとしては☆3つ。

PVは可愛い。衣装かわいい。ミホワタナベだけ100t持たされてるのはそれサーカスじゃないじゃんとは思った。

5.Right?

(お気に入り度:☆☆☆☆☆☆☆☆)

三期生曲。
逆に初聴でがっしり心を掴まれたのはこの曲。
むしろI see感はこっちのがあると思う。曲調とかじゃなくて。

清々しいほどのノイズ無きアイドルソング。
「こういうのでいいんだよ」に溢れし曲。

曲としてもコンパクトで非常に良いし、
トゥールトゥトゥ…がちゃんとブリッジの機能を果たしてる。
1サビと2Aの繋ぎ方はあっぱれだと思った。

PVの出来も曲も良いのに、
三期メンバー(人数4人、ひなの以外新メンバー)っていうディスアドバンテージで今回のシングル曲で一番再生回数少ないのは何か納得いかない。もっと伸びろ。

6.膨大な夢に押し潰されて

(お気に入り度:☆☆☆☆☆)

シリアス調のロック曲。欅坂のアルバム曲感。
かとしソロが多くて良き。

良くも悪くも作曲の杉山さん節というか、
シンセのレトロ感をどう捉えるかって感じよね。
自分的にはちょい食傷気味なんだけど。

この曲の聴きどころというか好きなポイントは、
A~Bメロで徐々に上げて行って力強いサビが来るのかな、と思いきや
Bメロのラストで一回溜めたのを収めてからのサビという展開かな。
かなりサビが映える構成だと思うし、そこは流石だなと。

ライブで観たら印象変わるのかなぁって感じ。

7.嘆きのDelete

(お気に入り度:☆☆☆☆☆☆)

加藤史帆ソロ。
こちらもシリアス調のアップテンポ曲。

タイトルからかなり重めの曲なのかな、と思いきや
前曲に引き続きレトロなシンセのイントロから始まり、
サビで完全にゼロ年代のガンダムが宇宙を舞ってる図が容易に浮かんで笑ってしまった。

「ひなたざか」に収録されてた「どうして雨だと言ったんだろう?」に全体的に似てるかな。

全く悪い曲じゃないしむしろ良い曲なんだけど、
かとしはミディアムバラードを歌わせたら日向髄一の人なので
(耳に落ちる涙、やさしさが邪魔をする とか。)
そういうソロ曲あてがって欲しかった感は否めない。


総評

(お気に入り度:☆☆☆☆☆☆☆☆)

色々書きましたけどトータルではかなり満足度高かった。
個人的に3rdが歴代では外れなしだったなと思っているんだけどそれに勝るとも劣らない楽曲群だったと思います。
今回は各期生のユニットという試みと楽曲がマッチしてた。

センターについても固定しないで
最初に小坂でグループの地盤を固めて、アルバムでみーぱん、
そしてこれからのフェーズでかとしと、
皆で前に進んでる感じが良いと思ってます。現に全員選抜だし。

予想だけど次のセンターは今年中に次シングルで齊藤京子、
その次で小坂カムバックしつつ2ndアルバムリードでお寿司、
次のフェーズでひなのかなぁと。

あくまでこれは自分の考えだけど、
日向坂は4期、5期とダラダラやるより
卒メンは出るかもだけど現メンバーで全員選抜を貫いて、
キャプテンの三十路をお祝いしてその年辺りに盛大にドーム公演で前向きな解散して綺麗に終わって欲しいなと思ってる。


ということで、レビューはこんな感じで。
次は個人PVの感想書きます。

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