人生の転機となったアジアでの生活

ブラック企業を辞めたらお金を使わなくなった話を書いて思い出したことがもうひとつ。

会社を辞めて海外に放浪の旅に出たの。

心身共に満身創痍状態だったから、1人でアジアの安い(当時 笑)でしばらく暮らしてた。

それまで、私は身体を壊しまくって自律神経が全然機能していない状態だったから、夜は睡眠薬で眠り便秘は下剤で解消し、生理はピルでコントロールしていた。

それが仕事を辞めて会社に行かなくてもよくなり、

朝起きられなかったらどうしよう とか

眠れなくて次の日、しんどかったら仕事に差し支える

とか、そんな心配から解放された。

とにかく部屋にこもって、眠くなるまで本を読んだり、PCで日本のドラマみたりして

ウトウトしながら、鶏の声で目が覚め、起きて散歩をして

お腹がすいたらカフェに行く。

街には川が流れていて、その川のほとりでぼーっとしたり、野良猫や野良犬を眺めたり、そんなゆるーいアジアの空気に癒される。

そんな毎日を1か月ほど繰り返していたら、薬なしで眠れるようになり、気力も体力も復活してきた。

なにもなくても、気持ちが満たされていて、そうするとお腹もそれほどすかなくて

カフェでお茶を飲んだり、1日1食屋台でごはんを食べるだけで十分になった。

体重もちょうどいい感じに減って、身体が軽くなり、なにより全然お金が減らないのでした。

気持ちが満たされているとお金が減らないんだなって思った。

そんなゆるい日々、3か月も続けたら、エネルギーがあり余り、何かやりたくなってきて

「ひさびさに仕事でもするかー!!」という気分になり帰国しました。

あの時、人生ではじめてお金のためではなく「仕事をしたい」という気持ちになったし

なにかしたい!
消費だけして生きてくのはつまらなさすぎる!
なにか生み出したい!
人の役に立ちたい!

と思いました。

それまでは「私はお金があったら絶対働かない」「お金がないからしょうがなく働いているのだ」と本気で思ってました。

大きな人生の転機でした。

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