小説『鬼平犯科帳』の舞台『靈巖寺』を散歩
小説「鬼平犯科帳」の「二人の女房」のお話をはじめ、小説やテレビでも直々この霊巌寺(れいがんじ)という名称が登場します。
江東区白河一丁目3-2にあります。
寛永元年(1624年)霊巌雄誉上人(れいがんゆうよしょうにん)が、墨田川河口を埋め立てて霊巌島を築いたことに始まります。
その霊巌島に創建されました。
明暦の大火後(1657年)に江戸深川に移転したとのことです。
現在は江東区白河ですが、この白河と言う地名は、この霊巌寺に陸奥白河藩主松平定信(むつしらかわはんしゅまつだいらさだのぶ:第十一代将軍徳川家斉のもとで老中首座を務めました)の墓所があることに因んで付けられたのだそうです。
この霊巌寺の開基、霊巌雄誉上人は、当山を創建後、後水尾天皇(ごみずのおてんのう)に進講し、寛永六年(1629年)京都の浄土宗総本山知恩院の第三十二世門跡となりました。
その後、寛永十五年(1638年)江戸に戻り、寛永十八年(1641年)87歳で逝去されました。
浄土宗 道本山東海院霊巌寺といいます。
ご本尊は阿弥陀如来です。
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