3.第二次ジャニオタ期②同志との出会い

Mちゃんの存在は私のオタク人生に大きく影響していると今でも感じる。
もうずいぶん長く連絡も取ってないけど、彼女はまだオタクをやっているのだろうか。
そう思って連絡先を調べてみたけどLINEは登録してなかった。
LINEをし始めてからは連絡をとってないって事か…それって何年前だ？
電話番号は登録してあったけどさすがに電話する勇気はなかった。

同じものを好きな人とそれについて語るのは何物にも変え難い事だと思う。
想いというのは言葉にする事ではっきりと形作られて心に居場所を作って
どんどん大きくなっていくものだと思う。
だから、口に出して大好きなものを語ったら、想いの加速が止まらない。
それは身をもって実感している。

Mちゃんとの出会いは掲示板。
その頃は携帯を持ってる人がそもそもそんなに多くなくて
すべてをパソコンでやっていた。
地元のジャニオタを探していたけど、なかなかこんな田舎でインターネットの掲示板で
オタ友を探してる人は見つからなかった。
そして見つかったとしても、ああいうのってなんか文章から醸し出す空気感ってあって
なんとなく合わなさそうだな、とかそういうのがある。
そして見つけたのが、Mちゃんのオタク友達募集投稿だった。
地元も同じ、年齢も同じ
同担拒否の感覚も同じ
文章もなんかしっくりきたんだと思う（覚えてないけど）
今でも覚えてるのは、「最近iモードはじめました」の文章。
この田舎で、その時の年齢でiモード！かっけええ！！！！となった。
同い年でiモード取り入れてる人なんて都会人じゃん！と思い（中学生でiモード使ってる人なんて周りにはいなかった）
憧れの気持ちも入り混じって友達になりたい！と思って、すぐに連絡をした。
私は、パソコンのメールから。

Mちゃんは亀梨担で、私はその時（確か）山ピーの担当で
同じJr.で他担という最高の状態だった。
それから何通かメールをやり取りしてすぐに意気投合した。
多分、毎日のようにメールのやり取りをしてたと思う。
それからどれくらい経ってからかは覚えたないけど、Mちゃんから福岡で開催されるKinkiのコンサートに参戦するという連絡が来た。
私もちょうどそのコンサートに参戦する予定だったので、会場内で会おうという事になった。
座席番号を教えてくれたから、私は会場に入ってすぐにMちゃんのいる座席へと向かった。

今でも、ドキドキしながら教えてもらった座席に座ってる女の子に声をかけた景色を覚えてる。

それからは学校が休みのたびにMちゃんと会った。
ずっと飽きもせず、ジャニーズの話をし続けていた。
Mちゃんはお母さんもジャニオタで、私よりも歴も長くて知識も豊富で話していて本当に面白くて
実家が太かったから、どこまでも遠征をしていた。
それもすごく尊敬というか、憧れというか、そんな感情だった。
Mちゃんもそれでマウント取るようなタイプじゃなかったし、私も妬むようなタイプでもなかったので
遠征の話を聞くのも楽しくて大好きだった。

この時期のジャニオタ期って、Mちゃんと狂ったようにオタク話をしていた記憶ばっかりなんだよな…
お互いに「相方」とか言って、インターネット上でも合同でブログなどしたりしてたな。
メモライズってやつ…メモライズって生きてる？と思って検索したら
livedoorブログに統合されていた…20年前に………

そしてMちゃんと一緒に、ジャニーズ以外のアイドルにハマった時期もあった。
w-inds.、RUN&GUN、HEADS…

w-inds.は今も活躍してるし
なんなら今のジャンルと繋がって動画とか回ってきてめちゃくちゃびっくりした。

ランガンも、HEADSも、他で頑張ってるメンバー沢山いるから
いまだに今の活動目にしたりすると勝手に懐かしい思いが生まれてきたりなんかもする
勝手に…

その頃はよく、どのグループもキャナルシティでお渡し会とかミニライブとかサイン会みたいなのをやっていて
徹夜で並んだり、同担の女とのいざこざに巻き込まれたり色々あって
今ではどれもいい思い出だな…

握手会やお渡し会、サイン会みたいなものはCDを買った枚数並べたので
帰りの交通費だけ残して持ち金全部を
CD代に注ぎ込んで（現場で追加購入できるので）その分周回するなんてのは
この頃にしっかりと身に染み付いて当たり前の行動となっていた。

でもやはり、ジャンルが変わっていって好きなものが重ならなくなっていくと
あんなに仲が良かったのに連絡もどんどんしなくなって、疎遠になっていくもので…

この後某バンドにハマった私と、2.5次元にハマったMちゃんは自然消滅という形を迎える事になった（カップルか？）
数年後また、再会するんですけどね…