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うさぎの繁殖力がすごい!?正しく学んで多頭崩壊を防ごう!


【導入】

うさぎは一度関わるだけで底なしのかわいさに魅了されてしまう生き物です。そのため、自分が飼っているうさぎ以外にも興味がわいてしまうことがあるでしょう。

 

しかし、ひとつの間違いで取り返しのつかない惨事になってしまうケースもあるため、細心の注意が必要です。どのような注意が必要なのか、この記事を通して学んでみてください。

 

 

多頭崩壊の怖さ

 

自然界では、うさぎは獲物(捕食される側)とされています。そこでうさぎたちは、産まれてくる数を増やして生き抜く方法を選び、進化をしました。そのため、一度に産まれる数が多く(約6羽)、年に10回程度出産ができる身体になっています。

 

つまり、去勢手術や避妊手術をしていないオス・メスを多頭飼育した場合、1年で60羽のうさぎが産まれる計算になります。また、産まれてしまったうさぎ同士でも繁殖をくり返すため、飼い主だけでは歯止めがきかない大惨事になってしまうのです。

 

 

国内でも起きている多頭崩壊

 

猫や犬の多頭崩壊は、メディアにもよく取り上げられています。ただ、うさぎの多頭崩壊はあまり取り上げられていないため、その悲惨さが世に広まっていないのが現状です。

 

しかし、うさぎの多頭崩壊も国内で何度か発生しています。2022年の夏にも、うさぎが200羽以上に増えてしまった家庭がありました。100羽に増えたあとは、1ヶ月でプラス100羽になったため、一度増えてしまうと取り返しがつかないことがわかります。

 

 

多頭飼育は危険?

 

多頭崩壊の話しを聞くと、多頭飼育が怖く感じてしまう人がいるかもしれません。しかし、正しい知識をもち、深い愛情でうさぎに向き合う飼い主さんなら、多頭飼育も楽しむことができるでしょう。

 

うさぎ同士が寄り添ったり、遊んだりする姿はみているだけで幸せな気持ちになる光景です。過度に恐れたり、多頭飼育の飼い主さんに偏見をもったりする必要はないといえるでしょう。

 

 

多頭飼育の注意事項

 

多頭飼育の注意事項は下記の4つ。うさぎの生態とともに確認をしていきましょう。

 

・縄張り確保

うさぎはなわばり意識が強い生き物です。そのため、ケージは1羽に1つ用意をするようにしましょう。

 

・部屋んぽ時の配慮

うさぎ同士が仲良くなるまではケージ越しで対面させるなど、うさぎの気持ちに寄り添った段取りをくむようにしましょう。

 

・望まない妊娠の回避

同性同士の飼育や、去勢・避妊手術など、妊娠を望まない場合は適切な対策を行なうようにしましょう。また、ペットショップなどで伝えられた性別とは異なる場合もあるため、その点も注意をするようにしましょう。

 

・想像していない展開の可能性

うさぎ同士が仲良くならないどころか、うさぎ達のストレスが増す一方…という場合があることも頭にいれて多頭飼育を選択するようにしましょう。

 

 

飼い主さんがいれば幸せ!

 

多頭飼育を検討中の方は、どのような理由で多頭飼育をしたいのかもう一度考えてみるのもおすすめです。例えば「ひとりにしてしまう時間が多くてかわいそう」「2羽のほうが楽しそう」などが理由の場合は、多頭飼育はしなくてもいいかもしれません。

 

うさぎは飼い主さんが大好きなので、1日1時間程度遊ぶだけでもとても幸せなはずです。飼い主さんが忙しいときは、ぷうぷういびきをかきながら眠って待っているでしょうから、”1羽ぼっちタイム”にあまり罪悪感を感じなくても大丈夫です。

 

 

うさぎも飼い主さんも幸せになれる選択をしよう

 

SNSなどで目にするうさぎの多頭飼育。そのため、多頭飼育に憧れる飼い主さんも多いのではないでしょうか。実際、多頭飼育で得られる幸せや楽しさは非常に魅力的といわれています。

 

しかし、1羽飼いだからこそ感じられる大きな喜びや嬉しさもあります。ぜひ、”あなたのうさぎさんにあった飼育環境”で、うさぎさんも飼い主さんも笑顔でいられる選択をするようにしてくださいね。

 

講師:ほしほしこ

 

息子の幼稚園からわが家にやってきた、ホーランドロップの「うさこ」との出会いで世界が一変!モフモフさが世界一・自己主張の明白さが世界一・かわいさが世界一と、うさこを溺愛する日々を過ごす。のちにうさこは唯一無二の相棒となり、波乱万丈な育児にも協力をする頼もしい存在に。

 

しかし現在、うさこがお空に帰ってしまったためペットロスと格闘中。うさぎのやさしい世界が広がる『うさぎの杜』で癒されながら、うさことの時間をあたたかい気持ちでふり返っている。

 

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