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85億年分の…

中村桂子さん(JT生命誌研究館名誉館長)の日本記者クラブでの講演動画を見た。


「生き物は全部細胞でできていて、その細胞にDNAが入っています。現代生物学では祖先は1つ、1種類の【祖先細胞】から全ての生きものが出てきました」


扇のカナメのところの1種類の祖先細胞からすべての(名前のついているものだけで180万あるそうな)生物が発展してきて、今の世界全体があるということ。人間が進化の先の一番上、にいるわけではなくて扇の先端部分の一角にいるだけだということ。アリ1匹にも85億年の生物の歴史があるということ。

そしてそんな、「全部」のなかに人間もアリもウイルスもいてそれはもう、85億年一緒に歩んできているってこと。

だからね、自然と「戦う」っていう形を取るのはあんまりお利口じゃないんだね。

正面から戦うんでもなく、上からコントロールしようとするんでもなく、その一部として暮らしていく。まるっと全てを「生命体」として見ていく、研究していく、扱っていくっていう視点が新しい形だそうです。

これってさ、生物学の話ですけど、スピ業界とか、宗教界とかと言ってることはおんなじ感じですよね。ワンネス、ひとつながり、ですよ。

弱肉強食で進化してきたっていうのも、ちょっと違うみたいです。おもしろいね。物の見方が変わって、新しい世界になりますね。


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