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うさぎ通信*あなたと読みたい手紙文学

2023.3.11 sat
at 俊カフェ

ずっと温めていた企画を実現することができました。
手紙文学を読む朗読会。

「あの日に、彼の地に、戦争時代に
 想いを馳せる大事な時間となりました」

俊カフェ店主古川 奈央さんのお言葉です。
さまざまな時代の作品を通して、手紙や文学は時代を映すものだとあらためて実感しました。

絵本・童話作家の橘春香さんが、ゲストとして登場


この日は、東日本大震災から12年目の日。
後半のプログラムでは、震災で子どもを亡くしたお母さんたちの手紙がもとになった絵本と橘春香さんの童話『ボンぼうや』から主人公の手紙を一通読みました。
二つの作品に共通しているのは、何気ない日常が、いかに尊いものであるかを感じさせる点だと思います。
ゲストでお越しいただいた春香さんの
トークからもそのことを強く感じました。

「旅人の目でまわりを見たら、
 きっと、毎日、発見ばかり!」
(帯文より)

「いつも一緒にいる人のことも、
 旅で出会った人みたいに、
 ずっと一緒にいられるわけじゃないんだって思えば、
 きっとやさしくできる。
 一緒に過ごす時間を大切に、
 深く味わおうって」
(本文より)

3.11という決して忘れてはならない日に、忘れてはならい大切なことをみなさんと共有することができました。

会場は、谷川俊太郎さん公認のカフェ「俊カフェ」


「兎ゆうさんの透明感と芯の強さがありながら、ナイーブさも感じる声が、ボンぼうやにぴったりでした」
と著者の橘春香さんご本人に言っていただけたことが、とても嬉しく今後の励みになりました。

谷川俊太郎さん等身大パネルとともに記念撮影。
左から橘春香さん、兎、かとうちかさん


俊カフェというポエジー溢れる空間に、ご来場いただいたみなさまの想いが満ち、温かな時間となりました。
ご来場ありがとうございました。


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