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チェロとわたし①

コロナ禍で色々制限されてた頃、Netflixもyoutubeもオンライン飲み会も飽きてきて、さて家の中で何ができるかなと思った時に目があったのが部屋の隅にいたチェロ。
そうだった、私にはチェロという趣味があったではないか!と楽器を出して弾きはじめたときにふと気づいてしまいました。
「あれ?もしかして一人で弾ける曲がないかも?」

私は大学のオーケストラでチェロを始めました。ご多分に漏れず夢中になり、音楽三昧の濃密で幸せな4年間でした。
卒業後はこれもあるあるで、先輩たちがやっていたアマオケにスライドみたいな形で入ったものの、就職先がサービス業で週末休みが確保できず、段々と練習からも足が遠のいていく。。
それでもめっちゃ細い糸でなんとか完全に切れないようつないでいた中、今も所属する弦楽アンサンブルに出会い、本番も年に1回というゆるさが丁度よく、さらに転職して週末休みとなり、また糸を少し太くすることができるようになりました。

とはいえ30代はライフイベントもあり、チェロ以外にもやりたいことがありで、正直弦楽アンサンブルも練習に行って練習する状態。でも自分の中でチェロとの距離はこんな感じが普通(限界)かなって思いながらさらに10年くらいして、やってきたコロナ禍。
そして冒頭に戻るのですが、自分がこれまでパート譜しか弾いてこなかったことに、はたと気づいたのでした。

でも合奏が好きでアンサンブルがやりたくて楽器を弾いてたんだなと改めて振り返るいい機会になったので、これまでのチェロ人生に全く後悔はありません。
けど、こんな世の中になってしまったからには一人遊びもできないとね、、と思ったアマチュアチェリストが手にする曲はもちろん鉄板のバッハ無伴奏なのであります。

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