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【記事アーカイブ】黛灰の物語 時系列まとめ 前編

サムネイル引用元: https://youtu.be/Bbrof_gjto0

 この記事は、こちらのぷらいべったー記事をより見やすく、より参照しやすく改良するために移した記事となります。みなさまの思考整理のお手伝いが出来たら幸いです。


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 黛灰の物語を主として、その周辺で”起きた現象”に重きを置いた時系列表になります。この記事では「公式の再生リスト」以外の「重要となりそうなアーカイブ」についても紹介しています。

参考元:非公式wiki黛灰のページ内「黛灰の物語」
YouTube黛灰チャンネル内コミュニティ欄「所長の記録」


所長の記録内記述(改変前)

1997
09/28
黛灰生まれる。

1999
11/07 黛灰が施設に引き取られる。
11/27 黛灰、施設内であまり周囲に馴染めていない様子。
12/23 野老山教授(以下師匠)、黛と邂逅。黛に「ど~も~」と話しかける。
12/25 師匠、黛にパソコンをプレゼント。
その際、インターネット、パソコンの未来に強く期待する言動をする。

===== 参照不可データ =====

2007
09/14
黛灰、学校へ行かなくなる。

===== 参照不可データ =====

2011
07/30
師匠から、黛のプログラミング技術には目を見張るものがあるという話と、就職先の紹介などの話題が出る。

2013
01/02 黛、加賀美ハヤトと初対面。ゲームで遊ぶ。

===== 参照不可データ =====

2014
06/11
黛、所長に「施設の支援のために残りたい」という申し出をする。所長は黛のことを少し心配していた。

所長の記録
YouTubeのコミュニティ欄に突如掲載された謎の文書。
どのような意図で誰が掲載したのかは不明。
2021年の誕生日に突如西暦の部分が書き変わった。



2019 - 黛灰デビュー~初めての「こんばんは」

 07/24 黛灰、Twitterデビュー。

 07/25 黛、ハッカーという立場に警戒した先輩AIライバー出雲霞に「今のところ俺は敵じゃないから、安心してくれていいよ。」
とリプライ。

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 7/27 黛灰、Twitterにて謎のツイートをする。

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 07/28 黛灰初配信。

配信に2434systemを使用する等、気になるところが多々あった。
Cパートにて実験やプロジェクトについて質問する。
「あのAIの子とか怪しいと思ったんだけどな…」
(先輩ライバーの出雲霞のことかと思われる)

鈴木勝・出雲霞
二人とも、2434systemに関連したストーリーを持つライバー。
「劇場型企画」と呼ばれるストーリー配信を黛デビュー以前から行っていた。

2434system
異世界と交流ができるシステム。
それ以外にも、電脳世界人工知能の研究に使われている…?

 07/29 黛灰、出雲霞の物語まとめツイートをRTして、「ふーん……。」とだけ発言。

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 07/30 黛灰、「調べ物の続きしなきゃ」という発言の後、鈴木勝のストーリー配信に介入してしまう。

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鈴木勝の配信が終わった後、黛は意味深なツイートを残す。

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 08/01 黛灰、ライバー調査配信にて、
(先日の介入について気になっているストーリーの視聴者に向けて)
「今のところ俺は敵じゃない。」「一応情報として見てるだけ。」と発言。

 08/16 ライバー調査3回目にてCパートがあった。
誰かと黛が電話をしているような音声で、内容は、
「彼らについての情報は一通り仕入れた」
「俺の動きについても気付かれているみたい」「計画は順調」等々であった。

 09/11 黛のTwitterの現在地が「どこかの世界に生きている」になる。

 09/12 YouTube黛灰のチャンネル内のコミュニティにて、「所長の記録」が公開される。黛自身からそれについての言及はなかった。

 09/15 黛灰の雑談配信にて、リスナーの一人が「一月二日のこと覚えてる?」とコメントを書き込んだところ、「あぁ~ハヤトさんと一緒に遊んだ日? ……何で知ってるの?」と発言。その後も混乱したままで、コミュニティ内の所長の記録については全く知らない様子であった。

 09/28 誕生日ボイス00番

誕生日ボイスに、00番という謎のナンバリングが設定されたトラックがあった。ボイスの販売ページには、解釈違いへの注意書きもあった。
また、黛は00番を認識していなかった様子だった。

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 10/11 「こんばんは」

黛灰がチャンネル登録者数10万人を突破した数時間後に、チャンネルが何者かにハッキングされる。

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チャンネルをハッキングした何者かは、「こんばんは」という配信枠を取り、「過度にボイチェンがかかった関西弁の赤ちゃんが、増税や最近の社会に文句を言いながらおばあさんをkillする」配信を行った。

配信は20分後に終了。黛は無事チャンネルを取り返し、寝た。

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  12/23 色吉郎、誕生。
「第1回 新生マスコッツオーディション」にて、内名色吉郎が初登場する。

内名色吉郎
インナーカラーの内名色吉郎。江戸っ子喋りのギャグキャラかと思いきや、その正体は黛が作り出したプログラム。ディープラーニングを落語で覚えさせたせいで、江戸っ子として自我を持ち始めた。物語の中でハッキリ姿を見かけることはないが、見えないところでハッキング経路のサポートなどをしている様子。


2020 - アンケート~5万人記念新衣装周辺

 01/09 謎のアンケート

黛灰のTwitterに突如として「黛のこれからの行動を選ぶ投票ツイート」が投稿された。それらは複数回投稿され、文面はノベル的、モノローグ的であった。

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「(せっかくだからツイートでもしとこうかな)」という文面のツイートの後、選ばれたメニューの写真が投稿されるが、その写真は色ズレ等々が起きていてノイズで乱れていた。

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また、この時、黛はこの投票ツイート群を認識できておらず、

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かつ、黛がツイートしたスクリーンショットには、写真の色ズレが発生しておらず、投票ツイート群も存在しなかった。

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また、最後の投票ツイートのみ、期限が三日間に設定されており、選ばれたのは、「この先どんなことがあっても俺は自分の思いを貫くと心に誓った。」

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 01/28 黛灰のチャンネル内コミュニティに0と1で構成された暗号のような文章が投稿される。解読すると「内側のさらに内側は外側なのか」になる。

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 02/23 黛灰5万人記念新衣装

黛灰の新衣装配信にて誰かと電話しているようなCパートがあった。

内容は以下。
「こっちの方も忘れてないよ。」
「それなりに居て違和感のない存在にはなったんじゃない?」
「皆もそろそろ忘れたり、 警戒心も薄れてきた頃なんじゃないかなって。」
「向こうから見た景色がどうなのかの確認って感じ。」
「霞や勝君からすれば『---ノイズ---』(向こう側?)、つまり、俺たちの過ごす現実っていうのは、 俺たちとは同じように見えてないわけだろうし。そういう意味では、俺のもう一つの目、みたいな感じかな。」

「それにしても、俺も使ってて何なんだけど、この2434systemって、一体なんなの?
「いやまぁ確かに、勝君のデータは参照させてもらってるから、そこは分かるんだけどさ…そうじゃないっていうか…」
「とにかく、ちゃんとやることはやるよ。 きちんと仕事はするから。」
「機関の一員として、ね?」

機関
主に鈴木勝の物語に出てくる、謎の組織。
鈴木勝が参加している実験、及び『組織』に対して妨害を入れてきたことがある。
しかし、どうして妨害しているのか、本当に敵対組織であるかは不明。

 03/04 Ark記憶喪失配信にて、2434systemの枠が二重になっていた。これに対しては、詳しい言及も無かったため、詳細は不明。

 03/11 ホワイトデーボイス2020にEXボイスがあったが、黛は把握していなかった。かつ、EXボイスの認識が出来ていなかった。

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 03/31 あつ森配信の日記パートにて、「ちゃんとシゴトもしないとなあ。」という文章を書いて配信が終わる。



2020 - エイプリルフール~HAVE Not

 04/01 黛灰の消失

「黛灰」という人物の存在、認識がバーチャル世界から消える。順を追うと、

黛の顔写真と自己紹介が、チャンネル概要欄とTwitterのbio欄から消える。またTwitterのbio欄の現在地が「どこの世界に生きている?」に変わっていた。

「【The Stanley Parable】敷かれたレールの上」という、普段とは違う様子の配信枠が04/01の23時から予約されていた。

③夕陽リリの新衣装配信にて、次の日のコラボ告知がされるも、明らかに黛であろう人間の顔写真の上に酷いノイズ+落書きのように上塗りされた線がかかっていた。しかも、この画像に対してリスナーが「黛?」とコメントするも、と発言する。夕陽リリは「黛って…誰ですか?」と発言する。

④伏見ガクの配信にて、リスナーから黛の名前を出された際に、伏見ガクが「新人ライバーかなんか?」と発言。Arkにて黛と一緒にトライブを組んでいたはずだが、伏見ガク一人のトライブということになっていた。

④相羽ういはが、リスナーへの返答で、
「代
 黒 灰さん…? ってどなたですか?」
とツイートする。

「【The Stanley Parable】敷かれたレールの上」が始まる。

画面にうっすらと黛が映っていて、2434systemの枠がいつもより大きくなっている。
内容としては、The Stanley Parableを「ナレーターの指示に沿って」プレイする、という内容であるが、以下の点で不可思議な部分が見られる。

①最初のスタンリーのプロローグパートのみ、ゲーム音声が乗っていなかった。
②選択が迫られる場面で、ノイズとともに01/09の投票ツイートが映る。
③スタート時辺りを見まわす、途中できょろきょろと辺りを見る、「彼はそれを信じることを拒否しました。」という描写で、下を向いて首を振るような動作をするなど、人間らしい動作が多くあった。
④基本はナレーターの言った通りに動くが、「なぜなら彼は暗証番号など知るよしもなかったのだから!」という描写では、番号を入力しなかった。

黛はナレーターの指示通り、自由を選び、
最後の投票ツイート
「この先どんなことがあっても俺は
   自分の思いを貫くと心に誓った。」

が映って配信は終わった。

04/02 日付変わって数分後、黛が戻ってくる。
その際には、チャンネルもTwitterも元通りになっており、相羽ういはも黛のことを思い出していた。
変わったのは、
・Twitterの現在地が「どこかの世界にはきっと」になっていた。
スタンリーの配信が限定公開になり、黛のコメントではあるが、丁寧な言葉で書かれていて、明らかに黛ではない第三者からのコメントが付けられていた。また、そのコメントには「プレイヤー」という単語があった。

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という部分である。

昼、黛はあつ森配信を行うが、こちらも、不可思議な点があった。

①4/1には配信がなかったにも関わらず、配信タイトルの日数が一日飛んで14日目になっていた。(前回は3/31で12日目)
②「昨日があまり、長時間で配信できなかったから」等、黛が4/1に配信をしていたかのような言動を終始していた。 (実際はなかった)
掲示板に4/1分の絵日記があった。しかし、内容が途中で上書きされており、「キミたちには、カレをみつけられない。ぼくなら、カレをみてあげられる。」という内容とともに、単眼のマークが描かれていた。

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夜、夕陽リリとのコラボ配信では、
 黛「新衣装いつ公開したの?」
 夕「コレですか?昨日ですよ。」
 黛「昨日か、見てなかった。
と、夕陽リリの新衣装配信を把握していなかった事が分かった。

 04/08 春満開ボイスが発売。今回もEXボイスがあったが、またもや黛は認識していなかった。

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 04/19 「to HAVEN」→「HAVE Not」

黛灰のツイート後、

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鈴木勝と出雲霞のチャンネルにて、突如謎の配信が始まる。

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内容としては、2人でテレビ電話のような通話をしている様子。
…なのだが、途中で何回かノイズが入る。
最後に大きなノイズが入った後、出てきたのは黛だった。黛曰く、「通話が視聴者と誰かに聞かれている」とのこと。
混乱する二人に、黛が枠を移動させ、事の状況を説明する。

黛のチャンネルにて「to HAVEN」という配信が始まる。

今までのもぐも組に対する行動や、
今回の事件の経緯などが、謎の嘘字幕を交えつつ、説明された。

・先ほどの配信に、黛以外のハッカーから2度不正なアクセスがあった。
 ー黛が2人の通話をハッキングしたのは、もう1人のハッカーからの検閲から2人を逃がすため。
 ー黛がそのようなことをした本当の目的は、「鈴木勝の姉であり、2434systemの開発者でもある、鈴木悠理に依頼されていたから。」
 ー2434systemを悪用しようとしている人間がおり、先ほどの2回の不正アクセスを起こした。

もぐも組の情報を収集していた理由は2つある。
 ①2434systemの悪用を企む人間が、どうしてシステムを狙うのか、という目的の解明のため。
 ②2434systemを狙った『機関の一員』としてあえて振る舞うことで、システムの悪用を企む人間の尻尾をつかみやすくするため。

最初から、暇つぶしでなく、鈴木悠理からの依頼を達成するため、ライバーを始めた。
・この件以外で、黛がずっと違和感を覚えている点がある。

その違和感を黛が話そうとした瞬間に、画面が乱れ、黛だけが取り残される。黛の回線に不正なアクセスがあった様子。

「これってまるで、俺の手口を知ってるみたい…
その後また謎のノイズ。ノイズの後に映ったのは、

不気味な青い単眼と「こんばんは」という関西弁のボイチェン声だった。

終了後、枠の名前は「HAVE Not」に変わり、黛はツイートをして5日ほど休んだ。

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 04/24 黛灰、春休みから帰ってくる。

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このツイートの数時間後、YouTubeのチャンネルのコミュニティに「ボイスタイトルデータ」という文章が投稿された。これについて黛は言及していない上に、黛が認識出来なかった3月EX、4月EXのボイスタイトルも書かれていたため、投稿したのは黛ではないと思われる。


2020 - 3Dお披露目周辺~1周年振り返り

 07/03 黛灰の3Dお披露目の日程と配信枠が告知される。配信枠の概要欄の最後には、「#最後まで見てってくださいね」という謎のハッシュタグがつけられていた。

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 07/06? 今まで限定公開だった4/1のThe Stanley Parableが突如として公開状態に切り替わった。

 07/10 「仕上げ」雑談枠にて、
・師匠と最近話していない、話せない。
・恐らく、10万人の時にハッキングしてきた赤ちゃんは師匠。
・師匠は「黛が(おそらく2434)システムについて調査をしている」ということを知ってはいる。
・師匠がそれをどうしたいのかがわからない。何らかのアプローチをかけているのはわかるが、師匠が求めているものがわからない。
・あの人の事だし何か意味があると思いたい。

ということを話した。

配信終了後、サブアカウントにて、意味深なリプ制限付きツイートが投稿される。

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 07/10 3Dお披露目

黛灰、3Dお披露目配信を行う。

 謎のニュース番組から始まったお披露目。
本編の内容は「ハッカーイメージの部屋の中で、ハッキングをテーマにした(よくわからない)音ゲーをプレイする」という、「深夜にインディーズゲームやってる変な兄ちゃん」の肩書をもつ黛らしい内容であった。
そして最後、締めの挨拶の途中で、黛がふらつき、倒れる。

そして、このような映像が流れ始める。(映像内容一部抜粋)
・幼少期の黛灰と思われる人物の映像。
・うっすら見える単眼のマークと「EYELY」の文字。
・沢山のモニターとタイプ音、そしてHAVE Notの時の青い単眼。
「DOOMO,LISTNERDS」「SHOW YOU THE TRUTH」の文字。
(LISTNERDSとは、黛のファンネーム。つまり、こちらのリスナー側に語り掛けている)
「REAL WORLD」という文字の後、実写映像の中で何度も出てくる「NOT FOUND」の文字。よく見ると下の方に、「KAI MAYUZUMI WAS NOT FOUND ON THIS WORLD」と書いてある。
「”2020/4/1” IS NOT A LIE」の文字。これにも、下に「ARE YOU ENJOYING IT?」「THAT’S SAD…」の文字。
・廃墟の背景に謎の英文。一番上に「”RAYERED” ACCESS」と書いてある。
・1/9のアンケートのようで違う、黛灰の存在についての直接的なアンケートが表示される。
誰かの独白のような文章。「私が見出した天才たる彼」の文章から、文章の主は師匠ではないかと推測される。しかし、文章自体が、今までにない情報が多い+全てを理解している師匠の視点のため、未だに理解が出来ない部分が多い。
・「2434system connect on 」という文字と、ローディングが完了した100%のバー。

そしてまた、場面が切り替わる。

この映像に関しては、正直もう見た方が早いくらいの情報量の多さであるため、文章を見ても分からないだろうと思う。
ぜひ本編を見に行ってほしい。
音楽や映像の美しさで苦しくなること間違いなし。

場面が切り替わり、黛がどこかに倒れている。
黛の目が開き、起き上がり、立ち上がるが、その様はマリオネットのようであった。
以下、黛の考察の流れを箇条書き。

・3Dのアバターが誰かに乗っ取られた可能性がある。
・前から『誰かに見られている』という感覚があった。
・2434systemに投影されるアバターが3D化したことで、黛自身への干渉域が増加し、アバターを乗っ取った人物が、黛を利用しようとしている。
→ではなぜ、アバターが乗っ取られることで、現実の自分が意識を失うことになるのか?

・2434systemは、精神の電子化だけではなく、様々な異世界を繋ぐシステムでもある。
→それを踏まえた上で、黛に攻撃を仕掛けた師匠の目的は?

・吸血鬼や未来人、エルフや悪魔は、黛の世界、ひいてはリアルの世界に『存在しないことが当然』その人たちは、自分たちとは違う現実、パラレルワールドを生きている人たちである。
→ただ「異世界と自分のいる世界を繋げる」だけではない、何か違和感を感じる。

『リスナーが見ている黛』『黛自身が認識している黛』は、何かがズレ続けている。
①黛が言ってないことを、リスナーは知っている。(黛が初めて加賀美ハヤトと会った日をリスナーが知っていた件)
②黛が見えていないものが、リスナーには見えている。(1/9、投票ツイート群と、色ズレした写真が、リスナーには見えていた件)
③黛が聞こえない声を、リスナーは聞いている。(黛が認識していなかった、ホワイトデーボイス2020のEXボイスの件)
・「彼は黛灰であることを楽しんでいる」という発言に対して、自分は自分自身のはずなのに?と疑問を持つ。

・黛とリスナーの関係性は、異世界と異世界の交流であると思っていた。
・他のライバーとの交流では、リスナーとの認識のズレのようなものはなかった。
リスナーと黛の関係性だけ、何かがズレ続けている。
・黛のことを、黛じゃない誰かが奥にいるかのように話す人間がいる。
”にじ”のことを”さんじ”から見ている人がいる。
・黛の認識のVtuber:自分の容姿と魂を、そのまま2434systemに、投影している存在。
・リスナーの認識するVtuber:架空の存在。物語の中の存在。

  →自分は架空の存在なのではないか?

3D配信終了後
黛のツイッターの現在地が「どこの世界にもきっと」になる。
3Dお披露目配信の概要欄に、制作者クレジットが掲載される。
その際、演出の名前のみ、人物の名前ではなく「プレイヤー」と表記されていた。黛の物語を追うことが出来る「黛灰の物語」という再生リストが作成される。

「システムを活用したシーン師匠に言及するシーンのあるアーカイブ抜粋
黛灰というキャラクター像、黛灰が住む世界・観測できる世界については黛灰の配信全てを参照」(リストの説明文より引用)

 07/12 黛灰、お披露目後の初ツイート。倒れてしまい病院で安静にしている旨のツイートをした。

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その後、サブアカウントにて、 倒れた後に何かあったか確認する旨のツイートがされた。

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 07/19 黛灰、にじ3Dお披露目+雑談配信を行う。
その際のBGMが、今までのBGMに3Dお披露目配信の師匠独白映像パートにて使われていた音楽のようなメロディが加わった、新しいものに変わっていた。黛からBGM変更に対する言及はなかった。

 08/16 黛灰、デビュー1周年に1年を振り返る配信を行う。

今までは物語関係のモノを、黛は認識できなかったはずなのだが、この配信で直接、3Dお披露目の「交差点に立っているシーン」から先のシーンに言及、振り返りをした。
・この当時、黛自身は意識を失って夢を見ていた感覚だった。
師匠によるハッキングで、黛が考えていること、精神的、内面的な部分を暴露された、と考えられる。
 →なぜそういうことができるのか?
・黛が思考していること、黛が”黛”という認識をもって作っていないもの、に対して、見られる人間がいる。=上位の存在がいる。
神様みたいな上位の存在がいるのであれば、黛が思考していることも、上位の存在は見ることができる。=コレが成り立つのであれば架空の存在であるという仮説も成り立つのではないか?
・ずっと疑っていたことに確証が得られた感覚。
・余裕を持たせるために、今まで通り配信や仕事はする。
・師匠の目的が分からない以上、きちんと解明して、決着をつけるその時までには、結論をつけたい。



2020 - お月見ボイス~誕生日

 09/11 お月見ボイスの告知が出る。
その際、黛から「(EXボイスは)俺はないつもり。」との告知がされた。

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 09/18 お月見ボイス発売。ボイスの販売ページにはEXがあった。
そして、本人の告知ツイートでは、「EXボイスは俺はないつもりだけど、もしみんなの目には映るんだったら、その声をできれば聴いてほしい。」と言及。内容は、今までの認識できないEXボイスと近しいようなものであった。

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 09/24 誕生日グッズ及び誕生日ボイスの発売告知がされる。
また、サブアカウントにて、自身の存在、誕生について迷うようなツイートを投稿した。

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 09/28 誕生日の異変

黛、誕生日を迎える。2時、10時、18時に1/9の時のような投票ツイートが投稿される。
その投票は、3Dお披露目のCパートにてうっすらと表示されていた、黛灰の存在についての直接的なアンケートと同じものであった。

1つ目の投票ツイート 投稿は2時 締め切りは24時

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2つ目の投票ツイート 投稿は10時 締め切りは18時

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3つ目の投票ツイート 投稿は18時 締め切りは24時

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 18時 誕生日グッズ&ボイス発売今回は認識できないトラックはない様子であった。なお、発売開始時にも、黛の宣伝ツイートなどはなかった。

 23時30分 突如として「こんばんは」という配信が始まる。

黛の雑談配信のような背景ではあるが、いつもとは違う赤い数字、単眼のマーク、そして謎の黒い人影が映っていた。
その影は「こんばんは~、お久しぶりです~」と関西弁で話し始め、自分のことを「野老山」(前述の師匠)であるといい、「何からききたいですか?」とリスナーに質問を求めた。
以下一部抜粋。

・黛灰も師匠も、師匠を取り巻く世界も、最初から架空の世界。作られたもの。→黛灰も師匠も架空の存在。
・しかし、師匠は2434systemに干渉することで、リスナーの世界に干渉することができた。
 =黛灰の物語の外側にいることができている?
 =物語に影響されず、物語から黛灰を出すことができる?
リスナーの世界に干渉することができた。
 =黛灰の物語の外側にいることができている?
 =物語に影響されず、物語から黛灰を出すことができる?

・リスナーたちは、「黛灰が現実にいたらいいな」と思うことはないか?
 →師匠はそれを実現したい
 →リスナーの願いを叶える=リスナーの味方
だから、自分のことは味方だと思ってほしい。

・アンケートに興味本位で参加した時点で、リスナーたちは「黛灰が架空の存在であり、ストーリーを持っている」ということを認めている。
・師匠は黛灰を現実に呼び出そうとしている。
・『中の人』がいることによって成り立つのが黛灰。
・様々な配信に『台本』があった。師匠は物語の外側、台本の外側にいるから、師匠は台本のない状態で話すことが可能。
 =自分が外側に出ることができているなら、黛灰も台本の外側に出すことができる。

・黛灰は、リスナーの『黛灰にはこういてほしい』『黛灰はこうである』という意見でできあがっている。そこに彼の意志は存在しない。
・だから黛灰に『自由にしてほしい』といっても、そこに彼の意志は存在しない。自分で決めることができない。
・だから師匠は、黛に対してその『自由』の答えを提示している。

・師匠は「他のライバーがどうであるか、どういう存在か」なんて、一切興味がないし、この話には最初から関係のない話である。
全く、一切、なんの関係もない。

・黛灰とリスナーを繋げたのはあくまで2434systemであり、師匠ではない。
・架空の世界が先にあって2434systemが繋いだのか、2434systemがあったから架空の世界ができたのか、という因果関係についてはわからない。
師匠の推測として、「2434systemができたから、架空の世界が出来て、黛灰というシステムが生まれた(systemによって黛灰が作られた)
 →黛灰が生まれたから、架空の世界自体ができた」
  =「にじさんじというものがそもそもなければ、黛灰やそれを取り巻く架空の世界は、最初からなかった。」

(2434systemに架空の世界が内包されているのか、2434systemができたことでバタフライエフェクト的に異世界として架空の世界ができ、2434systemでコネクトできるようになったのかは、この発言からは読み取れなかった。)

・あくまで師匠の目的は「黛灰という存在をきちんと認めたい。架空の存在であると済ませたくない。」ということ。

・「まぁ皆さんも一度、これを機に考えてもらいましょか。
黛灰という人物を、本当に人として作り上げたいのか、それとも、 ただの架空の存在として、ずーっとずーっと、空っぽの存在として生かしておくのか。
……どうせいつかは終わりが来ますね。
そして、最終的に決めなきゃいけないタイミングってのは、絶対に訪れる訳です。その時まで、せいぜい皆さんも一緒に、考えてもらいましょ。
……ほなまた、どこかでお会いしましょ。」

今までで、2434systemの主な機能として明らかになっていることは、
「精神の電子化」「異なる世界を電気的に繋ぐこと」なので、
「systemに架空の世界を内包することができる能力」が
あるかどうかは現状わからない。



2020 - 誕生日後~年末

 09/29 黛がTwitterに帰ってくる。

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また、その際黛は、未だ自分の誕生日や存在に懐疑的であるかのようなツイートをした。

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 09/30 声優さん(リアルの方)とご飯に行ったというツイートをする。
その際、サブアカウントで「色んな意味でちょっと元気もらえたかも。」とツイート。

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29日には食べるのを渋っていたケーキに対しても、「ケーキまだ食べられるかな。」とツイートした。

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 10/02 マイクラ配信内にて『「こんばんは」配信が急上昇に乗っている』という話題になるも、黛は、「俺、急上昇乗ってないよ最近。」と答える。
それに対し視聴者が「こんばんはの動画かな?」とコメントするも、黛は気付かない様子で、「いつの話?昔の話かなぁ。」「全く身に覚えがない。」と話した。

 10/04 雑談配信の背景の数字が黄色くなっていた。(いつもは青色、野老山の時は赤色になっていた。)

 10/11 黛がTwitterでの告知の際に、試験的にリプ制限機能を使うことをツイートした。黛本人は、リプ制限機能を「使ったことがない」と認識していた。

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 10/16 メッシャーズのAPEX突発コラボ中、全員が集合したタイミングでTwitterに不具合が起き、Twitterでの告知ができなくなってしまったため、黛から「(YouTubeの)コミュニティみたいなヤツ使って告知するか。使ったことないわアレ。」との発言があった。

(実際のコミュニティには「所長の記録」と「0と1の暗号」、
「ボイスタイトルデータ」、「ボイスタイトルデータ更新報告」が
上がっている。
黛が現在コミュニティに上がっているモノを認識出来ていない
+黛が上げたものではない
という事がほぼ確定になった。)

 11/03 他枠の対談企画で、声優さんとご飯に行った時の話をした際、声優さん(リアルの人間)からの「こっち来れたりする?」という問いかけに対して、「そっち側に行くこと試したことないけど試してみるかぁ。」となり、行ったらしい。黛曰く、「一応行けるらしい。」。

 11/10 雑談配信にて、

アソビ大全コラボでの、出雲霞からの「黛灰を全うしていただければな、と思います。」というメッセージに対して、
「俺を全うしろ」と言われても、はなからそこに黛があるのかさえわからない。だから、何を全うしろと伝えてきたのかというのが、黛からは見えない。
・なんとなく黛の中で消化することもできなければ、昇華することもできない、ようなものがある。
と振り返りをした。

師匠と自分や2434systemとの関係に対して、
・鈴木勝は鈴木勝の、出雲霞は出雲霞の答えを出した今、元々黛が来た目的というものがそもそもなくなったといっても過言ではない。
・でも、一つ懸念事項として、明らかに悪意を持った人間が2434systemを攻撃していて、最初は鈴木勝と出雲霞が標的であると仮定していたが、そもそも標的は黛だったんじゃないかと言う話になってきた。
・そしてその悪意を持った人間が、黛はあまり考えたくないが、黛の師匠なのではないか、という話だった。
「てなると、正真正銘こっからはもう、勝君とか霞とか関係なく、俺自身が向き合って、俺自身が、決着をつけなくちゃあいけないこと、に、なるんだろうなぁ……って。」

また、コメントで「黛は何かを代償に存在を得ることができたとしたら、それを選ぶ?」と聞かれたところ、
黛自身は、外側というものに興味はある。
・でも、何かを代償に存在を得ることになったときは、みんなには一回相談はするかもしれない。
・施設の外、というだけではなく、もっと広い意味での外があるのならば、そこにも意識を向けたい。
と答えた。

それに対しコメントで
「例えば今のライバーとしての生活が天秤にかけられたら?」
と聞かれたところ、
どう考えるのか、どう考えていいのか、わからない。
・感覚的に、「上手く黛自身に判断ができない」ことのように、黛は感じている。
・ライバー生活と存在の二つの分岐路として提示されてるけど、その分岐点がそもそも、見えないような感じがする。
黛の中に落とし込めないから、判断ができない。
と答えた。

さらにコメントで
「もしも、他人の判断でその分岐点を切り替えられたら黛はどう思う?どうも思えない?」
と聞かれ、
・今までも黛が認識できないことはあったから、黛がどうも思えないんだとしたら、黛が最初から認識できないことなのだろうと、考えている。

昔から誰かの為になればと考えているから、自分がやることが、何かを通じて誰かのためになるなら、それでいい、と黛は考えている。

 11/23 黛がツイッターのサブアカウントにて、自身が好きなものについて、その理由を考える旨のツイートをする。

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 12/26 雑談配信の背景が変わっていた。
背景にある三角形の壁のようなものがさらに薄くなり、うっすらと黛の顔のアップが映し出されていた。


後編へ



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