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Sound Horizon (サンホラ)とSEKAI NO OWARI (セカオワ)の黒EARTHの海賊版のヤフオク被害

 忙しかったりやる気が出なかったりと3ヶ月下書きを放置したので、もういっそのこと2章までが重要なので、書きかけの状態ですが公開します。
noteは書きかけで公開しても、後で更新していくみたいな使い方ができるからいいね!と開き直っておきます。
 サンホラとセカオワの関連の海賊版ということで盛り込みすぎてわかりづらくなっているかもしれません。
 3章は別の詐欺師で出品ラインナップも異なるので、別note記事として書くことになると思います。
6章の針なし時計もおそらくそうなります。
 文章チェックも後回しにするので、読みづらくなっていると思いますが、ご容赦ください。


はじめに 

 2016年8月頃から2022年8月頃までに主にヤフオクで出品されてきた、Sound Horizon (サンホラ)と SEKAI NO OWARI (セカオワ)の黒EARTHの海賊版についてまとめます。
 
サンホラと黒EARTHを一緒の記事に書くのは、以下の海賊版出品者のラインナップに見られるように、同時出品されていたからです。
このラインナップの出品者(グループ)を「海賊版1出品者」と呼び、本note記事でメインで扱います。

 文章はかなり長いです。
ですので、このnote記事の内容は要旨にまとめました。
要旨だけ読めば伝えたいことのすべてはまとまっています。
 
あとは、2章までに伝えたいことをまとめました。
それ以降の章は補足です。

要旨

 2016年8月頃から2022年8月頃に主にヤフオクで海賊版を出品していた出品者(グループ)が、出品し始めてからの海賊版の数と割合は以下の表のとおりです。

※海賊版合計は、海賊版1,2以外の3枚の海賊版も含む

「サンホラの同人盤とセカオワの黒EARTHの海賊版被害がヤフオクで甚大である」というのがこのnote記事が伝えたいことです。

表の補足(読み飛ばしてOK)
・海賊版のカウントは出品写真や出品者の状況から総合的に推測しています。
(一例として、「出品写真から海賊版と判断がつかなくとも、出品者の他の同じ商品が海賊版ならば、こちらも海賊版であろうと推測してカウントする」です。)
したがってカウントは概算値と思ってください。
・黒EARTHの海賊版2は、サンホラの海賊版と同時出品されていたものではありません。
海賊版2については後述の別noteもご覧ください。
・他の海賊版については大変なのでカウントしてないです。
やってくれる人募集中。

0.被害者の情報提供お願いいたします

 サンホラかセカオワの海賊版被害者の方は、情報提供などよろしければ私にDMください。
 とくにメルカリの場合ならば、以下のあおりさんのツイートにあるとおり、4年半前でも返金してもらった例があります。

 あおりさんの文章を要約すると、
メルカリは4年半前の偽物被害合計20万円分を補償した
②メルカリの偽物被害に、警察は親身に相談に乗ってくれた
著作権侵害なので、被害者は権利者の「Revo」さん
ということです。

 また、以下に見分け方を載せた「星野源 / くだらないの中に[DVD付初回生産限定盤]」の海賊版の情報提供もお待ちしております。
本物を私は所持しております。

1.見分け方

 見分け方は全部を公開せずに、小出しにするのが良いと思います。
見分け方を海賊版出品者も見ていると想定し、修正版が出ても見分けられるようにする為です。
ですから他にも違いが見られる場合でも、わざと言及しませんので皆様でじっくり観察してみてください。
 
写真を提供していただいた方や、一部のファンの方には、ぼかしなしの正規品と海賊版の写真を非公開で共有しました。
ファンの皆様で海賊版を撲滅して、今後出てくるであろう海賊版にも対応いただきたいからです。
 「海賊版出品者に修正版が作られるかもしれないので小出しにする」と「ファンの方に今後出てくる海賊版に対応していただきたい」という微妙なバランスでこのような情報公開になっております。
ご理解ください。

 サンホラの海賊版についてですが、私の説明不足により誤解されている方がいるので、誤解されやすいことをまずまとめておきます。
・海賊版にもディスクに型番の印字はある
・中央の内輪が白い海賊版は、現在のところ確認されていない。
出品写真の内輪が白くても、実際届くのは銀色のようです。
・海賊版の見分け方として「ifpi A889」を述べていますが、こちらはプレス工場のIFPI番号です。
例えばLostの場合の「IFPI L304」という、原盤の工場を示すIFPI番号は、本物も海賊版も同じです。
CDにIFPI番号は2種類あるということです。

Sound Horizon / Thanatos

 透明部分の印字が「ifpiA889」となっていますが、中国のプレス工場由来であることを示していると思われます。 
以降に出てくるサンホラと黒EARTHの海賊版も同様の特徴が見られます。
 


今回の偽物売りとは別の海賊版が出回り始めました(2024年ver Thanatos)。

2024年verのThanatosの海賊版を売っている中国人詐欺グループが、同時出品しているラインナップは以下のnoteにまとまっております。


SEKAI NO OWARI / 黒EARTH

 黒EARTHは、別々の出品者(グループ)による2種類の海賊版があります。
サンホラの海賊版と同時出品されていたのは「海賊版1(FAKE1)」です。

 海賊版1の裏の印字の「ifpi A889」ですが、サンホラの海賊版の透明部分にあるものと同じです。

 海賊版2については、以下の見分け方ツイートとnoteをご覧ください。
以下に引用したnote記事の海賊版ラインナップの出品者を「海賊版2出品者」と呼ぶことにします。

星野源 / くだらないの中に[DVD付初回生産限定盤]

 こちらも別々の製作者によると思われる2種類の海賊版があります。
現在ケースの形しか見分け方は判明しておりませんが、海賊版1の裏の印字が「ifpi A889」になっていると推測できると思います。
 海賊版2は海賊版2出品者によるものです。

Sound Horizon / Lost

Sound Horizon / Pico Magic

Sound Horizon / Pico Magic Reloaded


2. ヤフオクの被害状況

 ヤフオクの落札履歴検索にはオークファンを使います。
過去10年分の落札履歴を検索するには、月額998円のプレミアム会員になる必要があります。

 以下に載せた海賊版情報にもっと詳細にアクセスしたい場合は、クレカ支払いなら初月無料なので、プレミアム会員に登録して見てください。

 Pico Magic、Pico Magic Reloaded、星野源 / くだらないの中に[DVD付初回生産限定盤]のヤフオクの被害状況の項目まではやりません。
Thanatos、lost、黒EARTHだけです。
権利者が訴訟するとか、警察が捜査するというならば頑張って数えてもいいですけど、そこまで手が回りません。

Sound Horizon / Thanatos のヤフオク被害状況

 海賊版被害が2016/9/4に始まっていることと、それより前にも「新品未開封」を出品していた別の海賊版出品者グループ(3章)がいることを理解していただければOKです。

 赤枠 [red square] = 海賊版1(FAKE1)
 水色枠 [light blue square] =
3章で述べる海賊版(FAKE)

Sound Horizon / Lost のヤフオク被害状況

 海賊版被害が2016/8/24に始まっていること、海賊版の中には「新品未開封」も存在していることを理解していただければOKです。

赤枠 [red square] = 海賊版1(FAKE1)

2点補足します。

・2016/10/23海賊版出品者のある出品画像です。

そうです。
海賊版出品者も見分け方を把握していて、そこを紙で隠して出品していたのです。
海賊版であることを知っていて出品していた根拠になると思います。
悪質です。

・以下は2020/12/24の出品写真です。

 ケースのブックレット止めが丸になっていて、ディスク裏面の本来印字がある部分になにもないように見えます(光や角度などで印字があっても映らない場合もある)。
こちらの海賊版はA889の海賊版とは別の物の可能性があります。

 この海賊版調査をする前にあるサンホラファンの方に相談しました。
その方は2017年に既にこれらの海賊版の見分け方をご存知だったそうです。
そのファンの方いわく、"海賊版は「内側の銀色が太すぎるもの」と「少し太いもの」の2種類ある可能性がある"とのことでした。
私の今回の調査では、「内側の銀色が太く、ifpi A889の海賊版」の1種類だけが判明しました。
もしかすると上の海賊版は、ファンの方がおっしゃったものの可能性はあります(銀枠の太さは変わらない気がしますが…)。
現時点ではなんとも言えませんが、後述の黒EARTHのように、海賊版の種類が1種類とは限らないということは頭に入れておていいただきたいです。

SEKAI NO OWARI / 黒EARTH

 繰り返しになりますが、黒EARTHの海賊版は2種類あります。
サンホラと同時出品されているのは「海賊版1(FAKE1)」です。
ただ黒EARTHの海賊版被害としてより甚大なのは「海賊版2(FAKE2)」なので、こちらでも扱います。

   青枠 [blue square] = 海賊版2(FAKE2)
 赤枠 [red square] =
  海賊版1(FAKE1)
 黄緑、黄色、黒、紫枠 =
それぞれ同じ出品者を示す

 意外なことに、ブックオフはサンホラも黒EARTHの海賊版を売っていた履歴はなさそうです。
ブックオフ内では海賊版の存在が既に共有されていたのかもしれません(他の海賊版を売っていることはある)。

ヤフオク以外でも被害

駿河屋

オタマート
 
もう潰れたフリマでも出回っていたようです。

Amazon
   
Amazonのショップで売っていたようです。
ショップは消えたようです。
5年前でも返金できる方法あれば募集中です。

韓国のファンも被害(ツリーを見ると泣けてきます)

 サンホラに限らず、海外のファンが日本のフリマから購入代行を使って偽物を購入させられる報告をみかけます。
海賊版を制作・販売しているのはおそらく中国人だと思われますが、購入代行を使った中国人ファンも被害に会うことがしばしばあります。
彼らが悲惨なのは、購入代行を介しているのでメルカリ事務局に返金を要求できないことです。

3. 2016年以前のサンホラの海賊版

 サンホラのThanatosの水色枠の海賊版の出品者は、以下の5chスレにまとまっています。

本note記事は2016年以降の海賊版についてまとめるので、軽く紹介する程度にいたします。
いずれこの出品グループが出品していた海賊版を列挙しまとめるつもりではいます。

 サンホラで2016年以前に海賊版が出回っていたとされたのは、
・クロニクル(初期)
・Wonderful Door / Yokoyan’s world
・Thanatos
・(Lostも可能性はあるが保留)
です。
特に前者2枚はCD-Rで家庭でもコピー可能なので危険だと思います。

 2016以前の「Thanatos」の特徴は、さきほどの5chスレの次の書き込みが参考になると思われます。

おそらく簡単に見分けられると思います。
 この5chスレで海賊版を販売して話題になった人物は逮捕されています。
出品されていた海賊版は、正規品がCD-Rだったものがほとんどだったので、Thanatosはプレスなのにそれを強引に応用したのではないかと思っています。

4..黒EARTHの未開封について

あとで書く
・海賊版の未開封

・おそらく正規品の未開封



5.他の海賊版候補

 以下の出品ラインナップから、
「BABYMETAL 1stアルバム 初回限定盤」と「SCANDAL」の「スペースレンジャー」「カゲロウ」「恋模様」も海賊版が出回っていた可能性はあります。
ラインナップに登場する回数が少ない為、"疑惑"程度に留めておきます。

6.針なし時計(白EARTH)の複製品

あとで書く

複製品を売っていたと思われる出品者↓(オークファンに登録していないと見られないです)
https://aucfan.com/search1/s-ya/t-201305202304/?o=t1&seller=s2-2VKPkQM_lG

https://aucfan.com/search1/s-ya/t-201305202304/?p=2&o=t1&seller=s2-2VKPkQM_lG

https://aucfan.com/search1/s-ya/t-202304201305/?seller=fd-7K1KCcROsQT

7.「海賊版に型番がない」はもう通用しない

 サンホラの海賊版被害者とやりとりしていると、「型番があったから大丈夫だと思った」旨を述べておられることが多かったです。
以下に示す海賊版は全て型番の印字はあります。

 こちらは少し古い時期から出回っていた海賊版(カウンターフィット)ですが、むしろ型番だけ印字があります。

  以下は比較的最近(2021年以降)から出回り始めた海賊版です。

他にも海賊版CDは以下のnoteにまとめておりますので、ご覧ください。

8.調べる経緯と気づいた理由

あとで書く

9.クロセカの情報募集中!

 クロニクルセカンドの海賊版も出回っていたとも聞きます。
私がヤフオクの落札履歴を見た限りではよくわからないです。

10.感謝とサポートお願い

 サンホラと黒EARTHに関しては、本物の価格も高騰している為、ファンでもない私が本物を手にすることは困難でした。
本物と偽物の写真の提供を募集したり、お願いしたところ、皆様快く応じてくださりました。
特に本物をお持ちの方からすれば、偽物が出回っていること自体どうでもいいことで、写真の提供などは何もメリットのない行為だと思いますが、感謝の念に耐えません。
ツイートの使用許可も皆様快く応じていただきました。

 本note記事は、以上に述べた皆様のご協力により出来ました。
その上で述べるのは心苦しいですが、よろしければサポート機能で寄付していただけると幸いです。
「注意喚起のおかげで海賊版を避けられた」などあれば是非!
別にしなくてもいいです笑。
海賊版の注意喚起は今後も無料で公開していきます。

更新履歴

公開:2023/06/19
更新履歴
2023/07/02
・「針なし時計」の章と「黒EARTHの未開封について」の章にオークファンの情報だけ追加。
2023/07/24
・「ヤフオク以外でも被害」の節に、「駿河屋」を追加
2024/02/24 10:40
・「いだつかさ」さんによる、Thanatosの本物・偽物の比較ポスト掲載
・2024年版のThanatosの海賊版についても追記
2024/03/09 17:12
・「いだつかさ」さんによる、Pico Magic Reloadedの本物・偽物の比較ポスト掲載





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