お支払明細のユーザビリティを考えてみる
00.こんにちはtaikiujiieです。
今回は、新聞社サイトのご利用明細のユーザビリティについて考えていきたいと思います。クレジットカードの登録が必要なサイトでは、ご利用履歴をどのサイトも設けていますがそのユーザビリティに関して、必要な情報など明確な答えを持っていないので、知見を深めていきたいと思います。
今回の調査対象は下記のサイトになります。
1.対象サイト
01◾︎毎日新聞
02◾︎朝日新聞
03◾︎日経新聞
2.観点
ユーザビリティは下記のような観点で考えていきたいと思います。
○学習しやすさ
システムは、ユーザーがそれを使って作業をすぐ始められるよう、簡単に学習できるようにしなければならない。
○効率性
システムは、一度ユーザーがそれについて学習すれば、後は高い生産性を上げられるよう、効率的な使用を可能にすべきである。
○記憶しやすさ
ユーザーがしばらくつかわなくても、また使うときにすぐ使えるよう覚えやすくしなければならない。
○エラー発生率
システムはエラー発生率を低くし、ユーザーがシステム試用中にエラーを起こしにくく、もしエラーが発生しても簡単に回復できるようにしなければならない。また、致命的なエラーが起こってはいけない。
○主観的満足度
システムは、ユーザーが個人的に満足できるよう、また好きになるよう、楽しく利用できるようにしなければならない。
(『ユーザビリティエンジニアリング原論』(邦訳は1999年、原著は1994年)より)
3.調査結果サマリー
01◾︎毎日新聞 → a. 情報を欲しい粒度に調整でき今回最も良い◎
02◾︎朝日新聞 → b. 決済履歴と明細の情報に大きな差がない△
c. 明細は印刷を前提とするのであれば見やすい○
03◾︎日経新聞 → d. 時間ごとに並べ替えることができる機能は唯一○
e. 他の二つに比べ明細のリンクがボタンになっていて
遷移がしやすい作り○
f. 印刷用の表示画できる
4.利用履歴/明細の役割を改めて検討
利用明細の役割①(自分の利用した金額を知ること)
単純な金額だけでは不十分で、どのコースを選択していて、どんなキャンペーンだからこの金額ということが分かる必要がある。
割引やキャンペーンなどが各社多くこれは重要な要素のように感じる。
利用明細の役割②(明細を紙で印刷すること)
明細を印刷して、会社に提出したり経費として精算するなど利用することがそのサイトからも予想される。
5.まとめ
ユーザビリティの高い利用明細とは何かを考えた際に単純に新聞会社だけでなくショッピングサイトももちろん確認したいところで、アマゾンも確認してみた。やはりアマゾンも金額を知るだけでなく、明細に関しても印刷にはしっかりとフォローがされている。
『利用履歴のUIを作成する上では金額確認以外にも印刷への配慮が必要』
一点逆に各社で分かれた内容として検索性の有無であるが、大きく違ったのは毎日、朝日は履歴の絞り込み検索できない。(朝日は履歴そのものも1年で削除される仕様)アマゾン、日経は履歴の絞り込み検索できる。アマゾンなどでは決済回数が多いため、必要な場面は多いことが見込まれるが、こと新聞社においてはこの検索機能はユーザー目線で見ても過剰であるのではと思った。
6.あとがき
お読み頂きありがとうございます。
もしユーザビリティについて年一でも月一でも一緒に語れる方がいらっしゃいましたら、いいねやコメントで教えていただけますと幸いです。
まだまだ僕自身未熟なので、さまざまな方の見解を取り入れ、また意見発信させて頂き、精度を上げていければと思います。
何卒よろしくおねがいいたします。
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