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京都旅行にいくならvol.⑧1月 成人の日前後の日曜日

こんにちは。
勝手にシリーズ化した「◯月△日に京都旅行にいくなら」の第8弾※です。
楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃったら嬉しいです☺️


※以前の投稿は、以下からご覧いただけますので、良かったら、ぜひ!

https://note.com/usa_kuma/m/m11120a7bd26d

1.今回はいつ?


今回は、1月の成人の日前後の日曜日です。
以前、こちらの記事でも触れたのですが、成人の日前後の日曜日には三十三間堂へ行かれることをおススメいたします。

2.楊枝のお加持

突然ですが、記事を読んでくださっている皆様の中に、頭痛持ちの方はいらっしゃいますでしょうか?
私も片頭痛持ちで、台風が近づくタイミングなどでは、頭痛で辛くなります。
頭痛がとくに酷かった20代後半の頃は、頭痛薬をかなり高頻度で服用していたこともあり、一時期、頭痛外来にもお世話になっていました。その時に主治医から毎日付けるように指導があった「頭痛ダイアリー」を作っている会社のサイトによると、日本人全体の 片頭痛の有病率(病気をもっている方の割合)は8.4%、緊張型頭痛の有病率は約20%、群発頭痛の有病率は0.056〜0.4%となっており、単純合計で3割と、相当程度の方が悩まれているのではないかと推察されます。

辛い頭痛の対処法は症状やご自身の経験などに基づき、みなさま様々あるかと思いますが、ここでご紹介するのは、観音様にお力添えいただくというものです。
今回ご紹介している「楊枝(やなぎ)のお加持大法要」は、蓮華王院三十三間堂でご本尊 千手観音に祈願した法水を参拝者の頭に注ぎ(記事の写真参照)、1年間の無病息災を祈る平安時代から続く伝統行事です。後白河法皇が頭痛で悩まれた際に、頭痛平癒の祈願でたいへん効力があったことに由来し、特に頭痛封じのご利益があるといわれています。
また、三十三間堂では、頭痛除御守頭痛封じ守の2つのお守りも販売されています。良かったら、ご一緒にどうぞ!(私には違いがよく分からん…😅。ご存知の方がいらっしゃったら、是非教えて欲しいです。)

頭痛除御守
頭痛封じ守

楊枝のお加持の日、三十三間堂では、通し矢(正式名称は「京都三十三間堂大的全国大会」というそうです。)も行われており、全国から弓術に優れた新成人や有段者などが集まり、その腕を競います。この日には、1001体の千手観音像が並ぶ三十三間堂の本堂も無料開放されているので、朝から本当に多くの人が訪れます。
自分と同じお顔の観音様を見つけられるとよいことがあると、学生時代に修学旅行でバスガイドさんに教えて頂き、その後、何度も訪問したことがありますが、見つけられたことはありません。この場合、最後の一体を、それだと思い、丁寧にお祈りするとよいとバスガイドさんがおっしゃっていたので、私はいつも最後の一体に感謝の気持ちをお伝えするようにしています。

3.一緒に訪れるべきおススメスポット

三十三間堂は、本当に大きく広い建物です。同日に開催されている「通し矢」も見学し、東庭池泉回遊式庭園や太閤塀まで見学されたら、足も疲れて、休みたくなってしまうかもしれません。
が、ここはもう少しだけ我慢いただき、せっかくなので、徒歩圏内にある以下の2つにも是非足を運んで頂けたらと思います。

①法住寺
楊枝のお加持が行われる同日に、法住寺では大根焚き(正式には、「身代不動尊 無病息災・大根焚き」と言うそうです。)が行われています。

もともとは、法住寺も蓮華王院・三十三間堂も平安時代に築かれた「法住寺殿/ほうじゅうじどの」と言われる御所の一角の御堂だったそうです。その証しとして、東の方角に法住寺、後白河天皇の御陵があり、西の方角に蓮華王院・三十三間堂が建立されております。つまり、向かい合わせで建立されることによって、蓮華王院・三十三間堂を西方浄土の世界とし、千一体もの無数の観音さまに天皇さまが迎えられている形となっています。
この日にあわせ、一年でこの日だけ、「後白河法皇御尊像・御陵御前立」が特別に御開扉されますので、ぜひご覧になっていただけたらと思います。
京都の冬は底冷えしますので、ほっかほかの大根焚きに身体も心も温まりますよ。

法住寺の大根焚き

②養源院
同じく三十三間堂から徒歩圏内にある養源院は1594年に戦国武将であった浅井長政の菩提を弔うために、長政の二十一回忌に長女·淀殿 (幼名:茶々)の願いにより、豊臣秀吉によって建立されました。
こちらの本堂は伏見城の遺構で、落城の時、徳川方の鳥居元忠らが自刃した廊下が供養のため天井に上げられ、“血天井”として展示されています。
また、所蔵画として、俵屋宗達による本堂松の間の「松図」(重要文化財)、杉戸の「白象図」「唐獅子図」、狩野派による襖絵 (現在は屏風)、狩野山楽による仏壇羽目板の「唐獅子図」、牡丹の問の[牡丹図」、松花堂昭乗による「張果老図」等、桃山時代から江戸初期にかけて「桃山美術」の担い手として活躍した代表的な画家による作品が多く残されています。特に、こちらの記事でも書きましたが、琳派の創始者の1人である俵屋宗達の襖絵を見れるのは、こちらだけで、大変貴重です。是非間近で、しかとご覧くださいませ。

4.まとめ

今回は、1月に京都旅行をされる場合には、成人の日前後の日曜日に三十三間堂に行かれることをおススメいたしました。
これを読んで、1月に、「そうだ 京都、行こう。」と思ってくださる方がいらっしゃったら嬉しいです。
今回は、仕事のお休み期間だったこともあり、間を空けずに投稿できましたが、次はまた期間が空いてしまうかも…💦なるべく年内に全15回モノとして、書き上げたいと思っておりますので、あと7回、良かったら引き続き気長にお付き合いくださいませ🙇‍♀️

今回もどこかのどなたかに「そうだったんだ!」と思ってもらえる内容が含まれていて、これまたその中の一部の方が実際に足を運びたいと思って下さるようなお話になっていると嬉しいです。

では!


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