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ホーム・デポ決算発表(2024年5~7月期)

ホーム・デポ(The Home Depot)は、世界最大のホームセンター企業で、住宅の改修、建設、修繕に関連する製品やサービスを提供しています。
1978年にバーニー・マーカス、アーサー・ブランクによって設立、アトランタの2つの店舗からスタートした同社は、1994年にカナダ市場に進出、2001年にはメキシコに初の店舗をオープンし、現在では米国全土とカナダ、メキシコで合わせて2,340店舗を展開しています。

日本のホームセンターは、日用品や生活雑貨などの小型の商品がメイン(一部、業者向けの店舗もありますが…)ですが、やはり、そこはアメリカ!
各店舗には広大なスペースがあり、大型の家具や水回り関連、建築資材、工具、塗料、園芸用品、電気設備など、DIY愛好家やプロの建築業者向けの数多くの商品が取り揃えられています。

オンライン販売にも力を入れており、オンライン注文から、店舗での商品受け取りや配送サービスまで一貫したプラットフォームを構築しています。
また、道具の貸し出しや組み立て・設置、プロフェッショナル向けの販売支援サービスやDIY初心者向けのワークショップなど、商品販売だけではない多様なサービスも行っています。

2024年3月には、プロの屋根職人や造園業者、プール建設業者などにサービスを提供する建築資材販売会社の SRSディストリビューションを買収すると発表しています。


四半期決算概要

ホーム・デポは8月13日に、2024年5~7月期の四半期決算を発表しました。概要は以下の通りです。

決算資料より作成

売上高

売上高は431億7500万㌦で、前年の同じ期と比べ0.6%増加しました。市場の予想平均(Yahoo Finance)が430億6000万㌦でしたので、予想はわずかに上回りました。

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