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JPモルガン・チェース決算発表(2024年4~6月期):事業好調、一時収益も加わり最高収益を記録

JPモルガン・チェース(JPM)は、世界トップクラスの総合金融サービス会社で、投資銀行、商業銀行、証券取引、資産運用、プライベート・バンキングなど多岐にわたる金融サービスを提供しています。

2000年にJPモルガンとチェース・マンハッタンが合併して誕生しました。その後も、2004年にはバンク・ワンを、また2008年には経営破たんしたベア・スターンズを救済合併するなど、買収を重ね、事業を拡大しています。
直近では、2023年5月に経営破たんしてFDIC(米連邦預金保険公社)の公的管理下に置かれたファースト・リパブリック銀行を買収しています

現在は世界60カ国以上で、「JPモルガン」ブランドで投資銀行や証券業務、資産管理、プライベート・バンキングなどの事業を、「チェース銀行」で預金やクレジットカード、各種ローンなどの商業銀行業務を展開しています。
2024年6月末時点の総資産は4兆1430億㌦、運用資産残高は3兆6820億㌦となっています。


四半期決算概要

JPモルガン・チェースが7月12日に発表した2024年4~6月期の四半期決算の概要は、以下の通りです。

決算資料より作成

非金利収入の大幅増で営業収益は500億㌦台突破

一般事業会社の売上高に相当する営業収益は502億㌦と、四半期ベースで初めて500億㌦の大台を突破し、前年の同じ時期と比べ21.5%増と大幅な増収となりました。

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