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デルタ航空決算発表(2024年4~6月期):大幅増収でも燃料コスト高が響き利益は減少

デルタ航空(DAL)は米国を代表する世界トップクラスの航空会社です。
アトランタを本拠(メインハブ)に、ニューヨーク、ロサンゼルス、デトロイト、ミネアポリス、ソルトレイクシティを中核(コアハブ)として、米国内のほか、欧州、カナダ、中南米、アジア、豪州と世界各地に国際線を就航しています。

1924年の設立当初は農薬散布をしていましたが、1929年に旅客輸送をスタートさせました。1970年代までは国内線が主体でしたが、1991年に経営破たんしたパンアメリカン航空(パンナム)から大西洋・欧州路線を買収し、国際線にも注力するようになります。

2005年に経営破たんしましたが、その後再建を果たし、08年にはノースウェスト航空との合併により、巨大な航空会社として生まれ変わっています。

エールフランスやKLMオランダ航空、中国東方航空、大韓航空、メキシコのアエロメヒコ航空など19社からなるアライアンス「スカイチーム」の創設・中核メンバーです。


決算概要

デルタ航空が7月11日に発表した2024年4~6月期決算の概要は以下の通りです。

決算資料より作成
決算資料より作成

売上高:

売上高は166億5800万㌦で、前年の同じ期と比べ6.9%増加しました。市場予想の154億5000万㌦を大きく上回り、四半期ベースでの過去最高売上高を記録しました。

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