産業システムにはどれくらい伸びしろがあるか?
こんばんは。今日もお疲れ様です。日々テクノロジーの進化や企業の努力のたまもので日々の暮らしはますます便利にスムーズになってきましたが、伝統的な産業システムにはどれくらいこれから伸びしろがあるかというお話を書きたいと思います。なお、産業システムと言ってしまうとわかりづらいかもしれないのですが、製紙会社、製鉄会社、石油化学会社、電力会社、プラントエンジニアリング、重電メーカーなどをイメージして書いています。
結論から言えば、日本のこれらの産業には、めちゃめちゃ伸びしろがあるように思います。どんな伸びしろかと言うと、プロセスの伸びしろです。
どんなことをすればプロセスを良くしていけるか?働く人々の業務プロセスを滑らかにしてあげること、言ってしまえばプライベートで体験していることをすべて企業のプロセスに実装するだけでもだいぶ違うでしょう。
①Google検索
これは、本当に便利ですよね。私も検索しない日はありません。一人平均5回/日で検索しているとしたら、60億人x5回/日 = 300億回も一日にあの検索ボタンが押されているわけです。
仕事で使っている資料、どうなっていますか?いまだにフォルダ管理のところ多いと思います。また、いまだに重要な書類は紙に印刷してハンコをついて保管するケースも多いと思います。そうするとキングファイルに入れますよね。
これらの資料がすべて電子化し、全文検索可能な状態になったらものすごいレベルのコスト低減になるわけです。
10000人の会社なら、1人年間80時間資料探しをしていると仮定して、1時間あたりの単価が5000円ならば、
10000人 x 80時間 x 5000円 = 40億円/年
実に40億円が探し物のために浪費されているわけです。もしみんなが仕事でGoogle検索のような検索を始めたらとんでもない額の改善になりますね!
②Amazon Eコマース
これも、便利です。仕事で何か物を手配するときに、いまだに仕様書を書いて、調達に頼んで、見積取って、発注して、、、そして納期遅れてないかチェックして、、とやっていることありますよね。
発注手配もれ、手配間違い、納期遅れ、大体この3つです。産業界のトラブルは。人間たるもの油断もしますし、気がそぞろになることもあります。日々大量の仕事が流れ込んできて、それを人間の手で何とかしようというのは限界があります。
そんな時に、こんなものが普段の仕事で使えたらどんなに便利か。急いで必要な部品があれば、プライム便で即刻持ってきてもらえるし、発注履歴が残るので、定期的に買い物をリコメンドしてくれるかもしれません。
3.Wikipedia
これもめちゃめちゃ便利です。これまでも何度も記事に書いてきましたが、ベテランから若手への技能伝承、新しく入ってきた人の即戦力化、こういったテーマはどこに顔を出しても出てきます。Wikipediaにいろいろ書いてあることが、さらに各産業のものすごく細かい知識まで入ってきたら最高ですよね。
4.You Tube
これもめちゃめちゃ便利です。いまでもお客様のところに伺ったり、たくさんの方を招いて技術講習会をしたりしていると思いますが、大人数で移動すると、旅費コストのかさばり、出席者の調整、会議案内、懇親会のアレンジ、挨拶のお願い、、などなどいろいろと大変なわけですね。
それをポンっとYou Tubeチャンネルで流してしまえばそのコストは劇的に変わりますよね!
まだまだ挙げだしたらキリがないですが、ぱっと考えてもこれだけ出てくるわけです。
直観的ですが、産業システムの伸びしろは少なくとも今のプライベートな環境との差分だけ存在しています。
産業システムの欠点はこれまでかなり機能重視で仕事がつくられていて、「人間はミスったらダメ、注意深く頑張りなさい、遅くまで働きなさい」とけっこう無理を求められてきました。僕はそれで結構生きづらさを感じたりしたものです。次回はその辺もふくめて、もうちょっとユーザー体験の改善という観点で僕の思うところを書いていきたいと思います。
以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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