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ほぼ週イチ ~ 花の研究室

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家に花があるとつい、目が行ってしまいますよね。花に宿る、人を惹きつける力を感じ、生きる力をもらっています。 Instagramにのせている、自宅や他の場所で生けているいけばな作…
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#うちばな

No.29-生け直しのこでまり

https://www.instagram.com/p/CagH_G4vvOz/ 【生けた日】2022/2/19(土)夕方久しぶりに外出しました。帰りに花を買い、3本の枝に注意を払いながら、降り出した雨の中を自転車を押して帰ってきました。 【花の種類】今回は前回の残りの花があまりに元気だったので、次に購入したコデマリの残りの枝で小品にしました。 コデマリの枝 1本 スイトピー 2本 カーネーション 1本 【花器】焼き物丸花器小品なので、手作りでいただいた花器をつかいま

No.28-春の桜色と濃赤と

https://www.instagram.com/p/CaLyRWmFuyf/ 【生けた日】2022/2/19(土)夕方久しぶりに外出しました。帰りに花を買い、3本の枝に注意を払いながら、降り出した雨の中を自転車を押して帰ってきました。 【花の種類】バラ イブピアッチェ と2種類のアカシア今回は久しぶりにサンゴミズキを直線の造形で生けたくなり、お花屋さんの店先で大体の構成を考えてから花を買いました。 サンゴミズキ  3本 スイトピー 3本 カーネーション 1本 【花

No.27-春のアカシアとイブピマッチェ

【生けた日】2022/2/12(土)午後草花の多いお花屋さんで、ミモザアカシアがお手頃になっているのを発見。ミモザアカシアをきっかけに、他の花材を選びました。シンプルないけばなを目指します。 【花の種類】バラ イブピアッチェ と2種類のアカシアもうすぐ白い花が咲きそうなコブシを中心にアカシアとバラの組み合わせ。満を持して、黄色のミモザアカシアでしあわせな春を感じたく、赤葉アカシアと組み合わせました。4本の混ぜいけです。 バラ イブピアッチェ  1本 ミモザアカシア 1本

No.26-ラナンキュラスの花束

【生けた日】2022/2/6(日)午前何も考えずに足を運んだお花屋さんで、季節の菜の花を発見。これを生けるために、ほかの花材を選びました。今回は生けたらすぐに形が変化しそう。 【花の種類】ローズ色のラナンキュラス春のゼンマイを使いたく、それが引き立たせる主役としてラナンキュラスを選択、麦を添えました。 ラナンキュラス  3本 ゼンマイ 2本 麦 4本 【花器】変わり青ガラス器久しぶりにこの花器を。草花とときには役立ちます。 【ポイント】ゼンマイとマスの丸と麦の直線ラナ

No.25-一輪の黄色いガーベラ

【生けた日】2022/1/23(日)午後何も考えずに足を運んだお花屋さんで、季節の菜の花を発見。これを生けるために、ほかの花材を選びました。今回は生けたらすぐに形が変化しそう。 【花の種類】菜の花(ナノハナ)にガーベラをスイセンを見かけたので、これは一度は生けなければと手に取りました。枝ものは迷った末に爽やかな香りで鼻を通じさせてくれる(!)ユーカリにしました。 菜の花  3本 ガーベラ 1本 ユーカリパルブラ 1本(分割して使用) 【花器】大ぶりのガラス器今回もこの四

No.24-初春の水仙

【生けた日】2022/1/15(土)午後毎年生ける豪華な正月花とは別に、初春に欠かせないのが水仙(スイセン)です。ここは日本水仙(ニホンスイセン)の可憐な姿を加えたお花をお届けしたいと思います。 【花の種類】日本水仙(ニホンスイセン)スイセンを見かけたので、これは一度は生けなければと手に取りました。 スイセン  3本 菊 1本 グリーンドラセナ 1本 【花器】大ぶりのガラス器中に丸剣山を入れたガラス器をつかいます。 【ポイント】スイセンの処理市販のスイセンは、根元にハ

No.23-2022年(令和4年)の初いけ

【生けた日】2022/1/9(日)午後あけましておめでとうございます。新年最初のお花は淡いピンクのチューリップにしました。 【花の種類】チューリップ初いけはシンプルに、新鮮さも出したく、チューリップの一種生けに。 チューリップ  6本 【花器】口の狭いガラス器横に伸ばせる花器をまだ実家から取り寄せていないため、またも昨年投入したガラス器をつかいます。 【ポイント】予定になかった葉のカール本当は花屋で見つけたこのチューリップで作りたかったのは、薄い緑色の茎を揃えた曲線。

No.22-お正月花

【生けた日】2021/12/30(木)午後年が明けてしまいましたが、お正月花の記録です。30日というと生けるには少し遅いのですが、3が日中、お花をもたせることを考えれば、現実的な線かなと思い、この日にしました。 【花の種類】今年は通りすがりの銀座のお花屋さんに、いくつもの種類の新鮮な松があり、そこで三光松を選びました。松をどうするかは毎年の大きなポイント、若松、大王松、五葉松、蛇の目松… 松の選択により作品が大きく変わります。 加えて、変わった葉ボタンが2種類あるのを見つけ

No.21-クリスマスのいけばな

【生けた日】2021/12/23(木)午後文字通り、「この冬一番の寒さ」の午後、花を買いにでかけました。クリスマスということでさまざまな枯れものをつかったオーナメントやリースなどがあり、せっかくなので手頃な大きさの、今期結局使うことのなかった綿の入った束をつかって、作品にしてしまいました。グリーンはあえてありません。 【花の種類】限りなくラナンキュラスそのほかに購入したのは、ラナンキュラスです。限りなくレッドに近い濃いローズ色、フリルのラナンキュラス。華やかで可愛らしさいっ

No.20-ちいさなビタミンカラー

【生けた日】2021/12/18(土)夕文字通り、「この冬一番の寒さ」の午後、花を買いにでかけました。今週は外出があるため(⁉)、小作品にして、元気に1週間を乗り切ってくれることを願いました。 【花の種類】ブーケのような選択一種生けがしたかったのですが、結局控えを追加し、ブーケづくりのような組み合わせになりました。 バラ  2本 バラ マンゴーソーバ 2本 ニゲラ(クロタネソウ) 3本 錫のシート 1枚 【花器】ふた付きガラス器先週に引き続き、錫の輝きをバックに潜ませま

No.19-ひきつづきのクリスマスツリー

【生けた日】2021/12/11(土)夕そろそろ師走らしくなってきた休日の昼間、晴れ空の下、暖かいうちに外出を。先週のホワイトクリスマスもまだ生き生きしているので生け直し、こちらは新たに生けました。先週が大物だったので、今週はややコンパクトに。 【花の種類】枝ものと、花と白い着色木は木の名前を忘れてしまいました。きれいなものだったので素材として保管してあったものです。これにほとんど使ってこなかった錫(すず)製の装飾を出してきました。錫は柔らかく、手で自由自在にかたちが変えら

No.18-ホワイトクリスマスシーズン

【生けた日】2021/12/3(金)夕花を買いに行くためだけに外出、帰りにはまた、大きな包みを自転車にのせて、そっと帰ってきました。クリスマス飾りと手作りリース用の素材などがふんだんに用意されるようになり、季節が変わったことを実感しています。 【花の種類】枝ものと、花とウンリュウヤナギは実は2本。そこにおなじ枝もので新鮮な香り高いユーカリを1本。花は迷った末に大きめ白のカーネーションにアンスリューム(ルミナ)を加えました。 ウンリュウヤナギ(色つけ白) ユーカリ カーネー

No.17-花色もクリスマスシーズン

【生けた日】2021/11/27(土)夕お店に行っても大ぶりな木がたくさんある季節になってきました。今回は前回につづいて花も大きいです。グラジオラスの派手な朱赤が欲しくて、脇を季節感でまとめ、大きく抱えてゆっくり帰ってきました。 【花の種類】花と、実と樹2本のグラジオラスでまとめたかったので、花が一番大きく、次に実もの、そして一番小さく樹という逆の順序にしました。ヒノキにも、じつは茶色の実がたわわについています。 グラジオラス ヒペリカム(実) ヒノキ(実) 【花器】投

No.16-大ぶりな赤と白

【生けた日】2021/11/12(金)夕今回は久しぶりに大ぶりな作品にしようと、外出の帰りに野バラ1本、カサブランカ1本と、生けにくさを感じつつも両手に大きく抱えてゆっくり帰ってきました。カサブランカの香りが夕闇によく漂います。 【花の種類】木と花ただ2本だけのいけばな。野バラはとにかくそこにあった一番大きな枝を。カサブランカもあえて2つ咲いてしまっている、しかしちょうどよいところには次に咲きそうなつぼみが来ている枝を1本、選びました。さてどうなるか。 野バラ(実) カサ