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#49 ミートキャリアのサポーターとしてデビューしました!

この度、ミートキャリアのキャリアサポーターとして、参画させていただくことになりました!

本業では人材紹介会社に勤める僕ですが、
ミートキャリアでどんなことをやっていきたいか、改めてしたためたいと思います。

※ミートキャリアとは?
株式会社fruor(フルオル)の運営する、オンライン型キャリア相談サービス。
僕はそのサービスの1つ、「オンラインキャリアカウンセリング」のカウンセラーを担当します。

転職エージェントとしてのサポートの限界

本業である転職エージェントとして働く中、
毎日の面談を通して、キャリアに悩む人たちをたくさん見てきました。

コロナ禍もあいまって、自分の生き方、働き方を見直したいと思っている人も多いのではないでしょうか。

そんな、一見漠然とした思いの丈を、エージェントである僕に素直に打ち明けてくれたり、
中には「今すぐ転職する気はないけど、早いうちから情報収集をしておきたい。」という人もいらっしゃいます。

僕個人としては、
こういった、目先の転職に限定しない相談は大歓迎で、
その人の経験や価値観を一緒に掘り下げたり、
自己PRポイントを整理したりするので、面談の時間や回数もついつい増えてしまいがちです。

相談者からは、「こんなに親身に寄り添ってくれるエージェントは他にはいなかった!」と喜んでいただけることもしばしばあります。

しかしそんな言葉を聞くと
嬉しい反面、「他のエージェントもこれだけ時間を割いてくれたらなあ…」というモヤモヤを感じます。

現実問題として、
大手転職エージェントの「転職相談」という場で行われるのは、

①キャリアアドバイザーからの「転職しましょう!」という強い動機づけ(というか誘導)
②希望年収や業務内容などの条件面すり合わせ
(手をかけずに入社決定をさせるため、最初に妥協させるのが大事。)
③自社保有の求人の積極的なプレゼン
(それ以外の企業で決まっても売上にならない。)
④多くの求人を応募させる営業トーク
(求人への応募件数を、担当者のKPIにしがち。)


といった、自社保有の求人への転職に寄せた話し合いになりがちです。
良いか悪いかは別として、人材会社のビジネスモデル上、そういった対応が効率いいのです。

特に、売り手人材である社会人3〜5年目の若手層では、この傾向は顕著です。
転職サービスに登録している方々には、今日も大量のキラキラしたスカウトメッセージが届いていることでしょう。

自分が人気人材であればあるほど、
各エージェントが熾烈な争いで取り合い、キャリアに向き合う間を与えてもらえません。

結果、求職者としては、
・本当に必要かわからない転職活動を、
・自己理解や目的意識も定まらないままなんとなく始め、
・大量の求人に応募させられ余計に混乱し、
・でもいくつか内定が出たことに喜びを感じ、
・軸が定まらなくとも、流れのままに転職自体は成功する。
(エージェントは受かりやすい求人を紹介する技術はピカイチ)

こんなことが多く発生してしまいます。

大切なのは、内定をもらうことそのものより、
今の自分が輝ける、頑張れる、挑戦できる舞台を見つけ、納得感を持ったキャリアを歩むことのはずです。

そのためには、「自分が何者か?」「自分はどうなりたいか?」を言語化し、
その上で今考えられる様々な選択肢を比較・検討する必要があります。

しかし前述の通り、争いに負けられないエージェントはそんなことをしている暇はなく、十分なサポートができないのが実情です。

この点は恐らく多くのキャリアアドバイザーが、人材業界に感じるジレンマであり、僕自身もモヤモヤを抱えていました。

有料のキャリア相談をもっと身近に。

そこで辿り着いたのが、ミートキャリアのような相談者側がお金を払う有料のキャリアカウンセリングでした。

養成講座の受講、サポーターとしての選考を経て、本格的に活動を開始することとなりました。

今の日本では、「キャリアについてプロに相談する」という習慣がある人はまだまだ少数派ですが、
転職が一般的になってきたことで、
「自分はこのままでいいのか」「自分が社外に通用する強みは何か」と考える機会は徐々に増えてきています。

しかし僕の意見では、転職するタイミングで初めてキャリアに向き合うのでは、まだまだ頻度が足りないと思っています。

転職するしないに関わらず、半年、1年ごとくらいのタイミングにて
・今の自分のスキル感は市場でどれだけ評価されるか?
・現職を続けることで、自分の目指したい方向と合致しているか?
・ライフイベントに適合した働き方ができそうか?

ということを、プロと壁打ちしながら考えることで、より目の前のやるべきことに集中できるマインドセットが整います。

健康診断のような、定期的なメンテナンスという意味でも、今後有料キャリアカウンセリングは広まっていくことでしょう。

過去のnoteにも何度か書いたように、
「最近ちょっと調子悪いな〜」というときに整体に行くような感覚で、キャリアカウンセリングを定期的に受ける人が増えてほしいと考えています。

そのために、微力ではありながらも、新しい環境にて、キャリアサポーターとして力添えをしたいなと思っています。

ミートキャリアが気になる!という方はコチラまで!

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