見出し画像

はじまりはじまり

こんにちは、へーすけです。

とりあえず思ったことをつぶやきたい!
ついでに銀行業界の分析をしてみたいぞ!!
今回noteを始めた理由です。

私は現在、現役の銀行員として働いております。

今まで法人営業を通じていろんな業界の決算資料を見てきましたし、場合によってはやや偉そうに財務の内容を話してきました。(いろんな銀行の方が経験あるかと思います。)

ただ、ある日ふと、そういえば自分の会社のBSやPLをしっかり見たことないな、と気づきます。

就活の時や、新卒で入った後も自行の利益水準くらいは知ってるけど、
じっくり決算短信や有価証券報告書を読んだことがない。。
(意外と銀行員あるあるじゃないでしょうか。。)

銀行業界も不安定だし、一回今の状況について勉強してみよう。
そう考えて決算短信を開きました。
するとすると、、、、、

なにこれ難しい。なに書いてあるのかさっぱり。

勘定科目ですら現金預金?買現先、売現先?コールローン?
なんだこれは。。。
ちなみに預金は負債勘定にありました(そりゃそうだ)。
注記開示項目についてはもはや理解不能です。

これが初めて決算内容を見た時の感想でした。笑

話は変わりますが現在、地銀やメガバンク問わず所謂商業銀行と呼ばれる
昔ながらの銀行業界に対する世間の目は厳しいです。

ひと昔前に聞いていた銀行員はエリートという感覚はもはやなく、取引先からもかつてほどは頼りにされていない。

また、就活ランキングではかつて上位に載っていたメガバンクも現在では大幅に順位を落としており、金融業の唯一の財産と言ってもいい人材力の低下も今後懸念されるところです。

このような状況になった要因は複雑ですが、
個人的には以下の要因が絡んでいると考えています。
(ありきたりですが、)

①マイナス金利政策による業務粗利益(特に、利息関連収益)の減少。

②ビットコイン中心にした仮想通貨の浸透、PayPayなどを利用した決済プラットフォームの多様化、ネット銀行の台頭等を原因とした顧客の喪失。

③業界全体の手数料水準引下げ(すなわち為替関連手数料の減少)

④(メガバンクのみだが)多額の規制対応とバーゼルⅢ最終化に向けた資本 規制の強化による投資余力の減少

他にも様々な要因があるかとは思いますが、
主な原因としては業務粗利益(他業種における売上高に相当)が減少し、
利益水準そのものが低下していること。
そして、体力のない銀行を中心に合併等で規模拡大と資本増強を図る必要が出てきたこと。

また、海外展開しており比較的ダメージが少ないと言われていたメガバンクについても、バーゼルⅢ最終化によってアセットに対するリスクの度合いが変わってしまったため、採算性の低い融資については対応しづらくなったことや、自己資本に対する規制が強化されており、これまでのように事業投資を行いづらくなったことなどが挙げられます。

また、これら内容がマイナス面として報道されており、世間では「銀行は終わった業界」と言った声がよく聞かれるようになっています。

ここからが本題になってくるのですが、銀行業界は本当に終わってしまうのでしょうか。それとも、今後まだ未来があるのでしょうか。

この答えは見る視点によって変わってくるでしょうし、
そもそも将来のことは誰にもわかりません。

しかし、これまで幾度となく銀行含めた金融業界は終わったと言われてきたものの、いまだにしぶとく生き残っています。
(当時現役ではなかったですが、山一證券や北海道拓殖銀行、
リーマン・ブラザーズが破綻した時も、多くの人が金融業界は終わったと考えていたと聞いております)

そして、せっかくだし働いている業界の将来に対して、自分なりの考えを持っておきたいなと。
そのために、色んな銀行の財務、経営方針を分析していきたいなと考えた次第です。

実際の先行きを分析するには財務内容に加えて将来のキャッシュフローを引いて分析をするのが良いかもですが、残念ながらそこまでの体力はないです。
よって、BSとPL中心や各行の経営方針について軽く分析していきたいなーと考えてます。

まずは次回以降、三大メガバンクの決算を見ていきたいなと思います。

ちなみに休みなので書き始めましたが、仕事は戻ったら更新止まります。
絶対、確実に。。(笑)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?