米津玄師 2022 TOUR / 変身 東京体育館 初日 レポ


セトリ


  1. POP SONG

  2. 感電

  3. PLACEBO

  4. 迷える羊

  5. カナリヤ

  6. Lemon

  7. 海の幽霊

  8. まちがいさがし

  9. アイネクライネ

  10. Pale Blue

  11. パプリカ

  12. ひまわり

  13. アンビリーバーズ

  14. ゴーゴー幽霊船

  15. 爱丽丝

  16. ピースサイン

  17. KICK BACK

  18. 死神

  19. ゆめうつつ

  20. 馬と鹿

  21. M八七

以上です。

感想

注意:この文章をライブが終了してから約1時間後に書き始めているため、間違いや妄想が含まれる可能性があります。気付いたら直したいと思います。

回想を日記のように書きます。

まず、入場時に席が紙のチケットで発券されます。
次に、席を探して座ります。

・・・近くね?

そう、私が座った注釈付指定席はほぼステージの真横なのです。実質アリーナ最前列。
おかげで双眼鏡を使ったらまるでステージ上から見ているかのような近さでした。

ステージはHYPEのときのような形で、白いスモークあり。
ステージ上には楽器は見当たらず、ミラーボールがあったことが印象的でした。
モニターは脇に2枚、中央に1枚。中央のモニターは直方体のような形でした。
BGMで洋楽が流れていて、恐らくいつものように米津玄師さん本人の選曲だったと思います。音量は控えめでしたが何の曲かの判断は十分できたと思います。私は洋楽に疎いので分かりませんでした。ただセンスがある選曲だと思いました。

開演時刻の17時が近づくたびに鼓動が早くなり、緊張を感じました。

そして17時になりましたが、始まりません。

何だろう?と思っていると、17時10分ごろ、照明が消えました。来るぞ!と思ったら、脇のモニターに映像が映し出されました。
感電のMVの車と地下駐車場、そしてNIGIちゃん。
NIGIちゃん、主役なのね!?と思っていたら、NIGIちゃんがトランクからタンバリンやじょうろなどを取り出し始めました。
そしてエレベーターに乗りました。
脇のモニターが暗転しました。

中央のモニターにエレベーターが上がってくるような演出。

そして・・・

米津玄師さん、POP SONGのイントロと白いスモークと地下からせり上がるステージと共に登場!!!
服装は緑の長袖シャツに黒のズボン。
いつもと違ってズボンが長く見えるような着こなしでした。
あのー、足長すぎません?本当に。足が本体なんじゃないかと思えましたよ。

POP SONG

まさにツアー「変身」の最初を彩るにふさわしい曲。
大好きな曲でテンションが上がりすぎてあまり覚えていないけれど、音源よりも少し語尾を強めた歌い方だったと思う。音程は完璧。

2番、「ビビデバビビデブー」の後の声を加工した部分を歌ってた。裏声を使っていてかっこよかった。

そして、MVの滑るような移動、動く床を用いて再現してた。とても驚いた。
最後は「それもまた」まで歌ってた。
「それもまた!」という歌い方だった。

そういえばじょうろを持ってた。NIGIちゃんが変身した姿が米津玄師さんだったのか。

感電

ここで来た。
この曲で、目の前に米津玄師さんがいて歌を歌っているという実感がわいてきて目頭が熱くなった。

曲が始まると同時にダンサーが6人くらい出てきて踊ってた。

丁寧な歌い方で、とても良かった。高音から低音までしっかり出ていて安心した。
歌詞をちょっとミスってたけどそこまで気にならなかった。

PLACEBO

ストリングスのイントロが聞こえた瞬間、「マジか」と思った。なぜなら、この曲は野田洋次郎さんと共に歌うから成立する曲だと思っていたからだ。
特に、掛け合いのパートを一人で歌ったら主旨から外れるのではないかと思っていた。
しかし、掛け合いのパートが始まるとその不安は解消された。
なんと、野田洋次郎さんがハモリパートを歌っているのである。
そっちのバージョンも用意してあったのか・・・。
結果的に、無事米津玄師さんと野田洋次郎さんの美しい掛け合いを聞くことができた。
うれしい。

確かダンスホールのような鮮やかなライティングが行われたのが印象的だった。

MC

短いMC。久しぶり、楽しみたいと言っていたことくらいしか思い出せない。
ここだったかは怪しいけど、バンドメンバーがステージの地下からせり上がってきて、これまで見えなかったけど演奏してましたと紹介していたと思う。

迷える羊

この曲からスタンドマイクだった。

歌い出しのとき、ライティングがほぼ無い状態だったので、ミスかと思い不安だった。しかし、サビに入ると同時に一気に白い光が放出されたのを見て、これを際立たせるための暗いライティングだったのかと納得した。

1番のサビの歌い出しの音が下に外れていたが、人間味を感じられて良かった。
歌い方を音源に近づけていて、歌の表現力の高さを実感した。
この曲の声量が半端じゃなかった。マイクなしでもいいんじゃないかと思えるくらいの声量だった。

カナリヤ

ええ!?ここ!?!?と思った。もう終わりかとちょっと不安になっちゃったよ。だってエンディングにふさわしいもんこの曲。

そもそも私はひねくれもので、ドラマなどのお涙頂戴な場面では「フッ」と冷笑するような人間なんですよ。だからSTRAY SHEEPで聞いたときもそこまで感情を揺さぶられることはありませんでした。

そんな人間がライブでカナリヤを聞いたところで感極まることなんて・・・


号泣しました。

今回のライブで一番泣きました。

なんというか、米津玄師さんの圧倒的な表現力の前ではどんな人間も素直になってしまうんじゃないですかね。
自分が気付いていなかった、このコロナ禍で失われたものへの悲しみを気付かされました。こんなに自分は苦しんでいたのか。

この曲は最初、伴奏がピアノのみなので、ほぼ弾き語りなんですよね。生歌が映える。優しい声。それは涙も誘われますよね。

「歩いて行こう 最後まで」の「さ」は裏声、「はためく風の 呼ぶ方へ」の「よ」は地声で音源の通りのかすれ方。
とにかく歌が上手い。これ以上の表現は私には今のところできません。

アウトロのモニターで2羽の鳩が窓から飛び立ったのも良かった。

Lemon

ええ!?ここ、?!?(2回目)

ライティングも含めて、脊オパの映像とほぼ同じだった・・・と思ったら、1番のサビ終わり、「今でもあなたは・・・」のところを「切り分けた果実の・・・」と歌っていた。
ショートバージョン!?と思ったら、ミスだったらしい。普通に2番以降も歌った。

「とても忘れられない」に裏声を取り入れたのは初めて聞いた。

多分皆さんご存知だと思いますが一応言っておくと、とても感動的でした。

海の幽霊

これマジヤバかった。マジ。

あのー、これから海の幽霊を聞くときは、着ている服が揺れるぐらい重低音を強化して、大音量で聞いてほしいです。

そうしないと海の幽霊の本質が分からないから。私も今日まで分かってなかったから。

ライブレポを見てライブの海の幽霊のすごさを分かった気になっていたけど、本物はマジで本物だった。「大切なことは言葉にならない」の通り。

まず、強い重低音が生命の強さを的確に表現していた。
次に、米津玄師さんの繊細さと力強さを兼ね備えた歌唱が、心に歌詞を刻み付けた。
最後に、米津玄師さんと坂東祐大さんによる壮大なオーケストラアレンジを大音量で聞くことで脳に大きな刺激を与えた。

これだけの要素があれば、感動するのも納得ですね。

ライブによって好きになる曲って、その曲の最大限の良さを引き出す方法を知らなかったから気付かなかっただけで、多分もともと好きな曲だったんだと思うんですよね。

まちがいさがし

この曲でライブが始まってから初めて座った。ちょうどいいバラードだった。

多分音源とキーは変わってなかったと思うけど、サビでは裏声を使っていた。ラスサビだけは一回地声だったけど、がなるような歌い方ではなかった。

音源のような加工は声にしてなかったため、オリジナルバージョンとセルフカバーバージョンのハイブリッドだったと思う。

アイネクライネ

この曲に関して、脊オパに関係する方々全員に謝りたいです。本当にすみませんでした。
実は、脊オパの映像を見たときに、歌い出しの声が綺麗すぎて、後から加工したと思い込んでいました。
しかし、今日聞いたところ、本当にあの綺麗な声でした。とても感動しました。
本当にありがとうございました。

どうしようもないくらい好きな曲。

ラスサビのアレンジ、「奇跡であふれて足りないや」ではなく、その後の「あたしの名前を呼んでくれた」をアレンジしていた。音程は脊オパと同じ。

ライティングも脊オパと似ていた。

モニターには黄色の花があった。

Pale Blue

これ。イントロありました。どんなのか忘れました・・・。

最初の「ずっと」が少し苦しそうだったけどその後は安定してて良かった。
アレンジもあまりなく、音源の通りだった。

モニターにはジャケットの極彩色が映し出された。

個人的に今回の衣装が一番合ってた曲。

パプリカ

前曲からの繋ぎが暗めで驚いた気がする。

ダンサーが踊ってた。米津玄師さんはせり上がったステージの上に座って(!)歌ってた。

パプリカのダンスをしてる人はそんなにいなかったような気がする。もう3年前だからかな。

モニターにずっと夕日というか太陽が映っていたのが印象的だった。

2番くらいから終わりまでずっと紙吹雪が舞っていた。楽しかった。

ドラムがバンドサウンド風にアレンジされていた気がする。原曲に近い感じかなあ。

MC

順番は忘れました。

コンタクトレンズを買ったからみんなの顔がよく見える。逆に言えばこれまでは見えてなかった。(観客笑)

みんな自分の好きなようにライブに参加してほしい。無理をしてみんなに合わせようとしなくてもいい。自分も昔そうだったから。ただ、ライブでのアクションに対する反応もありがたい。

ファンって言葉はあまり好きではないけど、良いファンがたくさんいてありがたいと思う。

人生では好きじゃないことをすることもあるし、クソな部分もあるけど、今日くらいはそうではない日になってくれたらなと思います。

ひまわり

泣きました。

多分音源の通りに歌おうとしていたのだと思う。
しかし、私には音源よりも力強く歌っているように聞こえた。
空の上まで届くように歌っているように聞こえた。

人を想う気持ちはこんなに強いものなのかと感じた。

こんなに激しい曲で切ない気分になるのはこの曲が初めてだし、この後もなかなかないと思う。

「もしも同じ街で生まれたら 君のようになれたかな」

本当に切ない。

曲名の通り黄色のライティングだった。

アンビリーバーズ

イントロが流れた瞬間、!?となった。多分多くの人も同じ反応だったと思う。
この曲が今回一番意外な選曲で、まさか本編に入れてくるとは思ってなかった。

この曲のライティングが一番激しかったと思う。白い光の線がたくさん降り注いでいた。

ライブでの披露は恐らく5年ぶり。曲自体は7年前の曲なので、イメージが変わるのではないかと思った。

しかし、歌い出しからその予想は外れた。
確かに声は変わっているが、歌い方や手振りなどはこの曲のままだったからだ。
多分、2015年のフェスや、2017年のFogboundのときと大きくは変わっていなかったのではないかと思った。
跳び跳ねながら歌っていた。

歌詞が、やばい。
「全て受け止めて一緒に笑おうか」
これ生で言われるとか。すごすぎる。

「一緒に」の「しょ」「に」は裏声だった。

アウトロの終わりが爆音だった。

ゴーゴー幽霊船

セブンティーンのうちに聞けた。とてもうれしい。

前曲からの繋ぎで、ドラムソロが入った。
とても激しく、新曲かと思った。

イントロの1、2、3からFogboundのときのままだった。

「あんまり急に笑うので」が妖艶すぎる。

「ワアワアワアワア」歌いたかった。手拍子でも盛り上がったけど。

「12345678」を米津玄師さんが歌ってくれてうれしかった。

やはりこの曲はライブが映える曲だと思う。これからも毎回やってほしい。

爱丽丝

これもイントロが追加されてた。どんなのかは忘れました。

カラフルなライティングだった。

2番とラスサビの間のギターがアレンジされてた。前奏のフレーズを入れた感じ。

ラスサビの転調が良い。ライブだと音源よりも強く良さを実感した。

ラストの「踊ろうぜもっと」は脊オパよりも激しかった。

ピースサイン

ピースを掲げられて良かった。Aメロは音源の通りに手拍子しようとしたけど少し間違えてしまった。

とにかくかっこいい曲。バンドサウンドがとても合っている。

音源の通りでアレンジはあまり無かったような気がする。

ライティングの赤と青も良かった。

短いMC

新曲やってもいいですか?が強すぎてあと何言ってたか覚えてない。

KICK BACK

初めてフルで聞くのがライブって、贅沢すぎませんかね。

とても最高な曲でした。

ダークなライティングで、黒と赤の混沌とした雰囲気だった。

歌詞はほとんど聞き取れなかった。

曲の構成が、AメロBメロサビCメロDメロっていう感じで変則的だった。

前奏からラストまで「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」がてんこ盛りだった。
ラストの「BEAUTIFUL STAR」が特にかっこよかった。

米津玄師さんがステージ上のカメラを持ち上げて、モニターに米津玄師さんがアッブで映し出されたのがすごかった。

ダンサーも踊ってた。

歌い方も音源を意識していた。

本編終了

アンコールまでは3分くらい。ずっと手拍子してた。
スタッフがステージ上に座布団を持ってきたのが見えた。確定演出。
バンドメンバーが登壇した後に米津玄師さんが登壇した。

死神

アンコール1曲目。

米津玄師さんが座布団に座り土下座をした状態でイントロ開始!
歌い出しの直前に起き上がった。

音源通りの声。エッジが効いてる。

手拍子を曲に合わせてするのが楽しかった。

サビで声が裏返ってたところがあった。アレンジみたいで良かった。

ゆめうつつ

この曲の歌い方が今回一番音源通りだった。違いを探すのが難しいくらい。

これはアンコールにふさわしいと思った。

ドラムのアレンジは結構あった。2番のサビ前が違うパターンだったと思う。

この曲は個人的に音源がかなり好きなので、音源通りに歌ってくれたのがうれしかった。

ライティングは明るめで落ち着いていた。

MC

メンバー紹介。(観客拍手)

中ちゃん:さっきよねが「初めてライブきた人?」って聞いたら手をあげた人がたくさんいたんで自己紹介します。スーパーギタリストの中ちゃんです。(観客拍手)

米津玄師さん:このMCは毎回中ちゃんに任せてぐだぐだになる。今回は2年半ぶりだからぐだぐだに戻ってるね。

中ちゃん:マスクしてるけど全員の顔覚えたからなー!

米津玄師さん:怖いよ。

中ちゃん:よねはこの2年半何してたの?

米津玄師さん:曲を作ってた。中ちゃんは?

中ちゃん:コロナ禍がおさまるまで山で修行して祈ってた。

米津玄師さん:どうする?このMCはあと10分でも20分でも続けられるけど。(観客拍手)

中ちゃん:そうだね。

米津玄師さん:俺ら2人だけが楽しむっていう。

いつか忘れたけど途中で米津玄師さんが「そういえばこのタイミングで履くんだった」と言ってアンコール開始前に脱いだ靴を履いていた。米津玄師さんが靴を履く姿なんてなかなか見れませんよ。双眼鏡でしっかり見ました。

馬と鹿

アンコールできたか。本編だと思ってた。

動く床をかなり活用していた。

うなだれたりダンサーとぶつかりながら歩いていた。

2番、動く床の上で立ち止まり、「まだ歩けるか」で歩き始めたのがとても良かった。

この曲のオーケストラは音源でもすごかったから生演奏でも聞いてみたいと思った。

ラスサビの歌い出しに銀テ発射。気持ちの良いタイミングだった。


Mハ七

最後。ツアータイトル通り、変身する曲から始まり変身する曲で終わった。

ここで満を持してミラーボールが使われた。

これも音源通りに歌っていた。

エフェクトが響いていてかっこよかった。

サビ前の低音連打、音源ではバスドラムだと思うけどライブではベースだったと思う。しかもBメロの割りと早い段階から始まっていた。

アウトロに入るとほぼ同時に米津玄師さんが深く礼をして、ステージの始めの位置に移動し、スモークと共に消えていった。

エンディング

曲が終わり、ライブも終わりかと思ったら、始めのモニターに再びエレベーターが映った。扉が開くとNIGIちゃんが降りてきた。
車に乗り、オーディオのスイッチを押すと、ETAが流れてきた。音源の。

そしてNIGIちゃんがハンドルを握る腕と景色が見える状態でドライブが始まった。
夜の街や高速道路を走っている。
少しすると、エンドロールの文字が流れてきた。曲も景色も続いている。

これ、実質ラストの曲はETAなのでは?

最も印象的だったのは、「いつまでも いつまでも 道は続いていくよ」と流れる景色が合っていたところ。

恐らく、今もドライブは続いているのだろう。次の目的地に着くときまで。

まとめ

ここまで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。今回のライブの感動が少しでも伝われば幸いです。

私は今回がライブ初参戦だったので、初めてライブがどれだけすごいものかを知れてうれしかったです。

これからも米津玄師さんを追い続けたいと思いました。

音楽はつづく -米津玄師

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