真空管ラヂヲ@Urutica

真空管ラヂヲ、The Gekko Japonicusというグループをやってます。

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  • ウタカタミュージック

    Uruticaによるによる音楽制作記録。楽曲配信。いい加減なコラムも。

最近の記事

最後は必ず引き算で

『名もなき魚』のレコーディングを振り返ってみます。 以前はホニャラ英語ボーカルでデモ録音してから歌詞をつける、というやり方をしていたのだけれど、最近はメロディと歌詞を同時に書いてしまうことが多い。 制作の中では作詞が圧倒的に面倒くさいので、先にやってしまった方が、演奏やらアレンジに集中できる・・・ような気がする。 デモトラック01は、「こんな曲できたけど、どうかな?」といった音源にロール氏がコーラスをつけたもの。 
当初はボーカルにモジュレーションをかけたり、もっと極端にエ

    • 帰ってきたヤモリ

      名もなき魚/The Gekko Japonicus 8/20に久しぶりにザ・ゲッコージャポニカスのシングル曲をリリースしました。 いかにもゲッコーらしいサイケデリックなロックソングに仕上がっています。 各メンバーの担当パートは・・・ ◾️ゲッーコーヘイタ ・作詞・作曲 ・ボーカル ・アコースティックギター ・エレキギター(ソロパートのみ) ・ベースギター ・各種トラック打ち込み、ミックス、マスタリング等 ◾️ゲッコーロール ・ボーカル ・SE ・アートワーク ◾️

      • Your Life

        本当のことは誰も 語ろうとしない 目にする大抵のことは まやかしに見える   価値観なんてふわっとして 当てにはならない   いつか誰かが君に言うだろう 馬鹿らしいとか くだらないとか   知らないことを知らないと 言えなかったり 些細な嘘をついては 落ち込んだり   誰かに投げつけたままの 鉛のような言葉   辛い時はいつでも ここは君の帰る場所 無駄話で気が晴れたら 軽やかにドアを開けて 凍える夜にくたびれて 穏やかな明け方にほどける 瞬きしてまた君は生まれる いまにも消えそうな灯 暗闇に寄り添って 君の頬をつたう涙は 何度でも拭うから   笑えない未来予想も 機嫌よく漕ぎ出せば 君の命を捻じ曲げたり できるものがあるはずない いまも僕ら呼吸してる

        • 勝手に期待する人

          近所に空き店舗があるとつい注目してしまう。 改装の為、工事業者が出入りするようになると尚のこと気になる。   ラーメン屋でもできるのだろうか。 こだわりのコーヒー店なんてのも良いし、まさかの中古レコード店やメガネ店などもおもしろい。 ありきたりのファストフードチェーンなら、まあ、それはそれで悪くない。   色々と想像を巡らせて楽しんでいるうち、新規オープンの告知を目にすることになるのだが。   来た、来た。 来たよ、お馴染みのアレが。 調剤薬局。 調剤薬局で町おこし。

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          6本

        記事

          サビオ問題

          子供の頃から絆創膏のことは「サビオ」と呼ぶ。 母も当たり前のようにサビオと呼ぶ。 恐らく弟もそうだ。 亡くなった父がどうだったかは記憶にないが、たまに夢に出てくるので、次に逢えた時には確認してみようと思う。   誰かがサビオのことをバンドエイドといったり、カットバンといったりする。   いや、私がサビオと呼ぶそれは、本当はバンドエイドかもしれないし、カットバンなのかもしれない。   しかし、そんなことはあまり大きな問題ではない。 あなたのそのチャッカマンが本当はチャッカマン

          ワタナベさん

          ワタナベ姓のお宅では、節分に豆まきをしないという話を耳にしたので、知り合いのワタナベさんにきいてみた。 本当にしないらしい。 する必要がないらしい。 なんでも、ワタナベ家は、かつて鬼を退治した一族の末裔なのだそうだ。 なので、わざわざ豆などまかなくても、ワタナベさん宅には鬼が寄り付かないのだという。 実際、そのワタナベさんのところにも、これまで一度も鬼が来たことがないそうだ。 見渡す限り、鬼、鬼、鬼。 まさに、渡る世間は鬼ばかりだというにも関わら