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会話

今日は仕事で延々とひとの話を聞いてすっかりくたびれてしまった。なぜ疲れるかというと、相手は楽しそうに喋っていて、こっちは面白くもない話を聞かされているからだ。なら、切り上げるなり、雰囲気を出すなりしたらいいのだ。だが、そうも出来ないし、雰囲気の伝わる相手ではなかったのだなぁ。

帰ってきてむちゅこをむにむにしながら、奥さんの話を聞いてたら、それだけでふにゃーとなった。会話のテンポとフィーリングが合うんだ。
や、疲れてそうだったから優しくしてくれたのかな。

抱っこしてると、ふとももとか腕とかほっぺたとか、むちむちのあんぱんみたいなのをむにむにしてしまう。たぶん、みんなこれはかわいいと思うところだろう。
でも奥さんは、かわいいと思うけど、特段そのお肉に触ろうとはしない。さわんないの?触りたくなんないの?って聞いたら、ならないよ?とのこと。

そう言えば、ぼくと奥さんが二人でいる時に、手を繋ぐのも、二の腕触るのもぼくの方からはするけど、奥さんはぼくにしてこないかも。耳たぶとかふとももとか、冷たくて柔らかいところを触るのがぼくは好きなんだ。

聞いてみたら、奥さんの家族は親子とか夫婦でそんなに触らない、と。笑
ぼくの母親はめちゃくちゃ顔とか触ってきたなぁと思い出した。鼻とかほっぺたとか、撫でられていた。

そういうことなのかな。触れて触れられて、心地いいなあ、かわいいなあってする文化がぼくの中にはある。奥さんにはない。でもぼくの文化をゆるく受け入れてくれている。

よかった。優しい奥さんで。
いやがられたら悲しいから。

触る話になってしまった。


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