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仲よくすること、喧嘩をしないこと

結婚して、いつのまにか随分年月が経った。
結構変わったような気もするが、全然変わっていない気もする。夫婦としては、もう切っても切れない仲になったと思う。

お互いに、相手の苦手なこと(上手にできないこと)と嫌いなこと(やりたくないこと)が分かるようになったので、一年に一度も喧嘩しない年も多い。たまにイライラがぶつかることもあるけれど、激しくなる前に謝れるようにもなった。(結婚して最初の半年だけが喧嘩祭りだったなぁ…)

僕なりの仲良しの心がけはある。
万人に通用するかはわからない。僕の妻に対する、僕自身の心がけだ。

①やってもらったと感じた時に都度「ありがと」を言う。(割と、これをお互いが自然に出来ているということが最重要な気がする)

➁「自分はどちらでもいいな」という場合は、普段から気前よく譲っておく。(恩を売っておくとも言う笑)

逆にどうしても譲れないことは、理由を丁寧に説明して、ちゃんと主張する。その場では「我慢するのが優しさだ」とか思っていても後で不満に思ってしまう可能性のあることは、無理して我慢しない。伝える。相手が理解できなくても、少なくとも知ってもらう。考え方を共有する。

③忙しい時、疲れた時、お腹が減った時、(妻が)生理前の時はぶつかりやすい。
自分の不調を自覚したらきちんと伝えること。「察してくれよ」は期待しないこと。丁寧に、でも明確に「疲れているから優しくしてほしい」と伝える。

あとは、ご飯食べて、シャワー浴びて、早く寝る。だらだら起きていない。

④長引く喧嘩はお互いに疲れるだけ。夫婦喧嘩は負けるが勝ち。寝る前には自分から謝ること。
もし相手から謝ってくれたら「謝ってくれてありがとう」と伝える。

※⑤大きい声や大きな音で怒りを表現しようとしない。言葉で感情を伝える努力をする。(これは以前は意識して気を付けていたけど今はもう意識しなくなった。沁みついたから。)
威圧的な態度やヒステリー、脅しなどで相手を動かそうとしないことは大切な家族の文化だと思う。やられるとやり返したくなってしまうから、やらない。これは相手を信頼するということでもある。対話で道を作っていく。そういう文化を夫婦で作っていく。

・喧嘩を発生させないための予防
・喧嘩が起きやすい状況の把握と警戒
・それでも喧嘩が起きた場合の対処
である。


ちなみに、これは僕の側の心がけである。

僕の両親は、タイプの全く異なる男女だったので、心と言葉を上手に通わせることが下手な人たちだった。それを子どもながらに見ていてとても悲しく思っていた。僕は、父にも母にも「こうしたらいいのに」と思いながら育った。(でも言えなかった)
彼らが互いに理解しあっている部分ももちろんあったとは思うけれど、上手な喧嘩と上手な仲直りのできない親だった。仲のいい時もあったけれど、どこかに氷の塊のようなものが二人の間にはあった。

歩み寄りが大切だ。ぼくの妻は…………今日も優しくて楽しそうだ。

喧嘩をしないというのは、僕の中では仲良しの秘訣なのだけれど、考えてみるとそうではない場合もあるかもしれない。喧嘩をしないけれど、仲良くもない、というような。
それは「ただ喧嘩をしない」ということが大切なのではなくて、「うまく対話する方法を見つけること」が大切だからではないか。(でも、対話してればいいってもんでもないのが難しいところではあるけれど…。向き合うのって時々疲れることもありますね。)

僕の取り組みだけを書くのもあれかと思ったので、妻にも聞いてみた。

「仲良く過ごすために心がけてることってある?」
「うーーーん……」と長考した後、「あんまり何にも考えてない。」
「あ、でもあなたが言われたら嫌だろうなってことはすぐに言わないようにしてるよ。思ってもね(にやり)。あとは話しているとき口を挟まないようにしてる。」とのこと。

妻は、ぼくのように傾向と対策はとらないけど、もう少し流動的に本能的にその都度の最適解を探してくれる。
お互いにね、思いやらないとね。

いろいろ考えるのがすきで、時々考えすぎで、好きなことについてはたくさん話す夫。
あんまり難しく考えてなくて、言葉少なくてごろごろ楽しそうにしている妻。

まあ、こんな感じの夫婦です。

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