夏風
季節外れすぎるかな、
ふわっと帽子が持ち上がって
夏の香りがした
優しい風が体をくすぐる
心地良くって、なつかしくって……。
そして、どこかさびしくなって
見上げれば、
一面に澄みきった青
去年の夏に新聞のやつに選ばれた詩でした。これにはモチーフ?的な話があって、
昔一人で公園にいたら
風で自分の帽子飛ばされちゃって、
鈍足のくせに追っかけてたら
帽子取ってくれた子がいて、
そんな事があったから仲良くなったんです。夏休みの間ずっと一緒に遊んでて、
でも、一日くらい会わなかった日があって
その日を境にその子と会えなくなったっていう
めっちゃベタな話ですけど
自分にとっては初友達だったし、川行ったり、アイス一緒に食べたり、ひたすら公園のブランコで靴飛ばししたり、公園の近所の人ん家にイタズラしに行ったりした仲だったからめっちゃ寂しかったです。
会えるならその子にまた会いたいです。初恋の人でもあったし、うわ~名前聞いとけばよかったですね、本当後悔先に立たずですね…
なので、夏にあのときみたく風がふいてるのを見て
あの子も元気にしてるかな、とか寂しいな、とか思ってます。
あの子がこれを見てたらなーなんて思って季節外れの詩になってしまいました。
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