見出し画像

創作の原点は黒歴史サイト #真夜中インター

ぽのこさんの「100問100答」と、野やぎさんの「あなたの創作とのエピソード教えてください!」は連動してるそう。猫野サラさんの記事で判明。

2つの企画は連動しています。野やぎさんが募集している「創作エピソード」の一環として、ぽのこさんが作った「もの書き100問100答」を使うもよし。みなさんオリジナルの創作エピソードを書くもよし。
猫野サラさん「上記記事」より

「100問100答」で5,000字使ってしまったので「教えてください!」は別枠で書きます。

野やぎさん自身がいくつか例を挙げてくれてますが、私は「インターネット創作でよかったこと」で少し。
私、別の場所ですこーしだけ短編小説を書いてたことがあるんです。これは当時私とつながってた人しか知らない(と思う)、本物の黒歴史。100問100答にも出してる「黒歴史サイト」がそれにあたります。

5.創作を始めたきっかけは?
学生の頃に図書館に入り浸り…ではなくて。4.で答えた黒歴史サイトで小説書いてるお友達がいて、話を聞くと「ポケモンの二次創作小説を書こうと思ってるの!」というので私も企画に乗ったことがきっかけ。
当時そのサイト内で「なりきり」が流行ってたこともあって、つながってくれた人はポケモン好きが多かった。次第に私の興味はポケモンからモンハンにうつって、当時ハンターさんだった子たちを巻き込んでモンハンの二次創作を書き出した。
うるら「創作は迷路である」より

サイトの名前を出してもいいなら「GREE」です。ご存知の方……いないか。いたらすごいな。mixiとかモバゲー(古いな!)じゃなくてGREE。グリーングリーンでもグリーングリーンズでもなくて、GREE。
野やぎさんの「冒頭3行選手権」は、たしかGREEのことを書きました。

SNSに入り浸る結果を招いたGREE、実はまだしぶとく残ってます。だけど使い勝手が悪いので秘密基地と化してて、私がつながってる人も当然ログインはしてませんでした。もう過去の遺産。遺してきたお宝はすでに掘り返されてて、残ったものは文章(黒歴史)だけ。

私とつながってる人の名前と性格の使用許可を得て、私が適当に選んだ竜とタッグ組ませて物語を進める企画でした。お気に入りのペアもあって、設定だけはまだ生きてます。
昨夜、そのGREEに久しぶりにログイン。当然誰もおらず。謎の詩を置いてった人がひとりいただけで、残ってるのは「俺たちの夏はこれで終わり」っていう虚しい感じ。
自分で書いたものを、流し読み程度ですが読んできました。10人ぶんくらい書いてたのかな、結構な量になってました。あとで拾ってこようかなあ。
データはガラケー(当時はガラケーのメール機能使って書いてた)からの送信で投稿が可能で、ログインしっぱなしで書くなんてことしなくてよかったんです。日記の投稿は重宝しました。いやー懐かしいね。

最初はね、そんな感じでした。
年月が経つにつれて、GREEを飛び出して各々がホームページをつくって(もう畳んじゃったけど)、そこに同じものを投稿。ただしこっちは設定からなにから自分で組むタイプのやつで、私はホームページ作成の知識そのものがなくて、めっちゃ簡素な感じで組んだから訪問者もほとんどいませんでした。実際の世界でみんなと顔を合わせるようになった時、このことはすっかり忘れてたんで話題にも出せなかったんです。
ああ、言っときゃよかったかな、って。でも画面上の彼ら(文字列判断)と画面の向こうの人間さま(ご本人)は私が書いてた設定と合致。いや私が強制的に寄せたから似てて当然、というかご本人方に許可取ってるから合致してなきゃおかしい。

そして私は「作家になる」という、可能性は薄くても憧れられる希望を持ち始めました。
小説以外でも作家やん、と気づいたのはいつかな。note書き出した頃かな。GREE時代は「クリエイター」なんてかっこいい言い方は知りませんでした。
GREEでも小説その他の作品を投稿してた人は少なからずいた気がするけど、ただし文字数制限みたいなものは当然あって。私のやつはかなりの量だったんで3つくらいに分けたのかな、連続投稿みたいなことしてました。

長い時間を経て、もうそこにつけた足跡を擦る人もいない、隠れた遺産──失われつつある場所? というのが、私の創作との出会いです。
GREEがなければ創作することもなかったし、Twitterも始めなかったし、転職もしなかったし、「真夜中にインターネットの世界をふらつくこと」もなかったでしょう。

 ──

これを書いてる時、とっても嬉しいことがひとつあったんです。

これ、推薦図書のタグつけて書いた記事が「スキをたくさんもらえたよ!」ってことでnoteからお知らせいただきました。
16くらいで言われるんだ……なんか軽いなってなっちゃったんですけども、20以上ついてる方もいたから、スキの数ってもしかして評価につながらない? ビュー数はよくわかんないから、あんまり気にしてないんですけども。
あっち(お絵描き企画)はスキが90ついても、参加者の数と比例しない量だったから。

で、違うんです。なにも違くないけど、違うんです(?)
このツイートをして数日経った頃、著者の清水博正さんが「いいね」つけてってくれたんです! そのあと「書いてくれた方が〜」と引用リツイートまでしていただけました! 嬉し!!

こういうことがあるから、インターネットって恐ろしいけども可能性は秘めてるんだな、と実感しました。


以上が、私の「インターネット創作でよかったこと」になります。
・原点になる人たちに会えた。
・公開する場所を与えてくれた。
・よくも悪くも「批評」が来るもんだと理解。


バズったことはないけど、バズったら「そういう感じのことを言い続けなきゃいけない」に囚われそうだから、バズってほしくはないかな……

私の場合は大抵「コメントもつかず」が大半だったから、コメントついた時はめちゃくちゃ嬉しかったのは事実です!!

いただいたサポートは「自分探し(できてないけど)」のために使わせていただければなぁと思ってます。