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30代の社会人学生「知ること」がもっと好きになった。#私の学び直し

「今期の! この科目で司書課程が修了予定!」
これは2023年春期の話。いまだに演習問題は苦手だけど、中のことを知るのは、やっぱり楽しい。

これで、書架の森に迷い込んでも、目的の本が(おおよそのあたりをつけて)探せるようになった…はず。

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2022年の10月に入学しまして、初期に取った科目が「初年次セミナー」「レポートの書き方入門」でした。
私、生まれてこのかた、ちゃんとしたレポートを書いたことがありませんでした。文章書くのは好きなくせに「作文を書きなさい」が「あなたの考えを論じなさい」になった途端に詰まっちゃって書けないんです。しかも小説とか読書感想文とかと違うから、思ったことをそのまま文章に乗せて書けない。これが一番つらかった思い出しかありません。
なんでって、好きに書けないから。
ほかの科目も悩みながら書いて提出したけど、単位は取れてました。成績は教えません。

うるらさんのことは「レポートの書き方入門」の最初のレポートがとても気合が入った内容だったので、覚えています。

教授の返信より

そんなこんなで2年が経って、とある「えん」があって、当時「レポートの書き方入門」の担当をしてた教授とつながることができました。その返信は忘れることができなくて、今でも勝手に励みにしてます。
励みにしてる、っていうのは変かもしれないけど、通信制大学は「ザ・孤独」みたいな感じがあるから、こういうのがすごくありがたく感じるんです。
でも「気合が入った内容」としてうまく刺さってくれたのは、教授の研究分野に少し足を突っ込んでたからであって、そのテーマで書かなかったら、そのあとの「ありがたい」展開には至らなかったはずです。

2021年の秋から数えて、次が3回目の秋期だから、3年生? になるわけですが。
「初年次セミナー」の担当教員から「通信制大学を最短の4年で卒業する人は少ないし、4年で卒業するほうが難しい」と感想レポートのコメントをもらったことも、気楽に考えられるようになったきっかけだったのかもしれません。
社会人学生であることを踏まえての言葉だと思うんですけど「急がなくていい」ってわかった瞬間でもありました。

支えと励み(返信とコメント)もあるし、ちゃんと添削もしてくれる。
時間は待ってくれないけど「ここ」は待っててくれる。

司書と学芸員以外にも学んでみたい科目が増えちゃったのは、毎月の交流会の影響も強いです。ありがたいことに、ほかの学生さんが教えてくれる「おすすめ科目」に興味を持つ、なんてこともあります。
著作権法、民法、刑法、心理学、もろもろのビジネス・スキル、効率のいい学習ノート作成術、読書法、人間学などなど…司書と学芸員以外だと「著作権法」と「民法」は勉強したい。
「著作権法」は生成AIの問題以前にも興味があったし、司書資格の勉強にもたまに出てきて「著作権法で引っかかるから、ページ全体を複写することはできない」っていう規定があるのを知って、だから図書館にコピー機はあっても、職員に頼まなきゃコピーできなかったんだ、と初めて知りました。
「民法」は家庭環境だの生活面だので知っといたほうが有利だと思ったからっていうのが理由です。最初に取った「刑法総論」がわりとおもしろくて、それなら刑法各論も取ろうかとか、民法はどうだろう? とか、いろいろ考え始めたわけです。それを仕事に活かすのか? と聞かれたら「わかりません」って答えちゃうけど。

やっぱり「知ること」って楽しい。
高校までは「勉強嫌だな(特に英語)」でした。それが、大学(オンラインだけど)で学習を始めたら「勉強楽しい」「あれもやりたい」に変わってました。
文系とか理系とか、体系的に分かれてるわけじゃないのと、必須科目がないからかもしれないけど、たぶん、レポートのコメントとメールの返信と、知り合った学友の影響も強いんじゃないかと思ってます。
もちろん、いい意味で、ですよ。

#私の学び直し

いただいたサポートは「自分探し(できてないけど)」のために使わせていただければなぁと思ってます。