いつか来る終わりに

こんにちは!

最近になって"精神の安定と酒と煙草の量は反比例する"ということを実感しつつあります。

うるみるです。

1年前の夏にセフレ沼にドボンしてから毎日のようにあらゆる手段で異性と連絡を取りハッピーセックスライフを送っている私ですが、実は長い間関係が続いている、という人はほとんどいなかったりします。Tinderで出会った相手とのセックスはある意味賭け的な要素が多く含まれるため、セックスした後に何か合わないなと感じてしまったらそのままLINEブロックでサヨナラ。全く世知辛い世の中です。(世の中のせいにすんな!)

所謂"セフレ"的な存在になったとしても、大抵は2~3ヶ月で連絡が途絶えてそのまま放置→その後LINEが来ても無視→音信不通のパターンが8割。たまにめちゃくちゃ相性も良く気の合う男性に巡り合えることもありますが、お互い仕事や学業が忙しく予定が合わなかったり、そもそも距離が遠かったり、本当に気を許せるかつ頻繁に会えるセフレには出会えていない、というのが現状です。

これも全て、私が「期待しない」浅い関係ばかり求めるようになってしまった弊害なのだと思います。

異性に恋人のような強い繋がりを求めることで、期待していつか裏切られるのが怖い。誰かから期待されるような人間的魅力も持ち合わせていない。ならば、寂しい夜に身体を重ねるだけのチープで薄っぺらい関係のままで、曖昧な関係のままでいい。そう思うようになって、"付き合う"ということを避けるようになりました。

Tinderで出会った相手から告白をされることもありました。大抵は恋愛慣れしていない男性でした。きっと勇気を出して言ってくれたであろう告白をどこか他人事のように眺めながら、「貴方はなんにもわかってない」と思う自分がいました。

また「うるみるちゃんは特別だから」と言われたこともありました。特別?セックスするだけの関係に?この人はいったい私に何を求めているんだろう。私を特別と言っておきながら、数日後にはそんなことすっかり忘れて他の女を抱いている癖に。そんな薄気味悪い感情が頭の中を支配し、素直に嬉しいと思えなくなってしまいました。

こんなことを繰り返していれば、恋人はおろか好きな人もできません。そもそも異性に気を許すつもりがないのですから。

そして、セフレのような曖昧な関係には常に"終わり"が付き纏います。

今私がいなくなったら、この人はどうなってしまうんだろう。永遠に止まったままのLINEのトーク履歴を何度も見返して、絶望的な気持ちになるのかな。でもきっと数ヶ月後にはそんなの無かったかのように明るく振舞って、また新しい女に手を出すのかなぁ。

私のことも、たまには思い出してほしいなぁ。

人間は忘れる生き物です。そして誰かを失った痛みを他の誰かで癒し、それを繰り返す事で自我を保っているような弱い生き物でもあります。弱いからこそ、たとえ浅い関係でも繋がりたいと願う。そんな人間が、私はとても好きです。


最後に、私の好きな川端康成の有名な一節を書き残しておきます。

別れた男に、花の名前を一つは教えておきなさい。  花は毎年必ず咲きます。

ここまで読んでいただきありがとうございます。それではまた!




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