著書紹介『明日の話をしましょうか』
文字数の制限がないnoteなので、自創作BLを紹介。今回はKindle専売でセルフパブリッシングしている『明日の話をしましょうか』です。
こちらはAmazonKindle用に書き下ろした作品になります。本作序盤をダイジェストにして、どどんとご紹介です!
「お金を払うので付き合ってもらえませんか」
コンビニエンスストアで夜間アルバイトをしている徳井幸生(ゆきなり)は、客の男性に突然そう切り出された。
怪しみながらも、当時金欠に陥っていた幸生は、バイト終了後に男性から詳しい話を聞く。
三井和紀と名乗った男性が言うには、両親と縁を切るためにゲイを装いたい。恋人役として、演技を手伝ってくれないか、ということらしい。
自分に危険が及ぶわけでもない。金銭も手に入る。幸生はしばらく考えた後、彼に協力することを決めた。
その後、和紀と連絡を取りながら計画を練っていく幸生。自身の両親の顔も知らない幸生は『親と縁を切りたい』という和紀の姿勢に、本当にそれでいいのかと迷う。だが、金で雇われた身で何が言えるというのだろうか。悩みながらも和紀と当日の芝居を終え、報酬も受け取ってしまった。
その帰り道で幸生は、和紀から改めて友人として付き合わないか、と誘われる。鬱屈した毎日をただ過ごしてきた彼は、そのまま和紀と友好関係を結ぶこととなった。
和紀との友好以外は以前と変わらない生活を送る幸生に、ある日不幸が訪れる。親代わりとして彼を育ててくれた祖母が、長い闘病生活の末に亡くなったのだ。
哀しみの中葬儀を終えると、いつも幸生を玩具のように甚振ってくる叔母が現れる。今住んでいる祖父母の家は、既に叔母のものだと言うのだ。
このままここに住みたければ家賃を払え。できないのならば出て行け、と。
何もかもを奪われる形になった幸生は、これまで酷い仕打ちをしてきた叔母に復讐してから死のうと決意する。
祖母の初七日の席で、これまで叔母に受けてきた性的な虐待のことなどを親族一同に暴露し、彼は着の身着のままで家を出た。
自らの命を捨て去ろうと、宛もなく彷徨い歩く幸生。雨に打たれながら死に場所を探す彼を発見し救い上げたのは、数ヶ月前から友人として付き合ってきた和紀だった――
過剰に両親から干渉を受ける営業マンと、両親から捨てられた境遇のバイト青年。
幸せを見失った二人が寄り添って生きていく。そんな年の差ルームシェアBL。
BLではあるものの、どちらかと言えばヒューマンドラマの色が強めです。何かと不憫な青年ユキ(幸生)を幸せにしたい話になっています。
一応セルフレーティングはR18にしてありますが、描写は控えめ&少なめ。
境遇は悲惨なものの、メイン二人は割とほのぼのした空気かなぁ、と思います。
こちらの作品『明日の話をしましょうか』と、お色気多め近親BL『雨が連れてくる』シリーズ、両作品のキャラクターを描いたイラスト集『うろこロジー』をセルフパブリッシングしています!
詳細は↓↓の著者ページよりどうぞ♪
KindleUnlimitedにも対応しているので、登録している方は無料で読めちゃいますよ。よろしければお手に取ってみてください。
ではではー、またお会いしましょう。洞施うろこでした。
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