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【PDCAサイクルだけではヤバイ】VUCA(ブーカ)の時代を生き抜く思考


こんにちは。

URNATS(ウルナッツ)です。

今回は【PDCAサイクルだけではヤバイ】VUCA(ブーカ)の時代を生き抜く思考というお話をします。

■この記事を読むことで学べること。

VUCA(ブーカ)の知識。
OODA(ウーダ)ループの理解
OODAループのメリット、デメリット
VUCA時代の対応方法
■この記事を読んで欲しい人。

PDCAサイクル脳の人
40歳から50歳のビジネスマン
これからバリバリ仕事をやっていきたい人


結論:VUCA(ブーカ)の時代を生き抜く思考

OODAループ思考の体現です

現在の世界は目まぐるしく変化しております。先月通用していた事が来月には全く通用しないような時代に突入しました。予測を立てても全く当てにならない、将来の予測が困難な状況を一言で表したのが「VUCA(ブーカ)」です。そしてこのような時代を「VUCA(ブーカ)時代」と呼ぶようになりました。この時代に対応するべく個人としてもVUCAの知識とVUCA時代を生き抜く思考が必要です。

【PDCAサイクルはもう終わり】VUCA(ブーカ)の時代を生き抜く思考

VUCA(ブーカ)とは?

そもそもVUCA(ブーカ)を知らない方に解説です。

VUCAとは「Volatility:変動性」、「Uncertainty:不確実性」、「Complexity:複雑性」「Ambiguity:曖昧性」という4つの単語の頭文字からできた造語です。

VUCAは元々、冷戦終結によって核兵器ありきの戦略から不透明な戦略に変わった1990年代の状態を表す軍事造語でした。2010年に入り、ビジネス、社会の変化が激しく不確実な社会情勢に突入しました。そこでVUCAという言葉が転用されるようになったのです。

Volatility:変動性
「Volatility:変動性」とは予測不可能な変化が激しい状態のことです。
IT技術の急速な進展により、新しい商品、サービスが次々と生まれております。私たちが使用している「スマホ」、「SNS」も5年前に比べ想像もできないレベルに進化しております。企業も既存の手法だと完全に取り残されます。

Uncertainty:不確実性
「Uncertainty:不確実性」とは不確実な事が多く、今までの概念が通用しなくなっいる状態のことです。
不確実性が高いと計画を立てるのが困難になります。特に2020年は新型コロナウィルスの影響で全ての計画がパーになった個人と企業が多いと思います。どれだけ前準備をして計画を立てたとしても政界、環境の変化により確実性がないものになってしまいます。

Complexity:複雑性
「Complexity:複雑性」とは要素、要因が複雑に絡み合っていて、一つの解決策を導くのが難しい状態のことです。
今までは解決できた問題も、過去の経験に頼っていると解決できないぐらい複雑な時代になっています。何かを生み出す時は単純なアイディアでは通用しなくなり、網羅的な要素を求める時代です。既存の枠組みを超えた商品、サービスを融合することで革新的なことを生み出すことも可能です。

Ambiguity:曖昧性
「Ambiguity:曖昧性」とは絶対的な解決方法が見つからない曖昧な状態のことです。
曖昧な時代だからこそ自らの直感、感覚を信じて判断する事が何よりも大切です。今までは経験に頼り解決してきました。しかしVUCA時代は今までの経験が通用しなくなる時代に突入しております。それだけ様々な要素が複雑に絡み合い、驚くようなスピードで変動しているのです。この曖昧性に対応するには学習、研究をし続けることです。

このVUCA(ブーカ)時代を対応するにPDCA(ピーディーシーエー)サイクルではなく「OODA(ウーダ)ループ」です。

PDCAサイクルとは?

PDCAサイクルご存知の方も多いと思います。

PDCAサイクルとは「Plan:計画」、「Do:実行」、「Check:評価」、「Action:改善」を繰り返しを行い目標達成にコミットすることです。
PDCAサイクルは「ある程度予測ができ、想定外の状況が起きない」という前提でPDCAの「Plan:計画」から始める事ができました。企業の上層部はPDCAサイクル脳が多いように感じます。なぜなら今までは予測ができましたし、PDCAサイクルで結果も出してきたからです。

しかし今はVUCA時代です。PDCAサイクルで目標達成に取り組むと変化に対応できなくなります。その理由はPDCAサイクルの欠点は柔軟かつ迅速な対応ができない事です。じっくり計画を立ててから行動に移すとその計画を実現させる事が目標、目的になってしまいます。重要なのは本質目標です。

結果PDCAサイクルだけでは、VUCA時代に対応できず置いてきぼりになるでしょう。

そこで重要なのがOODAループです。

OODA(ウーダ)ループとは?

OODAとは、「Observe:観察」、「Orient:情勢への対応」、「Decide:意思決定」、「Act:行動」の4つの言葉の頭文字をとった造語です。

元々は軍事行動における指揮官の意思決定の思考でした。そこから発展し創造的行動哲学となりました。OODAループ理論は世界中の軍隊で採用され、戦略の考え方を大きく転換しました。今ではシリコンバレーを始めとするビジネス界でも基本戦略として採用されています。そして様々なビジネススクールでも教えられている理論です。

OODAループとは
Observe:観察
Observeは「見る」、「観察する」という意味です。ビジネスにおいてはマーケット(市場)、ターゲット(客層)の外部情報、状況変化をしっかり観察しデータを収集する事が大切です。

Orient:わかる、状況判断を行う
Orientは「わかる」、「状況判断を行う」という意味です。Observeで収集した情報をもとに今の状況をしっかり判断します。今の最新の情報で状況を判断されるため時代対応に適しております。

Decide:決める、意思決定
Decideは「決める」、「意思決定」という意味です。Observeで集めたデータと情報を、Orientによって分析し状況が分かり、判断をする事で本質で具体的な意思決定をします。

Act:実行、行動
Actは「実行」、「行動」するという意味です。Decideによって決定した内容を実行します。

そしてAct(実行)した結果からまたObserve→Orient→Decide→ActまたObserve・・・・と繰り返す事がOODAループです。


OODAループのメリット、デメリット

OODAループにもメリット、デメリットは存在します。メリット、デメリットを理解し活用する事でさらに状況判断力が高まります。

OODAループのメリット
なんと言ってもOODAループの最大のメリットは意思決定のスピードの早さと予想外の出来事への対応力です。

OODAループは直感的は決断力や実行力が高まります。「じっくり考えて行動しよう」のオールドタイプではなく、「まずはいったんやってみよう」のニュータイプの思考です。そして情報を収集するために社員との意見交換も活発になり、職場の雰囲気も明るくポジティブな雰囲気になります。その結果コミュニケーションの量も増え社員と、良質な信用関係を築く事ができます。


OODAループのデメリット
OODAループのデメリットは状況対応のスピードが早いため検証の時間が短く、綿密な精査ができない事。

もしかするともう少し実行する事で大きな結果が出たかもしれないのに、早い状況判断で修正してしまうのでOODAループのデメリットです。十分な検証を必要とする取り組みにはOODAループは向いていないです。


最後に


今回は【PDCAサイクルだけではヤバイ】VUCA(ブーカ)の時代を生き抜く思考をご紹介しました。

まとめと復習です。

VUCAとは・・・「Volatility:変動性」、「Uncertainty:不確実性」、「Complexity:複雑性」「Ambiguity:曖昧性」という4つの単語の頭文字からできた造語です。
VUCA時代とは・・・ビジネス、社会、個人、市場などの環境が急速に変化することで将来の予想が困難になった時代です。
PDCAサイクルとは・・・「Plan:計画」、「Do:実行」、「Check:評価」、「Action:改善」を繰り返しを行い目標達成にコミットすることです。
OODAとは・・・「Observe:観察」、「Orient:情勢への対応」、「Decide:意思決定」、「Act:行動」の4つの言葉の頭文字をとった造語です。
OODAループとは・・・目標、目的に向かってObserve→Orient→Decide→Actを繰り返す事がOODAループです。
OODAのメリット・・・意思決定のスピードの早さと予想外の出来事への対応力です。
OODAのデメリット・・・検証の時間が短く、綿密な精査ができない事。


補足です

大切なのは状況と場面に応じてOODAとPDCAを使い分ける事ができるハイブリット脳です。
あなた、組織、会社の目標達成のために必要なメソッドを活用して最高のビジネスライフにしていきましょう。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

https://urnats.com

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