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USCPA受験記 ④AUD

こんにちは。うりぼんです。いよいよUSCPA受験記も最後の科目AUD編まで到達しました。いや〜感慨深いですね。私のUSCPA受験はAUDに始まりAUDに終わると言っても過言じゃないです。たぶんこれまでのどの科目よりも長編になるので覚悟して読み進めてください。ではAUD編スタートです。

1. はじめに

私の中でAUDは他のどの科目とも違いました。これまで基本的に資格試験は全て我流で突破してきましたが、この科目のみそれが全く通用しませんでした。ええ、間違いなく挫折でしたね。これまでの勉強法がどんなもので、何故通用しなかったのかは後段でお伝えしようと思います。

私のAUD受験はFAR合格後から始まり、この科目が最終合格科目となりました。その間、2度もfailしております。期間でいうとおよそ7ヶ月もの間、この科目に苦しめられていたわけです。それぞれの期間で全く違った景色を見ていたので分けてお伝えいたします。

2. AUD受験

① 1度目の受験

私が初めてAUDに挑戦しようと思ったのはFAR合格後の令和4年9月のことでした。当時、FARを1ヶ月半でクリアしたこともあり、正直この試験はちょろいなと思っておりました。巷ではFARが最難関、FARが終わればこの試験の7割が終わったも同然等の謳い文句が喧伝されていたこともあり、すっかり有頂天になっていたわけです。

そんな浮かれ気分で迎えたAUDですが、1度目の受験ではFARの勉強法を踏襲しました。具体的にはテキストは一度のみ読んで1 chapterごとに対応するMC問題を解くスタイルです(ちなみにこのスタイルは後のBEC、REGでも同様でAUD以外はこのスタイルで一発合格しております)。

この時はAUDの全体像が全く見えずに一対一対応的な学習でした(例えばGoing concernについて開示が適切になされている→unmodified with emphasisみたいな感じ)。とりあえず知識を積み上げればケーススタディも対応できると思っていたのですが、そんなに甘くはなかったですね。というよりもこの科目は知識の積み上げで攻略するものではなかったです。

結局、1度目の受験ではリリ問を3年分程度、アビ模試、MC2周とTBSとFARと同程度の対策をしました。9月から勉強をスタートし、10/16に受験しましたが結果は71点でfailでした

② 2度目の受験

2度目の受験は1度目から少し空いて12月頭からスタートしました。というのも、私の本業はCFA level3 candidateでして11/25にlevel3を受験していた為です。当然、1度目のfailから2度目の受験スタートまで一度もAUDに触れておりません。ただ、2度目の勉強をスタートしたわけですが、幸いにも前回の記憶が残っていた為、テキストを読まずに問題演習から始めました。後で考えるとこの選択が一番の敗因でした。

AUDの2度目の受験期間中、何故1度目の受験が失敗したのか考えていたのですが、日が空いてしまったこともあり演習不足と結論を出してしまいました。なので、ここからAUDは永遠に演習を繰り返すことになります。同時期にBECを並行していたこともあり、AUDの inputは1度目のテキスト読み込みのみでした。演習自体はリリ問も解けるだけ解き、MC演習も正答率99%まで仕上げたので正直いけるだろうと思っておりました。

そして、迎えた12/26、クリスマスの次の日でしたが因縁のAUDと決別できるならと喜んで受けに行きました。しかしながら、手応えは悪くTL2が完全に易化した為、絶望しておりました。試験を受けている最中に明らかに知識が体系だっていないことが大きく足を引っ張っていることに気づきました。微妙に異なるシチュエーションについて正しく反応することが出来ないのです。結局、この日に受けたAUDで73点と2度目の敗北を喫しました

③ 3度目の受験

2度目の敗北でもう今までの自分の勉強法が通用しないことを悟った私。他に何をすれば良いかも分からず、完全にメンタルブレイクしておりました。正直、この時点でUSCPA撤退を真剣に考えておりました(過去ツイ載せておきます)。

今見返しても情けなくなるぐらい凹んでましたね笑。どうすれば良いのかほんとにわからなくなった私は一旦AUDから離れる決意をしました。

三度、AUDに挑戦する決意をしたのはREG受験終了後の3月です。3/13にREGを受けたわけですが、次のスコリリを待ってAUDをスタートするのも時間が空いてしまう為、思い切ってREGスコリリcut off内で受験することにしました。

2度も敗北している自分の勉強法では既に通用しないことがわかっていた為、Twitter校の先人のお知恵をお借りすることにしました。僕が参考にさせて頂いたのはゆづきさん(@Yuduki_doronjo)や東大卒おーえるさん(@7EN87RSrc9ChSzZ)です。私が今回合格できたのもこのお二方の勉強法を参考にしたからだと思ってます。

基本的にはテキストをひたすら読み込みました。問題演習はMC問題を一度解き直したのみです。実際のところ、演習なしでテキストを読み込むだけでは凄く不安でしたがこれが大正解でした。問題を解かずとも読めば読むほど知識が有機的に結びついていくのがわかりましたね。3/27に3度目のAUDを受けた時も正直、合格したなと思ったほどです。明らかに過去2回とは手応えが違いました。受験直後の振り返りツイートを載せておきますので、ご参考にしてください。

AUDについてはいかにして監査、証明業務にまつわる諸々の手続きを自分の理解に落とし込むかが重要なのでテキストを最低3回は通読してください。

3. 最後に

以上、私のAUD受験記でした。私にとってUSCPA受験はAUDとの闘いの記録です。2度もfailしましたがそれでも最後は82点でpassできたので、正しい勉強法で対策を練ることがどれほど重要か身に染みてわかりました。

他の方もおっしゃっているようにUSCPAは各科目ごとに様々な特徴があるので、どれかで沼ることも往々にしてあると思います。沼の中ではいくらもがいても暗闇から抜け出せない不安に襲われますし、逃げ出したくなります。然し、自分もそうであったようにUSCPAは先人の轍というとても心強い支えがあります。行き詰まった時は是非、他の方の勉強法も試してみてください。ブレイクスルーのきっかけになるやもしれません。私のnoteもどこかの誰かの一助になっていれば幸いです。以上、USCPA受験記でした。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

ではでは。

うりぼん


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