見出し画像

高級志向の居酒屋バイトはJTC勤務の疑似体験だよねって話

おはようございます。うりぼんです。今日は少し路線を変えて短いお話を。

よくTwitterで高学歴こそ飲食店でバイトしろって話見かけませんか?コミュニケーション能力が無いから、苦労を知らないから(勉強のそれとは別)とかそういう理由で言われている面もありますが、もっと深掘りすると面白いんですよね。

ここからは私が実際に居酒屋バイト→典型的JTC(伝統的日本企業の略)の流れを踏襲して思ったことをお伝えします。

① 居酒屋バイトとJTCの共通点(内部要因)

唐突ですが居酒屋とJTCって結構似てると思うんですよね。こんなこと言うとJTCを舐めるなと罵詈雑言の嵐になりそうですが。笑
内部要因っていうのは大分類でカテゴライズした方がわかりやすいので、もう少し細分化します。 

1. 組織構造

居酒屋って実は結構ポジションがはっきりしてるんですよね。小規模店なら当てはまらないかもですが、大抵の居酒屋は板場、ドリンク、ホールの3つに分かれてます。板場は調理、ドリンクはアルコールの提供、ホールは運搬、オーダー、接客、会計等ですね。焼き鳥屋さんだとこれに焼き場と呼ばれる焼き専門のポジションがあったりします。

それぞれが持ち場の仕事をこなしつつ、忙しさの程度で違うポジションのヘルプをするのは普通にあるので割と流動的なんですよね。JTCでも部署等の垣根はあまり越えないですがその中では普段やらない仕事をやらなければならない場面って結構多いですよね。自分の持ち場じゃ無いは通用しないので、居酒屋バイトを経由してればここら辺はすんなり適応できますね。

2. 人間関係

典型的な居酒屋だと店長>社員>先輩バイト>後輩バイトって序列だと思います。たまにオーナーが来ると絶対だと思ってた店長の地位が揺らぐのがJTCの役員と部長の関係みたいで面白いですよね。

上述したように居酒屋ってヒエラルキーが割とはっきりしているので、かなり体育会系の職場なんです。勿論、途中から入った歳上バイトよりプロパーの歳下バイトの方が格上です。話す時はタメ語かもしれませんが、居酒屋バイトは圧倒的に経験がものを言うのでここの地位を実力で逆転してるのはあまり見かけませんね。この関係がJTCで言う新卒歳下社員と中途採用歳上社員に似てますね。

3. 仕事内容

1の組織構造でも書いたように居酒屋バイトはかなり色んな業務を任されます。しかも、調理では基本的にレシピにかなり忠実に(サラダだとレタスは何枚、トマトはこの切り方とか)決まってます。特に高級志向のお店だといつ行っても同じクオリティを求められるので、みんなルール通りに作ってます。これは社内規定、事務手続きに厳格なJTCと同じですね。ちなみにアルコールだとプレミアムモルツのグラスのこの文字のこの線まで原液を注いで、そこから泡を注ぐみたいな決まりがあります。

接客ではシュチュエーションごとの挨拶の仕方を「てにをは」からきっちり指導されるので「てにをはおじさん」に早くから遭遇できます。

② 高級志向の居酒屋とJTC(外部要因)


次は外部要因ということで。つまるところ客層とコミュニケーションです。高級志向のお店だとハイソなサラリーマンだとか社長とかがターゲット層なので、JTCで普段接する層を相手に仕事をします。ここで言いたいのは、こういったお客様に対して接客をすることってビジネス感覚を養うには最適だということです。

相手は安くないお金を払う人たちなので要求水準って結構高めです。実際、自分もビールの注ぎ方(客席から見えるタイプだったので)、グラス・お皿の運び方、言葉遣い、接客態度等で結構お客様から突っ込まれたことがあります。相手からすると我々はただのサービサーなので。ただ、慣れてくるとこのお客様にはこの対応、注文を取る時の相手の感じで接客態度を変えられるようになります。いかに相手を怒らせずに、楽しんで何事もなく帰っていただくかを考えるようになれればそこまで難しいことではないです。そのうち、追加でドリンクを取るタイミングもばっちりになります。これって結構ビジネス(とくに営業)の基本なんですよね。

ここで言いたかったのは、居酒屋バイトとしてのお客様の接し方とJTCでの目上の上司、取引先との接し方って共通項多いよねって話です。

③ まとめ

あんまりまとまって無いですが、以上が自分が思う居酒屋バイトの経験で得られるJTC勤務の疑似体験についてです。実際に学生の頃に居酒屋で働いてた方にはノスタルジーを、これからバイトを探す学生には示唆を与えられれば幸いです。

ではでは。

うりぼん


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?