ノート強化月間〜サイズの話
ノート強化月間だ!さぁさぁノートのことを考えるぞ!と思っても、何から始めれば良いものか。
サイズ、紙質、綴じ方、罫線、厚みなどなど、ノートを作る要素は本当にたくさんあります。
どれもとっても大事だけれど、まずはサイズから考えてみようと思います。
ノートにおけるAとB
ノートにおける「A or B」は2つありますが、今日は「A判orB判」の方の話をしたいと思います。
「A判、B判って?」と思う方でもA4、B5と言われれば「あぁ、それね」となるでしょう。
ざっくりと言ってしまうと、A判は世界共通のサイズ(元々はドイツで使われていました)、B判は日本独自のサイズです。
A判もB判も、二等分すると数字が上がります。
A4の半分がA5、A5の半分がA6といった具合です。
実はB判には世界共通のISOのB判と、日本独自のJISのB判があります。
JISのB判は韓国などでも使われているようですが、欧米でB5というと日本とは別のサイズが出てきます。
昔、学校からのおたよりはB5サイズが多かった気がしますが、社会に出たからか、はたまた1993年に厚生労働省から「各省庁で使われるすべての行政文書の規格をA4とする」という指針が示されたからか、最近は書類といえばA4になっていますね。
Aのメリット、Bのメリット
では、A判とB判、どちらを使うのが良いのでしょうか。
まず、A判のメリットですが、種類の多さが挙げられます。
日本だけでなく、他の国で作られているノートもA判なのですから、当たり前ですね。
そして、もう一つの大きなメリットは、他の物との相性の良さでしょう。
自宅のプリンターに入れる用紙サイズをA4にしている方は多いでしょうし、お取引先などから受け取る書類もほとんどがA4だと思います。
ノートがA4サイズならそのまま、A5サイズなら書類を半分に折ってノートに挟んだり、貼り付けることができます。
さて、B判のメリットはどうでしょうか。
B判ノート、特にB5判ノートを愛用している方からは「昔から使い慣れたサイズだから」というのを一番良く聞きます。
書類をA4に統一する流れが始まったのが1993年、完全にA4が主流になったのはそれよりもずっと後でした。
なので、今の大人には「学生時代はずっとB5のノートを使っていた」という方がとても多いです。
B5ノートをずっと使っていると、A4サイズはとても大きく感じます。
私自身も、A4サイズは紙面が広すぎて使いにくく感じてしまいます。
A4だと大きい、A5だと小さすぎる…という方にとって、B5サイズのノートは痒いところに手が届く絶妙なサイズ感です。
ビジネス用のカバンを選ぶ条件として、A4サイズが入るというのをあげる方も多いですが、「たくさん物が入っているカバンから立ったままA4サイズのノートを取り出すのは角がひっかかったりして大変、でもB5サイズならさっと出せる」という意見もあります。
大きい方が良いか、小さい方が良いか
A判・B判の他にも、文庫本サイズやスリムサイズ、正方形など、実に様々なサイズのノートが売られています。
ノートは大きい方が良いのでしょうか、それとも小さい方が良いのでしょうか。
これは、持ち歩くか否か、分冊派か1冊派か、筆記具は何を使うのか、何を書きたい(描きたい)のかなどによって、変わってきます。
どういう用途で使うのか、その際に何を一番重視しているのか。
たとえば私は、必ずA5サイズのノートを使っています。
*荷物が多くなりがちなので、少しでも軽くしたい。
*毎日必ず持って歩きたい(どんな鞄にでも入って欲しい)。
*机の上にあまりスペースがない。
*PCモニターとキーボードの間に置きたい。
*1ページに書く量があまり多くない。
*細字から中字くらいのペンで、大きめの字を書く。
*色々な種類のノートを使ってみたい。
上記のような理由から、A5ノートを使っています。
荷物を軽くしたいなら、もっと小さなノートの方が良いのですが、私の字の大きさだと1ページに書ききれず、1つのテーマを数ページに渡って書くことになります。
そうなると、あとから見返すのが不便です。
逆にA4サイズを使うと、鞄に入らないし、机の上に開いて置いておけないしで、やっぱり不便。
もし私が
*サインペンなどでアイデアをどんどん書き殴っていく
*外出先でノートを使うことがない
*机が広い
*描き込み系のイラストやスケッチを描く
……といった使い方をするのであれば、大きなノートの方が良いかもしれません。
逆に
*細字のペンで小さな字を書く
*カバンは小さめのハンドバッグ
*書くのはメモなどの短文
*用途別にノートを分けている
……という感じならば、小さなノートを選ぶかもしれません。
みなさんはどんな使い方をしているでしょうか。
もしくは、どんなふうに使いたいと思っているでしょうか。
気分転換に、いつもは使わないサイズのノートを使うというのも楽しい物です。
もし、そのノートにしっくり来なくても、それは「今の自分」に合っていないだけかもしれません。
途中まで使ったのにやめるのはもったいない…と思うかもしれませんが、気分がのらないノートを使い続けるのはストレスが溜まります。
それならば、「いつか楽しく使える自分が来るから大丈夫!それまで大事にとっておこう」と気分とノートを切り替える方が良いのではないでしょうか。
合うか合わないか、使ってみないとわかりません。
自分に合う、合わないも含めて、ノートに向き合ってみましょう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?