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「緊張があって笑いがある」嬉野さんの言葉の切れはし#86

他人の目にさらされているという緊張感を、人類の誰もが日常的に抱え持っているからこそ、笑いというものは生まれるんでしょう。
--嬉野雅道

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自分の目の前でカッコよく取り澄ました紳士が、うっかり道端のバナナの皮に足を滑らせて転んだりすると、とってもおかしいわけです。あぁ、この人も他人の目を気にしてなんとか上手くやろうと取り澄ましていたんだなぁ、オレだけじゃなかったんだ、とホッとして、次の瞬間「オレより先に正体さらけ出しちゃって残念残念」と思うと自分が優位に立ててる分、安全な場所から眺められるから思わず笑っちゃうんじゃないかなって思います。他人の目にさらされているという緊張感を、人類の誰もが日常的に抱え持っているからこそ、笑いというものは生まれるんでしょう。
--嬉野雅道

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