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「寺のクリスマス」嬉野さんの言葉の切れはし#325

異教徒の親父としても、世間並みに子供らが喜ぶ姿は見たかったんでしょうね。
ーー嬉野雅道

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嬉野です。
さて、そろそろクリスマスですな。
私の兄貴の誕生日ですな。
うちは実家が寺ですから、当然、親父は坊主です。
世間にそんな分かり易い異教徒の家もないわけでね。
当然ただの一度も我が家にサンタがやって来ることはありません。
しかしまぁ皆さん、世間とはよくしたものでね。
なんと兄貴の誕生日がクリスマスだったので、
「いいか、今日は兄貴の誕生祝いなんだからな」
ということを強く前置きして、しかる後ね、親父は夕方ケーキを買って来てくれまして、ツリーもどっかから用意してね、子供らに飾り付けをさせてくれたものでしたよ。
やはり世間並みに子供らが喜ぶ姿は見たかったんでしょうね。
異教徒の親父としてもね。
ーー嬉野雅道(水曜どうでしょうディレクター)

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