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遊び場をアウトドアにすれば「落ち着きが無い子」ではなく「●●と●●がある子」だと気づく話

「うちの子は落ち着きが無いから気をつけてくださいね」

というお母さんの言葉と共に1日自然塾で一緒に過ごした6歳の男の子、

確かにお母さんと一緒に話をしていても、色々とうわの空な様子。

ともかくお昼ご飯を作るために囲炉裏の準備を始めると、まったく別人に変わりました。

初めての自然体験でいろんな事に興味深々、焚き木を拾い始めたかと思うと井戸を覗き込んだり、木の皮をむしったり、突然穴を掘り始めたりと目の前のあらゆるものを全身で満喫している様子です。

それにつられて他の子ども達も一緒になってはしゃぎます。素晴らしいムードメーカーっぷりに驚きつつ、囲炉裏のリーダーに指名することにしましたよ。途中あっちこっちと興味はそれはしましたが、見事自分達で昼食にありつくことが出来ました。

一日を終えて6歳の彼はアウトドアで、
×「落ち着きが無い」
〇「好奇心と行動力がハンパない」
という具合にお友達からの評判を受けることになりました。

そもそも、子どもをネガティブチックに見てしまうのはなぜ?

これは子どもを見る視点が偏ってしまっていることが考えられますね。決して悪いことではなく、子どものことを大切に考えているからこそ、ついつい心配してしまう。すると、お母さんの子どもを見る視点は一方向からに固まってしまいがちになってしまいます。

×大人しい子 〇落ち着いて物事を見れる子

場所を変えれば見方も変わり、ひょっとしたら隠れた才能の片鱗を見つけることができるかも知れません。
大人しいと思う子は、見方を変えれば落ち着いて物事を見れる子だったり、気が弱い子は、優しい子なんだと思います。

あと、大切なのは色んな人の目から見てもらう事。人の数だけ見方があるからこそ、見方は無数に広がります。時にはお母さんが考えもしなかった方向から子どもの良い所を切り取ってくれることでしょう。

アウトドアに限らず、多くの場所や多くの人が子どもと接点を持てる機会をこれからも作り続けていきたい。そんなふうに思う今日この頃です。


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